【開催見解】第14回園田競馬後半・第15回前半(9/30・10/1~10/2)

 今年の兵庫県2歳馬、最も強いと思われるのは現在2戦2勝のマイタイザン。3勝目狙いはこの水曜日だったのだが、出走馬足らずでまさかの不成立。10月末の兵庫若駒賞から逆算したローテーションを敷いていたのに何たることか…。色んな面で今後へのダメージが心配されるが、非凡な勝負根性を兼備した馬だけにこの逆境も跳ね除けてくれるものだと信じる…。サテメモリアル1000勝へマジック5と迫ったのが大山J、木村、田中の2強が不在と言うこともあり最近は有力馬への騎乗も多く、固め勝ちするケースも度々。そんなワケでメモリアルは今週中となる可能性は高い、ご期待ご注目下さい。

 

 今週の園田競馬は通常通りの水、木、金曜(30、1、2日)の3日間開催で期間中 のメインは2日に行われるA1A2級混合の1700m戦。人気になりそうなのは前走、園田チャレンジカップ(3)着のトーコーニーケ。クイーンカップを見据えているだけに今回は1700mを選択だが、距離の長短はまったく気にならないタイプ、頭数的(恐らく8頭前後)にも当然の上位争いになろう。差しタイプからの浮上はバレーナボスにニシノイーグル。共に勝ちみには遅いものの嵌った時には強烈過ぎるぐらいの末脚、このメンバーなら出番ありだろう。楽逃げになりそうなマイアリエス、実績重視の狙いならマグニフィカも面白い存在になりそう。

 

 1日はA2級の1700m戦がメイン。3連勝中ヤマノボンバーVS復活なったキングブラーボの追い比べが濃厚だが、ひと息入れてみっちり乗り込んだシルクコスモス、どんな流れ、展開にも対応できるブードゥーロアあたりの一角崩しも考えられる。また初めてのダートだが、マイネルテンクウの底力も不気味で。

 

 30日はJRA500万級との交流戦、藻川特別がメイン。実績断然はJRAセトアロー。3月以来のレースがどうかだが、仕上がりは及第点以上と聞くし、大型馬でも初戦から勝ち負けになりそう。フミノインパルスは園田での未勝利交流を勝った後(7)(4)(7)着と500万級でも善戦、しかも今回は1勝を挙げた川原Jとのコンビだけに一層面白くなるかも。迎え撃つ地元勢は3連勝中エイシンホクトセイが大将格、JRA500万級ではまったく歯が立たなかった同馬だが、園田は水が合うようでまだまだ余力を残した走り、あれなら間に合ってもいいものだと。アグネスチャンスは3勝中2勝までが交流戦、揉まれ弱い面があるだけに大外枠もプラスになりそう。

 

 

(文:競馬キンキ 北防 敦)

 

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