【開催見解】第20回園田競馬前半(12/1~3)

 兵庫ジュニアグランプリを制したのはJRAサウンドスカイだった。小回りがどうか?と下手な詮索をしたが、スーッと好位に付けられてはもう手も足も出ない。着差以上に強い内容で勝たれてしまった。[2]着もJRAコウエイテンマで[3]着もまたJRAオデュッセウス、更には[4]着もJRAマシェリガールとなり上位はJRA馬が独占。[5]着が浦和ジョーフリッカー、[6]着が門別ナイスヴィグラス、[7]着ここでようやく地元マイタイザンが出てくる。4番人気に支持され行き振りも悪くなかったが、何せ逃げ、或いは2番手からの競馬しか経験のなかった馬、2角を回って他馬が仕掛けた時に戸惑いが出てしまった。結局は外へ逃げたりでまったく集中して走れず。それでもこの経験は今後にシッカリと生きてくる。次なる反撃の舞台を待ちたい。

 

 サテ今週の園田競馬は通常通りの火、水、木曜(1~3日)の3日間開催で期間中のメインは3日に行われる第58回園田金盃(1870m)出走予定は11頭、その中心になるのは前走、姫山菊花賞を制したエーシンクリアー、兵庫クイーンカップを制したエーシンサルサのエーシン勢、しかももう一頭、前走初めてのA1級で[3]着したエイシンホクトセイもいる。いずれも絶好の仕上がりを見せるだけに今年は栄進軍団のお祭りになる可能性も。ストップをかけに行くのは馬体充実期に入ってきたメイショウヨウコウ、昨年の覇者トーコーニーケ、実力馬ダイナミックグロウ、展開さえ向けばオーケストラピット、久々の中間競馬でニシノイーグルなどなど 。ユニフィケーションには岩田Jも騎乗予定でなかなか見ごたえのある一戦に。

 

 2日はA2B1級混合の1870m戦がメイン。7頭立てと少頭数になってしまったが、4連勝中、充実一途のデンコウガイア、前走のちの10連勝馬に1馬身差まで迫ったクリノロッキー、前走で距離適性を示したクールジャイロの追い比べは実に興味深い。但し、ガイアは前走から背2キロ増の56、ロッキーは久々の長い距離、ジャイロは初めてのA2級とそれぞれに克服しなければ点も…。しかし、これらが更にレースを面白くさせる要因であることは確か。

 

 1日はB1級の1400m戦がメイン。中心は前走、雨馬場に泣いたテラノココロ、まったくいつもとは違ったレースになっていただけに良馬場での反撃は必至だろう。相手は勝ち切れないもののシッカリ粘るアダチヤマ、距離が微妙ながらも2歳時には門別重賞を制したことのあるコパノハート、56キロに戻ってハブーブの巻き返しなど。

 

 

(文:競馬キンキ 北防 敦)

 

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