【開催見解】第12回園田競馬後半(9/7~9)

 先週金曜日に行われた第13回園田チャレンジカップは抜群のスタートを決めたランドクイーンの逃げ切りだった。1角を回る際には前4頭、後ろ5頭で綺麗に馬群は二分され、有力どころはすべて前。相当に速いペースで進んだだけにこれで大丈夫か?とも思ったが、変に抑え込むよりも却ってこの方が良かったようで勝負所を過ぎてもまだ手ごたえは余裕。さすがに最後は脚が上がりタガノギャラクシーに首差まで迫られたが完勝。これで前々走、園田FCスプリントに続き重賞2勝目となった。鞍上は金沢所属の吉原Jだったのだが、その見事な手綱捌きにウイナーズサークル前には地元騎手が勝ったとき以上の拍手、歓声が響いた。

 サテ今週の園田競馬は通常通りの水、木、金曜 (7~9日)の3日間開催で期間中のメインは第25回目を迎える2000勝以上騎手の祭典ゴールデンジョッキーカップ(7日)今年は開催時期が変更なったことによりJRAも成績上位3騎手が揃って来場してくれることに。1230、1400、1700m戦で行われそれぞれの騎手に有力馬も散らばった。まず1230mのファイティングジョッキー賞は前走大楽勝ワンダーグロワール丸野が最有力。背1kg増でもハナさえ切ればまず問題はなさそう。次いでレース巧者ドリームガイド木村、初の1230mで新味発揮なりそうなカノヤルジャンドル山口、前走ハイペースの競り合いに巻き込まれたヒラケゴマ東川の順。

 2戦目1400mのエキサイティングジョッキー賞はレベルの高い走りで1、2、3着のジーベロニカ田中が中心。1角掛かる 面をうまく押さえ込めればセイギノミカタ内田の逆転も可能だし、調教通りに走ってくれればワンダージンテーゼ山口、昇級2走目、適距離に戻してきたゼトス戸崎の台頭もある。

 3戦目1700mのチャンピオンジョッキー賞は単騎逃げが見込めるカノープス岩田に期待。園田馬場を知り尽くした男は昨年の総合優勝ジョッキー。今年もこの男が主役になるかも。手堅い寄せを誇るのがエーブゴールドマン赤岡、イン粘り込みを図るジャストサオネスト木村、距離克服ならホッコーマグマ的場となる。尚この的場Jがこの日が記念すべき60回目の還暦バースデー。最終レースには『的場文男騎手還暦メモリアル』の名称まで付いたのだから一層気分を良くすること間違いなし。大ベテランが通算2度目の優勝を目論む 。

 8日はA2級の1400m戦がメイン。実力伯仲戦だが、頭ひとつ抜けるのはまず崩れることのないコパノジョージ。久々の田中Jとのコンビも後押し材料に。ウインゴスペルは現級でも勝ち負けする力が付いてきた。今回の追い切りも抜群、上昇度ならこの馬か。ハクユウカンベエの前走はA1級への格上挑戦だった。それだけにあの結果(6着)はやむなし。引き続き調子はいいだけに出直しを図って。適距離に戻したホクセツプリンスも木村Jで反撃可能だし、前走JRA勢を一蹴したアサクサセーラには勢いが…。

 9日はA1A2級混合の1230m戦がメイン。前走、笠松で重賞勝利のマルトクスパートがすべてに一枚上。58kgでも殆ど単不動と言っていいかも。次いで前走の久々勝利で一層ムードが良く なったエルウェーオージャ、復調兆しを掴んだナナヨンハーバー、1230m戦は崩れることがないエーシングリズリー。

 

なお、来週の園田競馬は、9/14(水)~9/16(金)の3日間開催で行われますが、開催見解はお休みといたします。ご了承ください。

 

 

(文:競馬キンキ 北防 敦)

 

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