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【兵庫】〔重賞〕第18回 園田プリンセスカップ レース回顧

2016年9月21日

 「逃げ宣言」のエピステーメが先手を狙ったが、ナンネッタ鞍上の大山が「そんなにスタートで出なかったので来られたけど、そこからの二の脚が違った」と振り返ったように、ナンネッタがスムーズな先行態勢に持ち込んだ。コパノアーデン、フィールザファイア、エピステーメが続いたが、向正面でエピステーメは後退。3角過ぎからフィールザファイアが捲って出るも、ナンネッタの脚いろはまったく衰えない。フィールザファイアの手綱を取った下原は「スタートも良かったし、乗りやすかった。でも向こうが強かった。あれは古馬のタイム」と舌を巻いたように、ナンネッタの脚いろは最後まで衰えず、直線で一気に後続を突き放した。勝ち時計は1分28秒9。コパノアーデンは直線伸びず、3着に人気薄のセカンドインパクトが食い込んだ。

 

 ナンネッタを管理する吉行師は、トーコーヴィーナスでグランダム古馬シーズンの総合優勝を決めたばかり。「この子はヴィーナス以上の素質だと思う。1回叩いて成長した。ハナを切れば負けないと思ったよ」と目を細めた。大山も「もっと強くなって大きな舞台で活躍して欲しい」と相棒の活躍に期待を込めた。今後はローレル賞(11月3日・川崎)を目指す予定。

 

優勝馬:ナンネッタ号


表彰式の様子


 

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