【開催見解】第15回園田競馬前半(10/12~14 重賞:姫山菊花賞)

 これまでJRA阪神シリウスS前日に実施されてきた小牧太カップ、第5回目を迎える今年も当然ここで実施のはずだった。しかし、今年はこのシリウスS当日、主役の太Jは急遽、中山での騎乗が入ってしまった。そうなるとその金ナイター後からの21時、中山調整ルーム入りはどう考えても不可能。そんなワケで今年は日程変更、今週金曜日(14日)に行われることになった。ただ、同日は京都調整ルーム入りのためレースは準々メインの9R(18時50分発走予定)での実施となる。例年のように太Jからはスペシャルなプレゼントも用意されておりますので当日はお早めのご来場をお勧めします。

サテそんな、その金ナイターも早いもので残すところあと2夜、シッカリと楽しんで頂 きたいものだ。今週のメイン第56回姫山菊花賞は太カップ同日の14日に行われる。JBC指定競走ということで船橋からオウマタイム、名古屋からヴェリイブライト、笠松からビービーガザリアス、ディーセントワーク、ウォースピリッツの計5頭が遠征予定。注目はナンといってもオウマタイム。昨年の羽田盃2着で東京ダービーは6着。そしてひと夏を越してのダービーグランプリが4着。残念ながら何れも主役にはなれなかったが、すべて一番人気に支持されたほどの実力馬である。今回8カ月半ぶりがどう影響するかだが、わざわざ関西までやってくるのだからそれなりに勝算はあってこそだろう。迎え撃つ地元勢は前走、金沢イヌワシ賞の1、2着馬エーシンクリアーにアクロマティック。共に高レベルの走り 、状態を継続中。今回もまた好仕上げを見せる。サウスウインドは再び兵庫籍となった前走、笠松オータムカップを快勝。この地元3頭は何れもレース巧者、どんなペース、展開になっても楽々と立ち回れる。

 

 13日はA2級の1700メートル戦がメイン。

来月実施される第1回西日本ダービーへ向けていい流れを作るべくマイタイザンが出てきた。今回の斤量は57となるが、2番手まではキープできるメンバー構成だけに変にスローペースで揉まれない限りは力の違いを発揮するものだと。アサクサセーラは3走前、JRA交流戦を制してからメキメキ頭角を現してきた。木村Jとの相性も抜群だし、まだまだ強くなりそうな一頭。あのアサクサに前走で先着しているのはレッドダニエル。以前のような甘さがなくなった ことは地力強化の証明、ただ、今回は57キロ、どこまで踏ん張れるか。クールジャイロは過去に1870メートル戦で2勝。それだけに前走1400メートルからの距離延長は望むところ、決め手、勢いで再A2級も突破可能かも。

 

 12日はB1級の1400メートル戦がメイン。逃げるキースカーフに絡んでいくのはフォローガーネット。この2頭がどんなペースを作るのかによってレースは変わってくるが、どう転んでも好位でいい眺めになりそうなのはヒメカイドウ。先日JRA挑戦したブレイヴコールの全姉である。恐らくヒラボクカイザーは向正面半ばからのロングスパートだろう。コンビ3走目で更なる期待が高まる。アカシャツハルは強烈インパクトこのないものの前走同様、経済コース回りで渋とさ引き出しそう。

 

 

(文:競馬キンキ 北防 敦)

 

競馬キンキロゴ

 

 

楽天競馬 ネット新聞スタンド

  • 地方競馬ネット新聞
  • 日刊競馬
  • イー新聞
  • コンビニプリント競馬新聞

楽天競馬 公式SNS

  • FaceBook
  • Twitter

キーワードから探す

RSS

このページの先頭へ

開催当日のレースに関する情報については、主催者発表のものとご照合ください。

ポイントで競馬新聞が買える!地方競馬ネット新聞