【開催見解】第16回園田競馬前半(10/25~27 重賞:兵庫若駒賞)

 先週水曜日のB1級、見事6連勝を飾ったのはウインピアチェーレ。1角手前で若干、頭を上げ、折り合い面の難しさを出したものの最後は1分29秒8の好タイムでゴール。翌日のA2級、翌々日のA1級よりも時計は速かったのだから当分はこの快進撃が続きそうだ。激戦区のB1、A2条件にまた一頭、面白い馬が出現した。

 サテ2016その金ナイターは先週無事終了、今週からは基本、火、水、木曜の3日間開催、翌金曜日が他場の除外発売にシフトチェンジする。お間違えないように。ということで今週は25、26、27日の3日間でこの間のメインは27日に行われる第9回兵庫若駒賞、昨年マイタイザン、一昨年トーコーヴィーナス、更に遡るとトーコーポセイドンにエーシンクリアー と優勝馬は以降も大活躍した名の通った馬ばかり。しかもこの一戦を迎えるまでに複数勝利は当たり前だった。しかし、今年は直前に2戦2勝ナンネッタ、4戦3勝ブレイヴコールが体調不良で回避、残った面々は園田1勝、或いは未勝利馬ばかりと考えられないぐらい超手薄なメンバーに。ハッキリ言って面白味に欠くのだが、どんなレベルになっても勝ち馬は現れる。キューティハーバー、スターレーン、セカンドインパクトあたりが有力になってくるのか。

 26日はA2級の1400m戦がメイン。初陣トウケイタイガー、サンライズマーチはJRAダート3勝馬で直近も1000万級で大接戦、馬体も太めなく仕上がっただけに素直に実績信頼でいいだろう。ただ、この2頭に能検騎乗した川原Jが選んだのはトウケ イの方。こっちの方が上なのか。コパノジョージは3連続2着の堅実馬、早めに抜け出すとフワーッとしたりで追い出すタイミングが難しいが、力はある。ナナヨンハーバーは久々の1400m戦がどう影響するか。追い切り動いたウインゴスペル、モズミステイクにも警戒は必要だろう。

 

 25日はB1級の1400m戦がメイン。混戦ムードを更に難しくするのは3カ月半ぶり出走のデンコウチャレンジ。現級なら明らかに力は上、好仕上げを見せるだけにいきなり能力全開と見るが果たして…。エンジェルラダーは前走、折り合いを欠きながらの7着。1角に入るまでスムーズなら当時以上の着順狙える。アダチヤマは復活を告げる勝ち振りだった。背1kg増の57になって同様のパフォーマンスができるかどうか。逃げの展 開になれば浮上してきそうなのがトウケイダンディ。ホッコーマグマ、キクノレヨンも確実に寄ってくるし、何よりも不気味なのは木村Jを配してきた実績馬アカシャツハル。

 

 

(文:競馬キンキ 北防 敦)

 

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