【開催見解】第27回園田競馬前半(2/28~3/3 重賞:六甲盃)

 またしても今週は4日間開催(28、1、2、3日)2週間前、4週間前もそうだったし、今年に入ってからは度々。まさに年度末になると頻繁に見掛ける道路工事のよう。出走頭数は大丈夫なのか。変に少頭数レースは作ってほしくないだけに先ずはこの点を心配してしまう。メインは2日に行われるブロック間交流重賞、第54回六甲盃、年に一度しか行われない2400m戦である。他場から参戦予定は名古屋カツゲキキトキト同じく名古屋アサクサポイント、金沢バニスターの3頭だが、アサクサは回避かも(27日現在)の噂が…。そうなると遠征馬は2頭。しかし、バニスターは前走の殿り負けで評価暴落、勝ち負けになりそうなのはキトキトだけか。昨年のNAR3歳最優秀牡馬に輝いた同馬、今さらその能力についての説明などは要らないだろう。とにかく強い、トンでもなく強いんです。何れはJRA勢も負かすときが来ると信じる。従い焦点は相手探しとなる。その筆頭が地元新春賞を制したエイシンニシパ。昨秋の名古屋遠征ではキトキトに完全に子ども扱いされたが、一層パワーを付けた今ならあそこまでの差はつかないか。アサクサセーラは目下2連勝中、新春賞[3]着が大きな自信となったのであろう、あれ以降の充実ぶりは凄まじい。サウスウインドは今回もまた赤岡Jとのコンビ、追い出すタイミングと距離さえ克服なら…。アクロマティックにはやはり長い距離が合う。前走の1400m戦がいい追い切りになったと思えばここでフルパワー発揮か。バレーナボス、メイショウヨウコウの伏兵陣も上位狙いへ虎視眈々。

 

 3日はB1級の1400m戦がメイン。前走ハタノキセキ相手に頭差辛抱したジェットが人気になるだろうが、唯一気になるのは除外明けと言う点、大型馬だけに変に太めに出ていなければいいが…。スクワールは転入後[3][2][2]着、しかもどんな展開になっても力は出し切れる堅実派、メンバー的にもチャンス十分だ。2番手からの早め抜け出しを狙うのがフェローニア、B1級に入っても即通用の能力。展開縺れた時に浮上はサクラプリズム、ダイシンウィン。

 

 1日はA2級の1400m戦がメイン。一昨年の兵庫ダービー馬インディウムが地元戦でV奪回を狙う。前走の高知遠征はややテンにもたついたし、距離も幾分短かった分の[2]着と見ていいだろう。ハタノキセキは目下4連勝中。追い切りも前走同様に動いたし、調子は高レベルで安定。相手が強くなった方が一層、競争心が湧くタイプ。ケッキセヨは前走が強すぎた。その強さをアシストした大山Jが再び手綱を握るだけにまだ伸びしろは十分かと。ハイレベルは3強対決になりそう。

 

 28日はB2級の1400m戦がメイン。混戦模様だが、展開が向きそうなのはハヤイガナ。外枠もプラス。コスモノビリスは今少し体重が増えてほしいが、前走内容からは当然チャンス。レオベスト、ライクエグザイルもあとひと伸びだし、馬場慣れ見込めるアイラットキング、スガノギムレットにもそれほどの差はない。

 

 

(文:競馬キンキ 北防 敦)

 

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