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【開催見解】第8回盛岡競馬(9/17~26 重賞:イーハトーブマイル、ジュニアグランプリ、岩手県知事杯OROカップ)

 

平成28年度の第8回盛岡競馬は9月17日から前半3日間、9月24日から後半3日間の計6日間開催される。

 

 初日(17日)のメインレースは3歳馬による重賞競走『第4回イーハトーブマイル』ダート1600m。フルゲート=12頭に対して登録馬は12頭。

 今季無敗のエンパイアペガサス、2歳王者・メジャーリーガー、牝馬ナンバーワン・サプライズハッピー、さらにはウイナーカップの覇者・チャイヨー、ハヤテスプリントの覇者・トドイワガーデン、あやめ賞の覇者・ディックカントウ、金杯の覇者・サンエイホープとこの世代のタイトルホルダーがズラリと登録してきた。この稿締め切りの段階で各馬の出否は未定だが、鍵は6月の岩手ダービー・ダイヤモンドカップの1~2着馬で、それ以来の休み明けとなるエンパイアペガサス、サンエイホープの仕上がり具合。A級格付け馬は2キロ増のハンデもあり、他馬の出番も考えられる条件となっている。

 

 2日目(18日)のメインレースは2歳馬による地方全国交流重賞『第18回ジュニアグランプリ』芝1600m。フルゲート=14頭に対して登録馬は13頭。

 かつてはネイティヴハートやプレイアンドリアルが勝つなど、中央のクラシックにも影響を与える盛岡芝の名物レース。

 道営のエイシンクローバーは8月13日に札幌競馬場で行われた芝1800mのコスモス賞で3着と好走。同じく道営のタイセイプロスパーは8月21日に札幌競馬場で行われた芝1500mのクローバー賞で4着とこちらも好走。まずは中央芝の特指競走で結果を出してきたこの2騎が中心のレースとなりそうだが、8月4日の重賞・ブリーダーズゴールドジュニアカップ(門別ダ1600m)で僅差の3着と勝ち負けを演じたミルグラシアス、さらにはジョワラルム(船橋)、プティソレイユ(道営)の芝未経験組も背景的に芝をこなしても何ら不思議ない。

 以上が遠征馬5騎。迎え撃つ地元勢は前哨戦・若鮎賞(盛岡芝1600m)で9番人気と最低人気ながら直線豪脚を繰り出して快勝したメドゥシアナが大将格。

 なお、この競走はJRA「朝日杯フューチュリティステークス」ブロック代表馬選定競走となっており、優勝馬は東北ブロック代表馬として「デイリー杯2歳ステークス(G2)」「京王杯2歳ステークス(G2)」「東京スポーツ杯2歳ステークス(G3)」いずれかのレースへ駒を進めることができる。

 

 3日目(19日)のメインレースは古馬B1クラスによる特別競走『FM岩手杯』芝1000m。フルゲート=12頭に対して登録馬は12頭。

 今シーズン、盛岡芝で3勝をマークするウインミラージュ、8月8日のB1特設(盛岡芝1000m)を快勝したタイセイマジック、そして前年覇者・ケイアイアストンといったところが中心になりそうだが、その他に注目したいのはここが岩手転入2戦目となる3歳馬・チタンクレバー。昨年10月、中山芝1200mの新馬戦2着から、新潟芝1000mの未勝利戦→福島芝1200m→小倉芝1200mと4戦連続2着を記録。結局、未勝利を脱出できなかったわけだが、芝の短距離はかなり走りそうなスピード馬だ。

 なお、この競走の1~2着馬には10月8日に行われる重賞『ハーベストカップ』への優先出走権が与えられる。また、1着馬には10月22日に行われる重賞『OROターフスプリント』への優先出走権をも手にすることができる。

 

 後半週の最注目レースは5日目(25日)に行われる3歳以上オープン馬による地方全国交流重賞『第18回岩手県知事杯OROカップ』芝1700m。フルゲート=14頭に対して登録馬は13頭。

 今年の遠征馬は3頭と少ないが、南関東の2騎は盛岡遠征豊富な実力馬。まずは2連覇を目指す大井のロゾヴァドリナは盛岡の芝はオパールカップ優勝、ジュニアグランプリ2着があり、適性は抜群。昨年このレースを勝ってから2戦しか消化しておらず、今回は2月以来の長期休養明け。今年は仕上がりが問われることになる。

 船橋のパーティメーカーは7月31日のせきれい賞(盛岡芝2400m)の勝ち馬。2歳時代には前記・ロゾヴァドリナを退けてジュニアグランプリを勝っており、盛岡芝は2戦2勝の実績。順調度を考えるとこちらが主役になるか?

 地元勢はトライアル・桂樹杯(盛岡芝1600m)の1~3着馬・ブレークビーツ、タイセイメテオ、ロケットボールといったところが好調だが、期待したいのは伸びしろ大きい3歳馬・サンエイゴールド。前走のせきれい賞は前記・パーティメーカーと0秒1差の3着なら反撃十分だろう。また、ダイワマッジョーレ、サカジロロイヤル、ブレイズアトレイル、インプレスウィナーと中央芝で活躍した実績馬がズラリとエントリーしており、状態面の前進があればいずれも単候補となりうる存在。

 なお、この競走はJRA「マイルチャンピオンシップ」ブロック代表馬選定競走となっており、優勝馬は東北ブロック代表馬として「富士ステークス(G3)」「スワンステークス(G2)」いずれかのレースへ駒を進めることができる。

 

 

(文:エイカン 内山達明)

 

 

岩手 エイカン

 

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