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【開催見解】第7回水沢競馬(11/26~12/5 重賞:プリンセスカップ、北上川大賞典)

【開催見解】第7回水沢競馬(11/26~12/5)

 

 平成28年度の第7回水沢競馬は11月26日から前半3日間、12月3日から後半3日間の計6日間開催される。

 

 前半週の最注目レースは3日目(28日)に行われる、2歳牝馬による地方全国交流競走・重賞『グランダムジャパン2歳シーズン第6戦・第33回プリンセスカップ』ダート1400m。フルゲート=12頭に対して登録馬は13頭。

 まずは遠征馬から。編成順に、道営のアイランドノアは重賞およびオープン出走歴はないが、1200mと1600mに勝ち星があり、1700mでも2着があるオールラウンダー。

 同じく道営のオルディルは前記馬と同厩。5月25日の新馬戦と前走のオープン特別をともに逃げ切りで2勝をマークしているスピード馬。札幌芝のすずらん賞8着、門別のフローラルカップ5着、エーデルワイス賞(Jpn3)15着と重賞等の出走経験も豊富。

 浦和のキョウエイオジョウは7月19日の新馬戦を1番人気に応えて勝利すると、その後は控える競馬に徹し、前走のローレル賞は13番人気の低評価ながら5着に食い込み、渋太いところ披露している。

 浦和のスターインパルスは各地の交流競走で結果を出す小久保厩舎の管理馬。ここまで6戦3勝。前走の地方全国交流・ローレル賞(川崎1600m)が2番人気で3着。今回の組み合わせなら黙って本命という実績だが、特筆すべきはデビューから6戦すべてで先手を取っていること。同型との兼ね合い次第だが、凌いでしまえば小回り・水沢が舞台だけに一気の逃げ切りも十分か。

 道営のセミプレナは1200mで2勝をマークするスピード型だが、前走の重賞・ブロッサムカップ(門別1600m)では中団からの競馬で9着に踏ん張っており、距離は徐々にこなせるようになってきた様子。

 笠松のレッドレイジングは前走のラブミーチャン記念は3番人気で8着と、デビューから初めて掲示板を外したが、今回の1400mはJRA認定競走勝ちがある得意の距離。反撃も一考と思われる。

 地元勢。道営代表馬として10月30日の知床賞(盛岡ダ1400m)を制したダンストンレガーメが水沢の畠山厩舎へ移籍。計算できる差し脚の持ち主で、スピードタイプが揃った今回のメンバーでは展開的に面白い存在。今度は岩手代表として交流重賞連勝も十分にありそうだ。

 ダズンフラワーはジュニアグランプリ(盛岡芝1600m)勝ちに続いて、中央遠征の福島2歳ステークスでも6着と健闘。しかし、ダートは1度出走して殿り負けがあるだけ。今回でダート戦にメドを立てたいが…。

 8月の若鮎賞(盛岡芝1600m)を後方一気の豪脚で制したメドゥシアナは初ダートの前走・JRA認定競走で再び豪脚を繰り出し2着。ダートでもやれることを示しており、先行馬がヤリ合うような展開になると、この馬の追い込みが炸裂するシーンも。

 

 後半週の最注目レースは5日目(4日)に行われる、3歳以上オープン馬による岩手競馬最長距離の伝統重賞『第39回北上川大賞典』ダート2500m。フルゲート12頭に対して登録馬は14頭。

 初冬の水沢の名物重賞。今年は昨年の1~2着馬がエントリーしてきた。昨年、3馬身差で快勝したライズラインは今シーズンはマイル路線を中心に歩み、7月のすずらん賞を制覇。勝ち鞍としてはやや物足りないが、南部杯(Jpn1)で地方馬最先着の7着もある。絆カップからのローテーションは昨年同様であり、連覇の期待は十分。

 昨年2着のコミュニティは今シーズンは5月のあすなろ賞でV2を達成。こちらも重賞勝ちはこれのみでやや精彩を欠いたが、前開催のA級一組戦では久々にスパっと勝ち切って、昇り調子。一昨年の3着からこの競走3度目の正直を狙う。

 今秋、中央から移籍してきたナリタポセイドンは前走の絆カップでナムラタイタンを沈めて転入後2連勝中。中央時代はダートの1900m戦で500万条件を勝ち上がり、1000万下、1600万下はダートの2100m戦を舞台に勝ち上がっている長距離に自信のタイプ。右回りにあまり良績がないものの、一気にスターダムに躍り出てくるかもしれない。

 移籍緒戦のA級一組戦を鮮やかに逃げ切ったアントニオピサは中央4勝がすべてダートの1800m戦とこちらも長い距離は得意。昨年2月の金盃(大井2600m)で小差の6着という記録もあり、叩いて上積みが見込める今回はさらなる期待がかかる。

 

 

(文:エイカン 内山達明)

 

 

岩手 エイカン

 

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