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【開催見解】金沢競馬 県営第11回[通算第13回]後半(9/18・20 重賞:金沢プリンセスカップ)

2016年9月17日

 2016年度・第13回の金沢競馬は前半週が終了。残すは後半週、9月18日(日)・20日(火)の2日間。

 

 18日(日)のメイン11Rは「重賞 石川テレビ杯 第11回金沢プリンセスカップ(JRA認定・JBC協会協賛シビルウォー賞)」(2歳牝馬・1400m・1着賞金250万円)

 重賞が新設された関係で今年から実施時期が早くなり、距離が1400mに変更された。

 過去5年の優勝馬・勝ちタイム・配当は

 2011第6回 ジュウワンブライト(2番人気)…吉原寛人 不良・1分37秒7

        馬単570円 3連単8500円

 2012第7回 ガッツオブトップ(5番人気)…松戸政也 重・1分38秒3

        馬単12440円 3連単68570円

 2013第8回 フリオグレイスー(1番人気)…吉原寛人 重・1分37秒8

        馬単340円 3連単470円

 2014第9回 エムティサラ(2番人気)…青柳正義 不良・1分37秒9

        馬単5870円 3連単132410円

 2015第10回 グランスーリール(4番人気)…畑中信司 重・1分38秒1

        馬単71690円 3連単354510円

 (※2015年までは1500m)

 第1回(10月25日)は東海・近畿地区との交流競走。第2回(11月7日)は東海・近畿・中国地区交流(他地区出走なし)。第3回~第5回は正月開催に地元馬のみで行われ、2011年の第6回から11月に戻って、2012年の第7回からは他地区デビュー馬も出走可能なJRA認定戦に。2014年からは兼六園ジュニアカップと入れ替わって10月に行われ、他の重賞と違って転入初戦の馬も出走可能に。そして今年、2016年は9月に移動して距離が1400mに。

 

絶対的な存在がいた2005年の第1回(センパツトモ)と2006年の第2回(ブラックムーン)は平穏な決着だったが、抜けて強い馬がいなかった第3回と第4回は人気薄が逃げ・先行で波乱を演出。2010年は1番人気馬が順当勝ちも2着が7番人気、2011年は人気2頭の決着も3着が6番人気で小波乱。2012年はハイペースの前崩れ展開となり高配当。2013年は道営からの移籍馬が1~3着独占で超平穏決着。2014年は1番人気が4着に敗れ、2番人気が勝利も2~3着が人気薄。そして2015年は大荒れ。堅いか荒れるかの両極端!?

 

今年のメンバーは

 1番 アクティヴムーン 54吉原寛人

 2番 サウザンアイランド 54青柳正義

 3番 ゴールドハリアー 55桑野等

 4番 スターグルーヴ(転入) 54藤田弘治

 5番 ヴィーナスアロー 55田知弘久

 6番 シュヴァルミニョン 54中島龍也

 7番 ゼイタヴィクトリエ 54岡部誠(愛知)

 8番 アガタピアス 54池田敦

 9番 ベアームート 54吉田晃浩

 10番 イチャキナ 54堀場裕充

 11番 バーバリアン(転入) 54畑中信司

 

今年もハイレベルな道営から転入馬が2頭。2013年フリオグレイスー、2014年エムティサラと同じ1勝馬だ。これらと4戦4勝の生え抜き期待の星が激突の様相。

 戦績的には認定戦3着→5着もある道営1勝馬バーバリアンが断然。前走は昇級の5組でも2着と、まだ底を見せていない。入厩後の調整ぶりからも気性面の幼さは垣間見え、短距離の先行タイプには思えるが、スンナリの展開に持ち込める1400mの外枠なら絶好。

 そのバーバリアンとの併走追い切りで大きく先着したのが無傷の4連勝中ヴィーナスアロー。まだ余裕もあった内容だけに素晴らしい動き。これまでの4連勝が圧倒的な強さだが、それ以上の態勢になっている予感。例え控える競馬になっても前々走で対応済み。まず崩れることはないはず。

 同じ1勝馬でもバーバリアンには少し見劣る戦績のスターグルーヴだが、差して勝っているレースセンスの良さが強調点。小柄な牝馬にありがちなテンションの高さもなく、注文が付かない点を武器に上記2頭に迫ってもいい。

 前走で認定戦を快勝したゴールドハリアーも力を出せる調整法を見い出した印象。これまで完敗のヴィーナスアローとの差を縮めていい。

 

 20日(火)のメイン11Rは「JRと宿泊のセットプランは日本旅行特別」(A1・1500m)

 マルタカシクレノン、ヤマノミラクル、オープンベルト、タツミリュウ、カフジスター、トニーポケット(回避の可能性あり)、マルイチワンダー、エムティサラ、ウエスタンプリンス、が出走予定(登録のあったグルームアイランド、ヒロノプリンス、フランチャイズは回避予定)。

 月1走ペースで出走のタツミリュウが適距離のここに登場。前走1700mは途中から他馬にハナを叩かれ自分の競馬をできなかったのが最大の敗因か。ベストの1500mで逃げに持ち込めれば今度こそだろう。

 続くのは遠征帰りの同厩舎オープンベルト。前走・名古屋は馬場や枠順も向かなかった印象。しっかり追い切れたように体調面に問題はなさそうで距離もベスト。理想の好位インなら逆転まで。

 転入初戦を快勝したマルタカシクレノンは適距離に短縮で更に走れていい実績。キッチリ終いは伸びるカフジスターも少し距離不足ではあるが上位候補。休みを挟んだ影響さえなければウエスタンプリンスも好勝負に持ち込める。

 

 

 

(文:競馬カナザワ 大井明洋)

 

金沢 カナザワ

 

 

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