【開催見解】金沢競馬 県営第12回[通算第14回]前半(9/25・27)
2016年度・第14回の開催となる金沢競馬は、9月25日(日)、27日(火)、10月2日(日)、4日(火)の4日間。いよいよ当地唯一のダートグレード「白山大賞典」(10月4日)が行われる開催だが、その展望は出走馬が固まる次週に。ここでは前半週の展望を。
25日(日)のメイン10R(全11R)は「ゆめのゆ協賛 健康ランド&ホテルゆめのゆ特別」(A4・1700m)
1番 ジョウテンオリーヴ 中島龍也
2番 スガノタイトル △塚本弘隆
3番 セルリアンラッシュ 畑中信司
4番 メイショウオニグマ 栗原大河
5番 シャトーブリアン 藤田弘治
6番 メイショウハシダテ 池田敦
7番 ワタシヲミテネ 沖静男
8番 ラッキーランナー 田知弘久
9番 ティボリハーモニー 葛山晃平
転入初戦を快勝したセルリアンラッシュがA4も突破するはず。JRA在籍時の今年1月に園田で500万下交流勝ち(1400m)。前走は特編(近走成績順に編成)の下位組だけに1秒0差も当然だが、このクラスにも壁はない実績だ。良績こそないが距離延長を苦にするタイプにも思えない。心配はスンナリ逃げ・先行でこその気性だけ。
ここ2走が案外な10着→4着のシャトーブリアンだが、今回はセーブせず速い時計の追い切り消化。8月より復調の証?それに伴い、もうひと絞りできると相乗効果。1500~1700mで外からスンナリの競馬ができれば能力上位の力量。前進に期待。
前走は2着に踏ん張ったメイショウオニグマも攻めを強化。夏場より活気が出て上向きムード。今季1勝は今回と同じA4の1700m。ハナを切れるかが生命線だが、前走もセリリアンラッシュより好ダッシュを決めて逃げており、自分の競馬も叶えば好レースに。
体が絞れての前走1700m3着は相手を思うと悪くないジョウテンオリーヴも上位候補。追い切りなしの分で馬体重が増えていないか、折り合って好位を運べるかが焦点になる。
A1~A2好走の昨季を下回るティボリハーモニーも距離適性や力量は何ら見劣らず、ひと息入れて併走で適度な追い切りにした効果が出れば一変してもいい。
27日(火)のメイン(11R予定)は「蓮華山相撲特別」(A3・1500m)
ルールゴールド、グランスーリール、クランキングアップ、ベネフィットユー、チャームドライフ、シンカンイチコ、エイダイサンデー、ガンバレショコラ、リバイブビート(出否未定)、ショウナンバスター、ヒカルカミヒコーキ、シレーナ、が出走予定。
対戦成績や好走時の内容からは、ほぼ全馬が大差なし。超難解を強調したいが、好調そうなルールゴールドは1500mで他に速い馬がいる時の対処がどうかだけで、手堅くまとめそう。スンナリ先行できればシンカンイチコもJRA交流大敗から巻き返し可能。好成績馬の集結していた特選を制してA3に戻るリバイブビートも1500~1700mなら通用。クランキングアップ、ベネフィットユー、チャームドライフも展開一つの距離と相手関係だ。
(文:競馬カナザワ 大井明洋)