【開催見解】第7回笠松競馬前半(7/13~15 重賞:サマーカップ)
第7回笠松競馬はサマーカップシリーズ。前節が7月13日(水)~15日(金)、後節が27日(水)~29日(金)で計6日間の開催となっている。
まずは編成発表された前節のメインを紹介していきたい。初日は古馬重賞・サマーカップ。兵庫から東海桜花賞を制したマルトクスパートと、マイルチャンピオンシップJpn1で3着などの実績があるアドマイヤロイヤルが参戦。超のつく強力メンバーで地元勢が太刀打ちできるかは少々疑問だが、笠松の東海クラウン優勝組ホッコージョイフルとサルバドールハクイは混戦になればなるほど強さを発揮するタイプ。そして名古屋のトップフライアーは逃げならしぶとく、スリーネルソンは当地区10戦全勝と負け知らず。伏兵陣もそれなりに力を持っているだけに見せ場以上を期待したいところだ。
2日目はC-10組・特別(ロ)の「宵待草特別」。傑出馬が不在で人気が割れそうな一戦だが、時計的にはシースレスが有力。折り合い次第の面はあるが、前走も特別で崩れておらず、安定した先行力がある点も魅力だ。珍しく前走は崩れたが、エイシンハルカスの巻き返しが逆転候補。本来、堅実タイプでどんな流れにも対応できるレース巧者だ。これらに続くのが好調サンマーシャル、イザマイランなど。転入初戦を鮮やかに逃げ切ったハイスピードバイオも一気の相手強化だが、2走目の上積みを加味すれば単穴の魅力を感じる。
3日目はC-1特別の「かみのやま温泉郷特別」。2日目のメインに続いてこちらも混戦模様だが、混戦に強そうなのはミツアキター。どこからでも差せる豪脚の持ち主で、前走の勝ち時計からしても有力な1頭。これに立ち向かうは先行してしぶといアーリーズベル、リズヴェーリョ、あるいは復調なったベストヴィジョン、サイキョウゴールドなども虎視眈々。穴党は暑さに強そうなスパゲッティーやディアタイガあたりで高配狙いもありだろう。
(文:競馬東海 寺澤 正勝)