【開催見解】第17回笠松競馬(1/9~13 重賞:白銀争覇)

2017年1月8日

 第17回笠松競馬は1月9日(月)~13日(金)までの5日間「新春シリーズ」を開催。シリーズメインは12日(木)の重賞「白銀争覇」だ。それでは順に各日のメインレースを紹介していきたい。

 

 初日はB-1組「ことぶき特別」。4連勝と勢いに乗るワイルドジークを中心に、前走がケタ違いに強かったマイネルボールドも虎視眈々。これがマクる展開なら、決め手に磨きがかかっているウインステージや、カンテラガール、エニシイチダイに浮上の目も出てくるだろう。

 

 2日目は3歳ー1組「若松特別」。本格化ムード漂うグレイトデピュティが馬券の中心と思われるが、とにかくここ2走が圧巻の強さ。外枠からうまく流れに乗れたとはいえ、特選で圧勝した強さは本物だろう。これに待ったをかけるのがハリアー。ライデンリーダー記念も7番人気ながら3着と健闘していたし、この顔ぶれなら力上位は間違いない。他では、前走はモマれてしまったオパールノユメ、力をつけつつあるゴールドブレード、出来はいいシビップもすんなり運べれば見せ場を作りそうだ。

 

 3日目はA-3組・B-3組の「福寿草特別」。傑出馬不在の混戦レースだが、この顔ぶれならライスエッグやコパノサンテラの決め手が生きてきそう。ずいぶんボーダーラインが下がったことで、自慢の末脚が炸裂してもいい。単穴はネイバルエンスン。折り合い次第のタイプだが、攻め馬の動きはいいし、距離短縮も好材料。他では1600mという距離は微妙だが、スローに持ち込んだ時のサンダルエチケット、笠松巧者スズカレビン、ロイヤルパレードも長打を秘めている。

 

 4日目は1400mの重賞「白銀争覇」。連覇を狙って今年もメモリージルバが参戦してきた。予定通りのローテーション、8歳を迎えてなお充実しているので、連覇も夢ではないだろう。ただし、今年の遠征勢もなかなか強い。連勝と勢いに乗る金沢バニスターとヒカルカミヒコーキ、兵庫のランドクイーンやエイシンアトロポスも実績十分で軽くは扱えない。笠松では前走、東海ゴールドCで2着と気を吐いたオグリタイムが筆頭だ。

 

 5日目はC-1組「パンジー特別」。勝ち馬がそろった激戦区だが、前走の勝ちっぷりが良かったのはシエロアスール。相手が手薄だったとはいえ7馬身差の圧勝は見事で、時計的にも優位感がある。2走前の特別でこれと接戦を演じたパワポケゴールドも僅差の争い。単穴候補はヘビデューティー。辛勝ながら久々の前走をきっちり勝利したし、太めを叩いた効果は大きいはず。他では連勝中と勢いのあるテアニン、チュウワメジャーも一気の相手強化だが、それぞれ押さえておきたい好素材だ。

 

 

(文:競馬東海 寺澤 正勝)

 

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