【開催見解】第21回笠松競馬前半(3/8~10)
第21回笠松競馬「弥生シリーズ」は3月8日(水)~10日(金)、22日(水)~24日(金)の計6日間開催。まずは編成が発表された前半戦のメインを順に紹介していきたい。
初日はA-3組・中央500万条件の「春蘭特別」。中央勢が上位を独占することが多い鞍だが、中でも注目は3走続けて笠松に矛先を向けてきたオーミパドドゥ。これまでは5、4着だが、距離が1400mだった。
未勝利戦勝ちと同じこの1800mならもうひと押しが期待できる。
インクレディブルは先行力が魅力。園田の交流戦で2着の実績もあり、力量的にも勝ち負けの期待は十分だ。他に幸騎手を配したアークマイニングも警戒したい1頭だが、今回は地元勢にも穴っぽい馬がちらほら。好調なカンテラガールやエメラルドクイーン、中央の新馬戦を勝っているゴールドアローもまずまずの仕上がりで穴をあけてくる可能性がありそうだ。
2日目はC-12組の「桃花特別」。人気の中心はミスターライジン。中央ではもっぱら中距離を使われており、距離延長は臨むところ。中間も順調にきているし、前走の勝ちっぷりならもう一丁の期待はかなりだろう。焦点は相手探しだが、前走がやけに強かったヒロンスキーを本線に抜擢。平均ペース型で距離延長も問題ないタイプだ。他には好調ヴァイパー、久々の前走を勝利したノスケローズも虎視眈々。きっかけをつかんだジュンコアーも底力があり、穴っぽい存在だ。
3日目はA-2組の「弥生特別」。初オープン制覇は惜しくもならなかったハイジャだが、この顔ぶれなら再度楽しみ。折り合いがつくので1800mもこなせるはずだ。逆転があるなら前走が強かったナスノアオバとキングスクルーザー。ともにハイジャ以上に距離適性があり、展開ひとつで突き抜ける可能性も。堅実なカラジャスやベルベットメドウ、ネイバルエンスンなども3着争いならチャンスは十分か。
連日、12レースが組まれており馬券好きにはたまらないシリーズとなっているので、どうぞお楽しみに!
(文:競馬東海 寺澤 正勝)