【川崎】競馬専門紙記者の重賞予想(6/15 関東オークス[Jpn2])

2016年6月14日

 

「女王の座に王手!ディーズプラネットが舞う」

 

 平成12年の第36回から指定交流競走となり、南関東3歳牝馬の3冠目としてだけでなく、JRA所属、他地区所属馬を含めた3歳牝馬チャンピオンを決める一戦となり、毎年ハイレベルなレースが繰り広げられている。

 指定交流競走となって過去16回の勝ち馬は、JRA所属馬が13勝、南関東所属馬が3勝となっている。

 

 大外を豪快に伸びて上がり36秒2の末脚を駆使して快勝した前走が実に強かったディーズプラネット。新潟芝千六の新馬Vだが、ダートの適性は高く、走法、血統背景から距離延長も不安なしと判断できる。休養明け緒戦の1中山が同週古馬一千万に0秒3差。性能の高さは紛れもなく一級品で初タイトルの期待は高まる。

 

 ブライトリビングはキャリア3戦と経験値では見劣るが、中山ダート千八の新馬で楽勝、休養明け緒戦の前走がインで窮屈になりながら抜群の瞬発力を発揮して完勝と資質の高さに加えて著しい成長ぶり。姉のカラフルデイズは11年の当レース覇者。姉妹制覇が懸かった一戦だ。

 

 タイニーダンサーは昨年、門別エーデルワイス賞(Jpn3)、北海道2歳優駿(Jpn3)を連勝してNAR最優秀2歳牝馬を獲得。JRA伊藤圭厩舎に転厩しての2戦はブランクの影響が大きく、反応ひと息で8、6着だが、何れもコンマ差。叩き3戦目で鞍上に戸崎騎手、追わせるタイプで距離に融通も利けば一変の可能性。

 

 アルセナーレは新潟芝千四の新馬とアクシデントに巻き込まれた1中京以外、全て掲示板の安定感。前走でダート千八の持ちタイムを大幅に更新して連勝。豊富なスタミナと強靭な先行力は大きなアドバンテージで、逃げ切りの可能性は十分にある。

 

 JRA勢4頭の争いが濃厚で、地方勢では地元川崎のエメンタールベルンがスタートを決めて先行策が条件。ポッドガゼールは前崩れの展開が前提でヒモ穴までの評価。

 

◎ディーズプラネット

○ブライトリビング

▲タイニーダンサー

△アルセナーレ

△エメンタールベルン

△ポッドガゼール

 

ケイシュウNEWS 八重樫英貴

 

 

 

 

 

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