【川崎】競馬専門紙記者の重賞予想(9/13 戸塚記念)
「ダービー馬バルダッサーレ始動」
東京ダービー馬バルダッサーレが始動する。しかも、有力馬はいずれも南関東S1級の好メンバーが揃った。
まずバルダッサーレ。南関東最強クラスが揃った東京ダービーを、転入初戦ながらひとまくりで圧勝した。続く前走のジャパンダートダービー(Jpn1)ではJRAの一線級相手に見せ場を作っての4着。JRA2勝馬という以上に、地方の馬場が合った。今回は左回りの小回りコースと条件は一変するが、左回りは問題ない。別定58キロも未知だが、地方馬同士ならちょうどいいハンデか。ここは相手探し。
ミスミランダーが相手筆頭。関東オークス(Jpn2)2着で頭角を現し、古馬B1、牡馬相手の黒潮盃と連勝し、その勢いはとどまるところを知らない。川崎2100mは既に関東オークスで結果を出しているコース。逃げても好位からでも競馬できる自在性が強みで、ダービー馬相手にどう戦うかが焦点。
マテリアメディカも急速に力を付けている1頭。前走の黒潮盃3着は馬場の大外を1頭だけ別次元の末脚で伸びてきた。川崎コースは【4-1-0-1】と実績あり。得意の末脚勝負で。
離されたとはいえダービー2着が光るプレイザゲーム。黒潮盃は6着に敗れたが、先行馬ペースでは仕方ない。ここも自分の競馬に徹する。
ベルゼブブは連勝中の快速馬。コース経験あり、2100mもJRA在籍時に経験済み。スタートでポンと出てマイペースの競馬に持ち込めれば楽しみも。
ガーニーフラップはダービー8着以来の3ヵ月ぶり。追い切り後の良化度合いにもよるが、クラウンカップを制しコース適性あるし、大外で隣がバルダッサーレなら見ながら行く手もある。
ジャーニーマンは前走の黒潮盃で10着に敗れたが、原因は馬場なら巻き返しも可能。羽田盃3着、東京ダービー5着ならこのメンバーでも差はない。
◎バルダッサーレ
○ミスミランダー
▲マテリアメディカ
△プレイザゲーム
△ベルゼブブ
△ガーニーフラップ
△ジャーニーマン
(日刊競馬 小山内完友)