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【開催見解】第11回川崎競馬(12/12~16 重賞:全日本2歳優駿)

2016年12月11日

12月12日(月)から16日(金)までの5日間で行われる川崎開催のメインレースは14日(水)に行われる第67回全日本2歳優駿(JpnI・2歳指定交流1600メートル)。

 

 ここは中央馬VS道営馬の様相だ。中央馬で注目したいのはリエノテソーロ。前走エーデルワイス賞は、初めてのダート、初コース、初ナイターを克服して圧勝して見せた。あの勝ちっぷりなら牡馬相手でも問題ないし、自在の脚があるので展開にも左右されそうにない。今回は初めての左回りで1600メートルに距離が延長されるなど更なる課題はあるが、デビューから4連勝で全日本2歳優駿Vも十分ありそう。あとは前々走の500万特別では直線だけの競馬しかできなかったシゲルコングだが、前走は一変して早目に好位に進出し、手応え十分のまま直線抜け出して後続を退けた。1度学習しないと走れないタイプかもしれないが、相手なりの競馬ができる印象で狙ってみたい。相手なりといえばハングリーベンも同じことがいえる。4走前に未勝利を脱してからの堅実な走りは高く評価できる。兵庫ジュニアグランブリで2着と地方のダートにも適応しており、血統的に距離延長は望むところだ。スピードはここに入っても上位のネコワールド、福島2歳ステークスの覇者メイソンジュニアもダートさえ克服できれば通用する力の持ち主だ。道営馬の筆頭は勿論、前走兵庫ジュニアグランプリを制したローズジュレップ。長距離輸送、初コースを克服して中央馬相手に勝った前走は高く評価できる。今回は初めての左回りを克服することが鍵になるが、前々で流れに乗れるタイプだけにあまり問題はなさそう。エピカリスには大きく離されはしたが、北海道2歳優駿で2着に踏ん張ったヒガシウィルウィンも素質の面では負けていない。エンジンの掛かりが遅いタイプで、小回りの川崎コースで早目に動けるかどうかが鍵を握る。長く脚を使えるので、向正面過ぎから動いてまくるくらいの競馬ができれば面白い。あとは兵庫ジュニアグランプリで3着に健闘したバリスコア、鎌倉記念を制し、コース経験があるストーンリバー、北海道2歳優駿で3着に健闘したスウィフトハートあたりにもチャンスはありそう。南関東勢のキャンドルグラスは道営時の成績で見劣るので、末脚が切れるキャッスルクラウンの方が前崩れの展開になれば上位に食い込んでくる可能性を秘めている。

 

12日(月)のメインは湯河原梅林「梅の宴」特別2016(B3一組 1600メートル)。このレースははっきりいって難しい。格上相手に苦戦中のトゥモローウィングは、今回得意の川崎コースに替わって、自己条件と好走の条件が揃った。元々力は通用するだけに狙ってみたい。差し一手だけに展開次第になるがジュリアンも面白い。アテにできるタイプではないが、このメンバーなら十分通用する。前走は強敵相手に苦戦したサウスデイウォークは、今回は一気に相手関係が楽になっており、主戦の的場文男騎手で巻き返しを狙う。休み明けでも素質高いドリームキング、川崎に転厩してからは安定した成績を残しているポッドブル、メガンテ、マイネルグルマンあたりの大井勢にも注意したい。

 

 13日(火)のメインは東京スポーツ師走杯(A2下準重賞 2000メートル)。ここは休み明けの前走をいきなり快勝して見せたオメガスカイツリーが軸には最適。中央時はダートの中・長距離戦で活躍していた馬で、距離延長は望むところ。近走勝ち切れないが堅実な成績を残しているのがノーキディング。前々で渋太いタイプで、距離にも対応できる。よほどのハイペースにでもならない限り崩れることはない。昨年のこのレースの覇者ドラゴンヴォイスが不気味。休み明け、初コースの埼玉新聞栄冠賞で5着に善戦。その後短期放牧を挟んだが好仕上がり、昨年に続いての連覇は十分考えられる。あとは素質あるジャジャンケン、前走ハイペースで飛ばしながら逃げ切って見せたルコンポゼ、前走短距離戦を使って刺激を受けたインフォーマー、前走重賞で善戦したブレーヴマンあたりが相手。

 

 15日(木)のメインはウインターイルミネーションカップ(B1 1600メートル)。ここは中央交流戦を2連勝して勢いに乗るニチドウリュンヌが人気を集めそう。相手強化だけに崩れる可能性はあるが、今の勢いがあれば突破できる。前走は格上相手に凡走したオーラゼウスだが、前々走だけ走れれば巻き返しは可能だ。中央から転入2戦目の大井戦では崩れたアドマイヤイバマだが、調子落ちは見られずこちらも巻き返しは可能だ。一息後の前走で2着に好走したストロングジーン、地元のマイル戦でスピードが生かせそうなプロファウンド、休み明け3戦目で上がり目が期待できるヘレニウムあたりが相手候補。穴で狙うならサーマウントとかクラヴィクトリーといった差し馬を推しておきたい。

 

 16日(金)のメインは川崎読売会記念(B3二組 1500メートル)。ここは力が接近して難解なレース。休み明けを快勝したライブリーソウルに注目したい。船橋所属馬だが川崎で結果を残しており、格上げ初戦でも狙ってみたい。同じく格上げ初戦になるミッキーボクサー、オランジェリーは決め手がありここでも注目したい。もうひとつ勝ち切れないリースリング、初コースは鍵になるが3歳馬アドミラルティ、休み明けを一叩きされたトーセンミラージュ、スピード上位のコスモウィロー、大井から転厩して3戦目になるデロニクスレギア、前走は2走ボケなのか案外も見直しが必要なルミナスコマンダーと、かなり伏兵が揃っており手広くいきたい。

 また、この日の最終レースは川崎の名物レースのホワイトクリスマス賞(C1、C2白毛・芦毛限定 1600メートル)が行われる。今回は白毛馬はいないので、全馬芦毛馬でのレース。ここは3歳馬で力をつけているアルモガバルスが有力だ。コース経験もあり軸には最適。一息後を叩かれたガーデンマイスター、道営時から数えて3連勝中のクインズウラヌス、地元に戻って巻き返しを期すグランシェフ、休み明け2戦は案外も連闘で変わり身を見せそうなアルファエクサ、大井から参戦のカシノレインボー、この距離4勝のリブストロングあたりを押さえておきたい。

 

(勝馬 山形宗久)

 

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