【川崎】競馬専門紙記者の重賞予想(1/3 報知オールスターカップ)

2017年1月2日

「ケイアイレオーネが巻き返す」

 

 4月のブリリアントカップを逃げ切り、次走の大井記念を制して軌道に乗ったと思われたケイアイレオーネ。1番人気に支持されたマーキュリーカップでは反応悪く伸びを欠き、期待され東京記念でも伸び切れず3着まで。しかし、中央から転入後連勝中だったセイスコーピオン相手に渋太い競馬で2着に好走した勝島王冠の走りから復調しているのは確か。東京大賞典にも選定されたがそちらには向かわずここを使ってきたように、勝ちにきた。コース経験があり、距離延長もプラス。58キロは背負い慣れており問題なし。

 相手はタイムズアロー。ゴール前抜け出すとソラを使う馬で難しい面はあるのだが、前走埼玉新聞栄冠賞は西村騎手の好騎乗で快勝。昨年2月の報知グランプリカップ以来重賞2勝目。前走後はここに向けて乗り込んで仕上がりは良好。3走前のマーキュリーカップでは中央馬相手に2着に善戦できた馬、当然ここも好勝負に持ち込める。

 前走の勝島王冠では11番に人気と評価が低かったムサシキングオーだが、前々で流れに乗り、直線内セイスコーピオン、外ケイアイレオーネに挟まれる不利がありながら3着に粘ったように復調している。昨年はこのレースで3着に好走できており、昨年に続いて上位争いに加われる。あとは実力馬サミットストーンだろう。まだ追い切りの動きなどはこの馬らしさが見られないようだが、休み明けを2度叩かれて確実に良化気配。外枠からスンナリと逃げるなり、先行策が取れれば粘り込みがあって不思議はない。前走トライアルを快勝して挑むのがオメガスカイツリー。前走あたりも楽な競馬ではなかったが、自ら動いて押し切ったのだから大したもの。9歳になったが衰え知らずで重賞制覇も有り得る。勝ち切れないクラージュドールだが、走り自体は堅実。相手なりのタイプで崩れはなく、今回は2着、3着くらいの狙いは立つだけに注意したい。

 他地区からの遠征馬が4頭いるが、ジャングルスマイルは何度このレースに挑戦しても結果を出せないし、トニーポケットは前走でそのジャングルスマイルに敗れている。前走船橋に遠征して総の国オープンを快勝したミッキーヘネシーは、状態自体は更に上向いているが、距離延長は決してプラスにならない。岩手から参戦のブレークビーツは、前走園田に遠征して兵庫ゴールドトロフィーで9着に敗れてからの連闘策。この厳しいローテーションでは多くは望めないとみた。

 

◎ケイアイレオーネ

○タイムズアロー

▲ムサシキングオー

△サミットストーン

△オメガスカイツリー

△ クラージュドール

 

(勝馬 山形宗久)

 

勝馬

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