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【開催見解】第16回高知競馬(1/31・2/1・2・7・9・10)

2016年1月30日

 高知競馬は第16回開催がスタートする。今開催は31日〔日〕、2月1日〔月〕、2日〔火〕、7日〔日〕、9日(火)、10日(水)の6日間開催。

31日〔日〕には黒船賞選考競走、第13回黒潮スプリンターズカップが行なわれる。まだまだ変則開催の真っ最中。昨年同様、高知競馬は好調な売上を記録している。場内の閑散とした雰囲気からは想像がつかないが、ネット利用者の層の厚さを感じずにはいられない。今後、どう推移していくのか楽しみである。

 

 さて、黒船賞選考競走第2弾、第13回黒潮スプリンターズカップである。第1弾となった第5回大高坂賞はサクラシャイニーが圧勝。まだまだ本調子ではなく、5馬身という着差ほどの迫力はなかったが、本番にはキッチリと合わせてくるのではないか。調整ぶりに注目したい。この黒潮スプリンターズは地元高知枠4頭、地方他地区8枠が用意されている地方交流戦。高知からはエプソムアーロン、マウンテンダイヤ、メイショウパーシー、スクワドロンの4頭が出走をする。昨年はマウンテンダイヤが勝利。落馬負傷による戦線離脱を余儀なくされた主戦、中西騎手の思いを背負い、若い岡村騎手の魂のこもった騎乗が印象的なレースだった。入線後、2着に敗れた兄弟子の永森騎手が手を差し出し、ハイタッチ。感動的なシーンが忘れられない。今年は他地区からもなかなかの実績馬が挑戦しているが、それでも地元優位は揺るがないところ。どのような結果になるのか、注目である。

 

 それではその第13回黒潮スプリンターズカップ(1300メートル)、地元出走馬の紹介を兼ねたの展望に映りたいと思う。

 

 ・エプソムアーロン…ここまで県内外で重賞を9勝。長い休養もあったが、高知競馬が誇る看板ホースの一頭である。ただ、ここ数走を見る限り、往年の無双ぶりが薄れた印象があるのは確か。黒潮マイルチャンピオンシップではメイショウツチヤマ、マウンテンダイヤに敗れ3着。距離が長かったとはいえ、高知県知事賞では着外に沈み、前走の大高坂賞でもサクラシャイニー、マインテンダイヤに敗れている。しかし、今年で12歳となりながらも、一線級で戦えているのは立派の一語。何とかもうひ花咲かせて欲しいところである。

 

 ・マウンテンダイヤ…昨年の覇者。重賞初制覇となったのがこのレースである。その後は重賞を2勝。最近はこれまで歯が立たなかったエプソムアーロンに先着するシーンも増えている。特に前走の大高坂賞は収穫の多い一戦。スタートのタイミングが合わず、いつもの先行策が叶わなかったが、中団からインを伸びて2着を確保。新たな一面を示している。勝って今年も黒船の舞台に進むか。目が離せない。

 

 ・メイショウパーシー…まだビッグタイトルはないが、勝ったレースはどれもが印象に残る勝ちっぷりを見せている。それだけ秘めたる能力は相当なのだろう。距離の長短は問わないタイプだろうが、おそらく短距離の方が切れるイメージも。展開次第で一発の魅力はあるだろう。

 

 ・スクワドロン…JRAから高知に転入後は3戦2勝、2着1回。A級とはいえ、メンバーに恵まれている印象はあるが、強い競馬を見せている。スリープレスナイトの弟だけに、スピード勝負はお得意な舞台。高知の実績馬たちにどこまで通用するのか、先々を占う意味でも重要な一戦だろう。

 

 他地区の馬に一切触れずという、失礼な内容になってしまったが、やはり今年も地元には頑張って欲しいところ。サクラシャイニーに続くのはどの馬なのか。楽しみにレースを待ちたい。

 

 

中島競馬号

 

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