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【開催見解】第11回高知競馬(11/20~12/4 重賞:土佐秋月賞、黒潮ジュニアチャンピオンシップ)

2016年11月19日

 高知競馬は第11回開催がスタートする。今開催は20日(日)、22日(火)、23日(水)、12月3(土)、4日(日)、5日間開催。今開催は二つの重賞が組まれており、20日(日)には3歳重賞、第5回土佐秋月賞、23日(水)には新設重賞、2歳馬限定の第1回黒潮ジュニアチャンピオンシップが行われる。次世代を担う若馬たちによる熱戦。両レースとも馬券的な妙味は薄いかもしれないが、興味深い組み合わせにはなっている。

 

 若馬によるレースもいいが、先週、行われた古馬の重賞も見応えがあった。第12回黒潮マイルチャンピオンシップである。重賞ホースがズラリと顔を揃えた一戦。人気は割れたが、終わってみればサクラシャイニーの圧勝だった。一昨年の勝ち馬も今年で10歳。近走の内容から、やや衰えを感じずにはいられなかったが、先団を見ながらの追走から、勝負どころで仕掛けられると一気の伸び脚で重賞7勝目をマークした。自慢のスピードを瞬発力に変換させた赤岡騎手、田中守調教師の見事なジャッジが光ったが、それに応えたサクラシャイニーもさすがだった。またしてもカッサイは重賞に手が届かず2着。昨年の覇者メイショウツチヤマが3着に入り、人気を集めたカイロスは6着に終わった。

 

 黒潮マイルチャンピオンシップの後には、エプソムアーロンのファイナルレースが行われた。ここまで重賞を9勝。一時代を築いた名馬の引退レースとなったわけだが、一番人気に応える文句ない勝利で現役生活に別れを告げた。12歳馬がA2クラスを堂々と勝っての幕引き。やはりエプソムアーロンは並ではない。引退式こそ行われなかったが、永森騎手が外ラチにアーロンを誘導し、ファンに最後の雄姿を披露。実に感動的なシーンだった。長きに渡り、本当にお疲れ様。永森騎手、そして、ここまでアーロンを再生させた雑賀正光調教師にも同様の言葉を贈らせて頂きたいと思う。

 

 それでは今回のレース展望に映りたい。今回は20日(日)のメイン第7レース、「第5回土佐秋月賞」(サラ系3歳 1600メートル)。3歳馬限定の、最後の重賞レースとなる。

・ディアマルコ…前走の西日本ダービーは地元、園田のマイタイザンに敗れ2着。残念だったが、走破時計等を考えると、立派な2着だったと言える。高知では高知優駿、黒潮菊花賞を勝った2冠馬。ここまでの実績は他馬を大きくリードしている。キッチリと勝利し、3歳シーズンを締めくくってもらいたい。

 ・その他扱いで申し訳ないが、相手は実に難解。黒潮菊花賞の2着馬ロイヤルジレンマ、同3着ナスノフラッシュ、同4着イツモシアワセ、同5着グラウスあたりの名前が挙がるが、ジレンマ、ナスノ、グラウスは前走で不可解な凡走に終わっている。それならブラックビューティ、ハルノフェスタにも注目したくなる。前者は2歳王者にしての黒潮皐月賞馬、後者は一連の3歳重賞で常に善戦している実力馬だ。マルコ中心は揺るぎなかろうが、次位は当日の気配も含め、慎重にチョイスしたいところである。

 

 

 

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