【開催見解】第17回高知競馬(2/26~3/6)

2017年2月25日

高知競馬は第17回開催がスタートする。今開催は26日(日)、28日(火)、3月5日 (日)、6日(月)の4日間開催。今開催は重賞のない、比較的、静かな開催だが、次開催の14日には第19回黒船賞が控えている。既に参戦を表明している馬もいるが、どのような組み合わせになるのか。今から気になるところである。

 

地元では1月の大高坂賞、2月の黒潮スプリンターズカップ、だるま夕日賞で黒船賞の選考競走が行われた。それぞれ勝ち馬はサクラシャイニー、カッサイ、イッツガナハプン。どのレースも印象深いが、なかでもだるま夕日賞を制したイッツガナハプンは衝撃のパフォーマンスを見せてくれた。黒潮スプリンターズカップの勝ち馬カッサイが前半からスローで逃げ、イッツガナハプンは中団で待機。カッサイがペースを上げた時点では反応が遅れたが、エンジンが点火すると見る見る差を詰め、最後は鞍上の赤岡騎手が手綱を緩めた状態でゴール板を駆け抜けた。カッサイの上りが38秒7、イッツガナハプンは37秒8。決して止まってはいないカッサイを楽々と置き去りにしたことになるのだから、立派の一語である。ただ、管理する田中守調教師によると、本番は回避が濃厚とのこと。同厩舎のサクラシャイニーも今年は参戦を見送る公算が高そうなのは残念だが、今後、どのようなカテゴリーで活躍を見せてくれるのか、興味は尽きない。

 

それでは注目のレースを紹介していこうと思う。今回の注目レースは26日(日)のメイン第11レース「アメジスト特別」(サラ系A1-1選抜 1600メートル)。黒船賞選考競走には参戦しなかった馬たちが揃った一戦だが、なかなか面白い組み合わせになっている。

 

・グレイスフルデイズ…前走は新設の準重賞、長浜特別で5着。スタートでの出遅れが致命傷となったが、今回は快勝を飾った前々走と同条件になる。転入初戦ではスタート後に落馬の憂き目に遭っており、難しい面がありそうなタイプには映るが、スムーズな競馬さえできれば巻き返しは必至だろう。

 

・クレスタラン…長浜特別では4着に敗れたが、距離不足の1400m戦で最内枠。不完全燃焼に終わった印象が強かった。今回、距離が1ハロン延長になる点は好材料。本来の力通りなら、前進があってもいいだろう。

 

 上記2頭は共に打越勇児厩舎所属だが、対する雑賀正光厩舎はサチノシェーバー、ボスキャラ、ヴォルケンクラッツの3頭を出走させる。安定感ではサチノシェーバー、爆発力ではボスキャラ、未知の魅力ではヴォルケンクラッツといったところか。いずれにしても、打越厩舎対雑賀正厩舎の図式になることは間違いないだろう。 

 

 

 

中島競馬号

 

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開催当日のレースに関する情報については、主催者発表のものとご照合ください。

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