【開催見解】第9回名古屋競馬(7/18・20~22 重賞:名港盃)

2016年7月17日

第9回名古屋競馬は7月18日、20~22日の4日間。ここでは各日のメインレースを展望していきたい。

 

7月18日(祝・月)・1日目のメインは北陸・東海・近畿交流の重賞「名港盃」。

 注目は兵庫からの遠征馬だろう。2月に行われた梅見月杯の勝者アクロマティック、昨年の東海ダービー馬バズーカ、一昨年の岐阜金賞馬エーシンクリアーと兵庫在籍ながら東海地区との相性抜群の面々が来名。さらにヴァーゲンザイルも加わり、兵庫勢は例年以上の布陣を敷いてきた。対する地元勢だが、上がり馬ヴェリテ、ヴェリイブライトは実績が不足しているし、実績馬メモリージルバ、ベルラインは下降線の印象。クワイアーソウル、コスモナーダムはここに入って…。先週の笠松・サマーカップと同様に兵庫勢を上位に取った方が無難だろう。

 

7月20日(水)・2日目のメインはA級2組「くすの木特別」。

 前走だけでは見限れないダイコウキ。引き続き攻め馬の感触もよく、出来は問題なさそう。このメンバーなら巻き返してもらいたい。相手はひと叩きした実力馬アカデミックドレス、1400mなら堅実に駆けてくれるサザンキング、夏場好走型ドニゼッティあたり。押さえるなら決め手あるラヴァリーオステルだが、前走内容から距離不足は明白だし、こういった暑い時季の走りがよくない馬。何かが走らなかったの保険程度か。

 

7月21日(木)・3日目のメインはA級3組「ハイビスカス特別」。

 騎手競走で見事な末脚を披露したモズノハナミチ、未だ底を見せないマイティディーバ、初戦で評判通りの強さを見せたサカジロビューティ、距離延長で巻き返したいペイシャンスゼータと主役候補は多数いる山。これらにハナなら粘りが違ってくるジューヌノーブル、久々に見せ場が作れた実力馬トーホウボンバー、メモリードルマン、ニホンピロマイティも加わって混戦模様。馬券は手広く構えた方がよさそうだ。

 

7月22日(金)・4日目のメインはC級1組「ひまわり特別」。

 時計面で優位感はないテイエムカンベエだが、勝ち組の特別に入っても能力的にヒケ目なく、相手なりの走りもできそう。馬券の中心にはうってつけだ。決め手があるトゥンクルカラー、逃げ脚光るクリノリーチソク、出来の良さが伝わってくるナタリーあたりが差なく続く。以下ではブラックパールとミスターロールスだが、これらは展開に融通が利かないタイプ。あくまでも流れ次第か。

 

 

(文:競馬東海 寺澤 正勝)

 

競馬東海

楽天競馬 ネット新聞スタンド

  • 地方競馬ネット新聞
  • 日刊競馬
  • イー新聞
  • コンビニプリント競馬新聞

楽天競馬 公式SNS

  • FaceBook
  • Twitter

キーワードから探す

RSS

このページの先頭へ

開催当日のレースに関する情報については、主催者発表のものとご照合ください。

ポイントで競馬新聞が買える!地方競馬ネット新聞