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【開催見解】第14回名古屋競馬(10/4~7)

2016年10月3日

 「トルマリンシリーズ」と銘打って10月4日~7日の4日間の日程で開催される名古屋けいば。ここでは各日のメインレースの展望をお伝えします。

 

 初日のメインはB-1組の「カシオペア座特別」(1600m)

 前開催終了後に番組賞金の控除が行われ、それに伴い、今開催は全クラスが賞金順の編成となっています。この鞍も例外ではなく、通常のように前走勝ち馬がずらりとそろっていません。それでもA級からの降級馬あり、伸び盛りの3歳馬の参戦などがレースを難しくしている気がします。さて、中心には差し脚好調のヴュルガーをお勧めします。マイル戦の成績は一見地味に映りますが、むしろ適性は高いと確信しています。主戦の丸野騎手が別の馬に騎乗したのは少し引っ掛かりますが、ゲートをまともに出れば大崩れはないはず。先行馬が多彩になったのがどう出るかが焦点で、サカジロウィークやフェリシダーデスあたりが激しい争いを繰り広げるようなら、スズカエルフォトンの豪快な末脚が炸裂しても不思議ありません。

 またこの日は東海地区期待の若手カツゲキキトキトが金沢の白山大賞典にチャレンジします。中央馬はかなり手ごわそうですが、ここでいいレースをしれくれるようなら久々に全国区の大物出現といえるでしょう。なお、発走はカシオペア座特別の後、16時25分です。

 

 2日目のメインはA-3a組の「名古屋CCマース賞」(1900m)

 1400mで行われた前回の交流戦では中央馬が1~3着を独占。そこから3馬身差の4着にトゥルーカラーズが食い込んだものの、地元馬の旗色の悪さは否定できません。しかも1900mが舞台となると、さらにその傾向は強まります。よって、ここも馬券は中央馬を中心に組み立てるのがいいでしょう。その中で配当的な妙味を感じるのがガウェイン。3歳交流戦1勝のみで実績は見劣る印象ですが、再びダート替わりとなった前走は0秒9差の7着と一歩前進を見せました。久々でも調教をしっかり積めているようで、3歳馬の成長力は侮れないと思います。アローシルバーは人気薄の好走で迎えた前走が凡走でしたが、ある程度前で運べるのが魅力。唯一、500万級を勝っているジャストヴィークルは復帰後の3走を見る限り、この条件でも一変までは微妙な情勢。これとの比較ならパープルパルピナやバニスターを上位に取るのが賢明と判断します。地元勢で一矢報いるとなればハマったときのモズノハナミチで、前記トゥルーカラーズは距離が延びた今回は厳しくなるとみています。

 

 3日目メインはA-2組の「はなのき特別」(1800m)

 前開催で接戦の2着争いを制したゴールドピューマが上向いてきたのは確かです。しかし、マイル戦までと比べると1800m以上の良績が少ないのがネック。ばっさり切り捨てることはできませんが、過度な期待はどうでしょう。ここは久々でもマヤノクレドの底力に期待する手です。東海地区で崩れたのは昨夏の名港盃のみで、この顔ぶれで1800mなら最低限の責任は果たしてくれるはず。他ではエアマデレーン、ブライトシンプー、アルファメールあたりが馬券圏内になりそうです。

 

 4日目はシリーズメインのA-1組「トルマリンオープン」(1600m)

 一時トップクラスだったノゾミダイヤは好調時の雰囲気に程遠く、今年の名古屋記念馬ドナルトソンも往時の馬力が戻っていない印象。となると近走がいいコスモナーダムやイワクラギンガが必然的に人気を集めそうです。前者はオープン特別を連勝と波に乗っており、安定感も抜群です。後者はアップアンカー以下に大差をつけた前走が圧巻でした。ハナノパレードやヴェリテが先手にこだわってきても、控える競馬が板についた今なら臨機応変に対応できるはず。先行争いが予想以上に激しくなれば紛れが生じるかもしれませんが、充実している2頭が共に馬券から外れるケースは考えにくいというのが本音です。

 

 

(文:競馬東海 寺澤 正勝)

 

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開催当日のレースに関する情報については、主催者発表のものとご照合ください。

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