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【開催見解】第17回名古屋競馬(11/14~18 重賞:東海菊花賞)

2016年11月13日

名古屋けいばは「東海菊花賞シリーズ」と銘打って、11月14日・16~18日の計4日間で開催されます。ここでは各日のメインレースの展望をお送りします。

 

初日のメインはB-1組の「さそり座特別」1400m

 前走勝ち馬が1つ下の2組にまであふれているようにズラリと「1」の馬がそろいました。さらには9頭中、アベックモアを除く8頭が逃げ切り勝ちで、先行激化の流れは避けられそうにありません。そんな状況下でも2番枠を引いたトーホウハンターが果敢に飛ばしそうです。同馬の素質からすれば押し切りが可能かもしれませんが、意外と脆かった3、4走前が脳裏から離れません。ということで中心には控える競馬もできるダンスオーレがお勧め。このクラスは2度目で慣れが見込めますし、インでためてひと脚使う競馬を期待します。その観点でいくと面白いのがロッソマドンナ。力量的には微妙でも、差し味のあるタイプだと思います。

 

2日目のメインはA-3a組と中央500万条件の交流「名古屋CCヴァルカン賞」1400m

 交流戦ではとかく地元馬は苦戦を強いられています。この時期は中央馬のレベルがダウンしている印象でも、やはり中央馬重視のスタンスが正解でしょう。中心に推すのはリバーサイドパーク。8月に門別での交流戦で未勝利を脱したばかりですが、昇級戦でいきなりタイム差なしの2着、そして前走も0秒6差にまとめており、このメンバーなら決め手が一枚上と判断します。東海地区での交流戦の経験が豊富なピンクプリンセスも圏内の1頭で、ブランク明けでも仕上がり如何で好勝負が可能です。地元勢では初戦で2着と上々のすべり出しを見せたヴィンテージイヤーが人気を集めそうです。

 

3日目はシリーズメインの全国交流重賞「第57回東海菊花賞」1900m

 交流重賞で兵庫勢にやられっぱなしの名古屋、笠松馬。今回も前走で姫山菊花賞を制したサウスウインドを筆頭にかなりの布陣で臨んでくるとなると、やはり脅威です。ただ、今や地元の大将格・カツゲキキトキトがスタンバイ。力試しの色が強かった前走は6着と残念な結果に終わりましたが、その後は早い段階でここを目標にしており、乗り込みは入念です。秋の鞍ではのちに岐阜金賞を制したエイシンニシパを難なく差し切っており、歴戦の古馬が相手となっても期待に応えてくれるはず。このところは存在感の薄い南関東からの遠征馬ですが、東京記念2着のストゥディウム、中央時はG2で連対実績のあるアンコイルドには不気味さを感じます。

 

4日目のメインはA-2組の「さざんか特別」1600m

 今回は3日目に昇竜杯が組まれた関係で、実質的には3組といったところでしょうが、頭数が十分にそろったうえになかなかの混戦模様。馬券的にも面白い一戦です。ここはアナザーデイに期待します。前走がハナ差の辛勝でも、手応え以上にしぶとい粘りを見せました。展開に注文がつくタイプで枠順も大きな鍵になりそうですが、ここにきての良化は本物です。前開催の2組で2着に食い込んだサマーサラファンも好調を持続しており、脚質の幅が増したのが心強い材料。堅実駆けが評価できるニホンピロマイティ、本来の末脚が戻りつつあるラヴァリーオステルなど、伏兵は多彩で波乱の目もありそうです。

 

(文:競馬東海 寺澤 正勝)

 

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開催当日のレースに関する情報については、主催者発表のものとご照合ください。

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