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【開催見解】第25回名古屋競馬(2/27~3/3 重賞:スプリングカップ)

2017年2月26日

第25回名古屋競馬『スプリングカップシリーズ』は2月27日(月)~3月3日(金)の連続5日間開催で行われます。では、初日からメイン競走を紹介していきましょう。

 

 初日のメインはB-1組の『こじし座特別』(1600m)です。勝ち組の一戦でさすがに好調馬揃い。そんな中でも移籍後連勝のグレートヒットに注目。初戦こそ辛勝でしたが、前走は圧巻の内容。体調面でも上積みが見込めるだけに、一気に1組でもという魅力を感じる器です。ノボリフジは転入直後こそ体質の弱さから使い込めませんでしたが、このところは順調なローテで今回も実力を発揮してくれそう。カフジイーグルは前々走でそのノボリフジに完敗していますが、徐々に硬さも抜けて体調は上昇中です。

 

 2日目はシリーズメインでもある3歳重賞『第42回スプリングカップ』(1600m)です。2015年から全国交流になり、昨年からは距離も1600mとなりました。一昨年はハナノパレード、昨年はいまや東海公営の王者と言っていいカツゲキキトキトが優勝しています。3年連続で地元馬の制覇に期待が集まりますが、正直、東海公営の現3歳世代のレベルはお世辞にも高くありません。有力馬の相次ぐ故障や休養により、重賞を行う度に勝ち馬が変わるという状況。また、2開催前に行われた梅桜賞のように、決して本調子ではない金沢のヤマミダンスに歯が立たずという結果になっています。今回も兵庫から2頭(オレハツライヨ、ポッシビリタース)がエントリー。2頭ともに抜けた戦績ではありませんが、迎え撃つ地元勢の顔ぶれからも主役の座を持っていかれる可能性はかなり高いのでは? 特にオレハツライヨは機動力があって名古屋向きと思われます。対する地元の期待は中央から笠松へ移籍後3連勝とした笠松のセレニティフレア。出遅れた前走が秀逸な内容だっただけに初コースでも。また、梅桜賞では完敗も兵庫遠征で園田クイーンセレクションを勝っているキトキトの妹・カツゲキマドンナの2頭でしょうか。他にはグレイトデビュティ、フリーゴーイング、ヤコウレッシャ、クインザドリームらが候補に挙がります。

 

 3日目は中央500万条件との交流戦『名古屋CCジュノ賞』(1400m)です。中央勢はクラウンビュレット、コンスタンシー、シゲルクロマグロ、ダイナミックショー、トウショウスレッジの5頭。近々の成績では500万条件で1桁があるトウショウスレッジが有力でしょうか。コンスタンシーは昨秋名古屋に在籍して2戦2勝とコース経験があるのは有利。ただ、実績的に傑出した存在はおらず、これなら地元馬にもチャンスがあるのでは? 元南関東のA級馬マルカンパンサー、明け4歳馬キタノシャーロットがその候補となりそうです。

 

 4日目はA-2組の『黄梅特別』(1800m)。重賞勝ちのあるハナノパレードは実績上位も1800mは1ハロン長い印象があり、いかにペースを掌握するかが鍵を握りそう。オープン勝ちも経験したオンワードハドソンも主役候補。尾張名古屋杯を勝ったカツラギライデンは折り合いに難があり、1800mは微妙かも。ピースフルリバティは上がりが速くなると対処が難しそうです。

 

 最終日、5日目はA-1組の『コーラルオープン』(1600m)です。登録の段階では梅見月杯の1、2着馬アサクサポイントとコスモナーダムの名前がありますが、前者は開催前の時点で出否の可能性は半々、後者は名古屋大賞典一本で回避との報が入っています。となると、遂にオープン初挑戦となるサンデンバロンに注目でしょう。名古屋移籍後は(12400)という戦績を残しています。時計面ではすでにオープンクラスを凌駕しており、あとは自分の競馬ができるかどうかに懸かっているようです。梅見月杯で入着を果たしたキクノセントロやワンダフルタイムとの先手争いが見もの。行き切れば好勝負になっても不思議ないのでは? 重賞1勝、オープン特別11勝のメモリージルバも有力。今年も安定感ある塚田隆男厩舎から目が離せません。他ではブランニュー、アップアンカーあたりも3着圏内なら可能性がありそうです。

 

(文:競馬東海 寺澤 正勝)

 

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