【大井】【開催見解】第7回大井競馬(7/30~8/4 重賞:サンタアニタトロフィー)

2016年7月30日

 

大井競馬は7月31日(日)~8月4日(木)までの変則5日間開催。

長かった関東の梅雨もようやく明けて、夏本番。

 

7月31日は大井競馬にとって日本初のナイター競馬をスタートさせたトゥインクルバースデー。7月31日は「トゥインクルレースの日」として日本記念日協会からも認定されているという。

そのトゥインクルレースも今年は30周年ということで、2016年度TCKイメージキャラクターの斎藤工さん、剛力彩芽さんが来場したり、スパークリングワインのプレゼントがあったり、30th Anniv.大抽選会で豪華賞品が当たったりと華やかにお祝い。さらにはトゥインクルレース30周年を記念して「うまたせ!」の銅像が設置されて除幕式が行われるなど煌びやかにアニバーサリーが演出される。

 

昨年約10万人が来場し「タイ&ビールフェスティバル」が内馬場にてスタート!

幻想的なコテージ「Twinkle Water Square」が設けられ、 在京タイ王国大使館協力のもと、タイ舞踊などのステージや本格的なタイ料理店も並んでリゾート気分が味わえそうだ。

 

今開催は8月3日に古馬マイル重賞「第37回サンタアニタトロフィー」が実施されるとあって、8月1日(月) ~8月4日(木)までを「サンタアニタウイーク」と銘打って、サンタアニタ競馬場との友好交流を記念した様々なイベントを実施。サンタアニタトロフィー当日には、アメリカへ遠征した武豊騎手と元TCKのトップジョッキーで現在はJRAで活躍する内田博幸騎手によるトークショーなどイベント盛りだくさん。

 

また、8月2日にはサンタアニタトロフィーを2013年、2014年連覇など重賞6勝したセイントメモリーの引退式が9レース終了後に行われる。セイントメモリーは引退後に大井競馬場の誘導馬デビューを目指す予定とのことだ。

 

 

初日は全レース協賛競走でトゥインクルバーステーを盛り上げ、メインは「トゥインクルバースデー賞」。B2三組、B3一組による1400m戦。

5歳夏にしてキャリア24戦と浅いクインズストリーク。かつては逃げ馬として連勝したこともあるが、近走では好位で折り合う競馬ができるようになって幅を広げ、安定した成績をおさめている。前走はギンザヴィクトリアをクビ差封じる競馬で勝利。まだ底を見せていない印象だ。

ギンザヴィクトリアにとってクインズストリークとの再戦になるが、クビ差屈したものの直線の切れ脚は出色。展開ひとつで逆転の目もあり、この牝馬2頭を中心に考えたい。

休養明けの3戦を[1][2][2]のレース巧者アイスカチャン。ギンザヴィクトリアをハナ差捕らえたことのあるシングンムサシ。

 

 

2日目はB1一組、B2一組の「ロマンティックナイト賞」。

グランダムジャパンで活躍したクラトイトイトイが川崎を回避して大井マイルにエントリー。優駿スプリントでは久々の短距離で戸惑った印象だが、初めての古馬相手になるがマイル戦で格付緒戦から期待。

前走ではテンに脚を使うかたちになったサンタクローチェが短期放牧を挟んでリフレッシュ。

先週の川崎開催で抽選漏れになったアポロズスピアーは2年ぶりの大井コースになるがかつては大井所属していただけに軽視は禁物。

 

 

3日目には「2016シーサイドカップ」が組まれている。距離1200mのA2下準重勝で、勝ち馬にはアフター5スター賞(8月31日)への優先出走権が与えられるトライアル戦。

登録馬の中でテムジン、ショウナンラムジ、ドレッドノート、クレバーサンデーがサンタアニタトロフィー出走希望しているが、特にテムジンは準重賞を使えば大本命。中央1600万下から移籍したこの4戦は大井、川崎戦で危なげなく4連勝中。重賞級の実力馬だ。

前走の大井1200m戦を鮮やかに抜け出したプラチナグロースはひと叩きでさらに上昇。園田から移籍して3戦した短距離の切れ者エイシンテキサスは不利にも怯まず安定した走りを見せてい。

 

 

4日目は第37回サンタアニタトロフィー。

かつては関東盃と呼ばれていたが、TCKと米国・サンタアニタ競馬場の友好交流提携を結んだことで名称変更されたレース。勝ち馬にダートグレード競走のテレ玉杯オーバルスプリント(9月15日浦和)や日本テレビ盃(9月28日船橋)への優先出走権が与えられる秋シーズンへの序章にもなっている真夏のマイル重賞。

南関東の今後の力関係を図る意味でも重要なレースになるが、帝王賞挑戦をステップにしてきたジャルディーノにとっては貫禄を見せたい一戦。

移籍4連勝の実力馬テムジンにとっては試金石。マイルで本領発揮して流れに乗りたいストゥディウム。距離の対応幅広いレース巧者ムサシキングオー。実績上位サトノタイガー。武蔵野オープンを強い内容で勝って復活ゴーディー。

 

 

5日目メインは「シーブリーズ賞」。B3二組の1800m戦。

中央→金沢→大井→金沢→大井と移籍を重ねているプラチナバディは大井に戻ってから10戦しているが、2勝、2着2回、3着1回で掲示板を外したのは2回だけという善戦ぶり。前走の1800m戦では好位から抜け出す快勝。Bクラス入りとなったがタイム的にも遜色ない。

古馬相手が2度目になるクインザヒーローは距離延長を味方にする。軽快な逃げで我慢強く距離をこなすダテオトコ。

 

 

(競馬ブック 中川明美)

 

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