【大井】競馬専門紙記者の重賞予想(10/12 東京記念)
東京記念の予想見解
「ケイアイレオーネ、地元で巻き返す」
東京記念は、次開催のマイルグランプリに向かう馬が多いのか、他地区馬1頭を加えて10頭とちょっと寂しい頭数となった。
前走のマーキュリーカップは、長距離輸送の影響があり、力を出し切れなかったケイアイレオーネ。帰厩後は疲れを取って、ここ目標に乗り込まれて仕上がりは良好。メンバー的にこの馬のマイペースの逃げが予想され、逃げ切り勝ちに期待する。
相手はユーロビート。一昨年のこのレースの優勝馬で、昨年は2着。今年の金盃2着、ダイオライト記念3着と長い距離を得意にしているだけに逆転も十分有り得る。
中央時は未勝利だったが、川崎転入後は16戦13勝2着3回と素晴らしい成績を残しているのがチャンピオンゴッド。初コースだった前走は差は僅かだったが、危なげない勝ちっぷり。重賞は初挑戦になるが、ここに入っても好勝負に持ち込める。
あとは復活が待ち遠しいストゥディウム。昨年の羽田盃優勝馬で、決め手ならここに入っても一番。緩い流れが予想されるだけに、どのあたりでスパートするかが鍵になる。重賞でも好走歴があるスコペルタは、差し一手だけに条件戦でも取りこぼすが、相手なりの走りができるタイプで、オープン馬相手でも差のない競馬はできる。
高知から遠征のミッキーヘネシーは、サマーチャンピオン5着があり侮れないが、やはり距離は1400メートル以下がベスト。この距離ではスタミナが心配だ。
◎ ケイアイレオーネ
○ ユーロビート
▲ チャンピオンゴッド
△ ストゥディウム
△ スコペルタ
(勝馬 山形宗久)