【開催見解】第13回大井競馬（11/14～18 重賞:ハイセイコー記念）
今回の大井競馬トゥインクルレースは１１月１４日（月）から１８日（金）まで５日間。３日目に第４９回ハイセイコー記念が行われます。
初日のメインレースはオフト新潟賞がＢ１二組、Ｂ２一組選抜、距離１８００メートルで行われます、地元勢では近走好調のマイネルリボーンでしょう。中距離に実績があり、追ってから渋太い走りが魅力。確実に復調気配にあるので期待が持てます。当距離に実績のあるスパイアは道悪が得意で馬場状態がカギになりますが、自己条件なら巻き返しがあって不思議はありません。遠征馬は浦和の実力派ブレーヴマン、追い込み強烈な船橋のクローザーあたりでしょうか。
２日目のメインレースは日韓交流競走のインタラクションカップが３歳以上のオープン、１２００メートルで行われます。韓国からは６勝のウバギ、１３勝のオルセ、７勝のビチェワンジャが参戦。スプリントに実績があり、今年も注目したいところです。迎え撃つ南関勢の期待は昨年の覇者サトノタイガーでしょう。ＪＢＣスプリント５着が健闘と言える一戦。ここは狙った鞍で連覇に向けて視界良好。地元の若きスプリンターはルックスザットキル、ラクテの２枚看板。今年も激しい競馬になりそうです。
３日目のメインレースは第４９回ハイセイコー記念が２歳オープン、距離１６００メートルで行われます。前哨戦のゴールドジュニアーで１、２着のセイントバトラー、オリジナルポイントに別路線からは同舞台の選抜を勝ち上がってきたラッキーモンキー、鎌倉記念３着のティーケーグラス、道営で２連勝、緒戦のゴールドジュニアーは差のない４着に健闘した良血馬のエニークラップスがエントリー。大井で最初の２歳重賞に素質馬が揃って混戦ムードになりました。なお、この競走の１、２着馬には全日本２歳優駿の優先出走権が与えられます。
４日目のメインレースはスポーツニッポン賞がＡ２、Ｂ１一組選抜、距離１４００メートルで行われます。注目は地元の若き天才ランナー、フジノドラマでしょう。ここまで大井では９勝を挙げており、順調にステップアップ。とにかく追ってからの切れ味が抜群でこのまま行けば重賞路線に乗るのも遠くはないでしょう。川崎のプロファウンドは前回Ｂ１、Ｂ２の１４００で２着。逃げられない展開で伸びてきた走りに成長が窺えます。夏場のこのクラスで好走実績があるミヤジマッキーは末脚の生きる流れになれば台頭は十分可能でしょう。
５日目のメインレースはオフト大郷賞がＢ２三組、Ｂ３一組選抜、距離１４００メートルで行われます。現在３戦連続２着のレーザーですが、中野騎手に替わって本来の末脚に確実性が加わりました。今のデキなら今度はチャンスと言えます。先行タイプではここまで９戦６勝のタイシャも魅力の１頭。大型馬ながら器用に動けるタイプで流れに左右されないのが持ち味。相手関係は強化していますが、時計的に大崩れはなさそうです。追い込み一発ビンテージヴォーグはＣ１を２着してからの参戦ですが、過去にこの条件で一番人気に推されている点からこのメンバーに入っても全く見劣りしません。（予定馬は１１月１２日現在）
ケイシュウニュース 田島啓行
