【大井】競馬専門紙記者の重賞予想(12/30 東京シンデレラマイル)

2016年12月29日

東京シンデレラマイルの予想見解

 

「トーセンセラヴィ重賞制覇目前」

8連勝で挑んだ前走JBCレディスクラシックで、上位2頭には離されはしたが、3着を確保したトーセンセラヴィ。さすがに交流重賞となると楽ではないと思われたが、強敵相手に定量戦であの走りができたのは収穫だったはず。元々、牡馬相手でも重賞を獲れるほどの器だと思われていただけに、南関東の牝馬限定の重賞なら正直負けられないところだろう。

相手は3歳馬リンダリンダ。大井に転入後は東京プリンセス賞を勝ったのみだが、東京2歳優駿牝馬、桜花賞、ロジータ記念で2着がある実力馬。前走は3歳ながらクイーン賞に挑戦し、地方馬最先着はタイムビヨンドに譲ったが4着に好走し、厩舎の先輩であるララベルに先着して見せた。斤量面での恩恵はないが、今の充実ぶりなら好勝負に持ち込めるはず。

今年に入って力をつけたのがプリンセスバリュー。6月の京成盃グランドマイラーズでは、牡馬相手に2着に好走。JBCレディスクラシックではさすがに通用しなかったが、前走の総の国オープンで2着と状態に不安はなし。

また、昨年のロジータ記念で3着に好走した実績はあったが、その後力をつけてきたのがフジノドラマ。近走は強敵牡馬相手に好走できており、牝馬限定の重賞レベルなら面白い。一昨年のこのレースの覇者ノットオーソリティは、最近はもうひとつ結果を残せないでいるが、調子自体はここに向けて上向き。スンナリとハナなり番手につけられれば一変が有り得る。他では休み明けを一叩きされたモダンウーマン。早熟だった可能性はあるが、実績的にはかなりのもの。好枠を引き当て、この枠からポンと行ければ差はない。道営時に騎乗していた阿部龍騎手が騎乗するのも強味だ。穴ならケイティバローズか。中央時にはエンプレス杯3着があった実力馬で、4走前プリンセスバリューの2着くらい走れればここでも通用する。

 

◎トーセンセラヴィ

○リンダリンダ

▲プリンセイバリュー

△フジノドラマ

△ノットオーソリティ

△モダンウーマン

△ケイティバローズ

 

(勝馬 山形宗久)

 

勝馬

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