【開催見解】第12回佐賀競馬（9/10～9/18）
第12回佐賀競馬は9月10(土)11日(日) 17日(土)18日(日)の４日間で行います。
注目のレース【２日目】9月11日(日)
佐賀城特選 サラ系３歳－１組 1750ｍ (ロータスクラウン賞ＳＴ)
３歳－１組特選でロータスクラウン賞ＳＴ(１着馬優先)。距離1750ｍ。11頭立て。
【ウインヴォルケーノ】は前走はスタートで包まれる不利もあったし、馬場も悪く、最後の脚が同じになった。展開でのものが大きかったし、決して力負けではない。流れに乗れば巻き返す。
【スラッシュ】は位置取りはカギになるが、前走のように積極的に前で競馬すると、最後の脚で上位の存在。近走の走りからも成長しているのは確かだし、好勝負に持ち込めるのは間違いない。
【テイエムダイバリキ】はＪＲＡでは２走前に[2]着しているように、前々で競馬出来るのが魅力。佐賀のコースは合いそうな馬だし、日程的にもいきなり好勝負出来そう。力の差は感じない。
【ライオンクイーン】はスタートも巧いし、この枠だと今回も先手可能。力は出し切れると思うが、最後があと一歩。ここも如何にスムーズに流れるかだ。
【スターストリーム】は初戦の逃げ切りは見事。この距離も対応出来ると思えるが、今度は内に速い馬も居る。番手での走りがカギとなる。未知の魅力ある。
力接近するが、上位人気馬で決着しそうなムード。
【１日目】9月10日(土)
りんどう特別 サラ系Ｂ－２組 1750ｍ
9月10日(土)のメインはりんどう特別。Ｂ－２組。1750ｍ。11頭立て。
【コウザンゴールド】は10連勝は見事。前走は取消後で間隔も空いたが、アッサリ抜け出したし、まだ上が狙える力量馬だ。今度は前走以上に素軽さも増すだろう。不安もなく中心馬支持。
【ケモノタイプ】は移籍後は４連勝。この距離は初めてだが、佐賀の小回りコースだと対応出来そうだし、折り合いもつくタイプ。まだ底を見せてない素材だし、この距離での走りも楽しみ。
【コスモポッポ】はひと息入れたが、乗り込みは出来ているし、動ける態勢。以前に比べるとゲートの出が良くなっている。今度も五分に出れば上位の力量。
【ケンシスピリット】は佐賀へ戻ってからは勝ててないが、このクラスでも[2]着３回と崩れぬ走り見せている。レース運びも巧く、ここも上位に駆けて来る。
【マイネルヘルック】は休養後は[3][2]着と能力の高さ見せつけた。休養前もＢ特別で上位に駆けていた力量だし、位置さえ取れば前走くらいはやれる。
コウザンゴールド信頼するも、次着は力接近。
【２日目】9月11日(日)
佐賀城特選 サラ系３歳－１組 1750ｍ (ロータスクラウン賞ＳＴ)
紅葉特別 サラ系Ｂ－１組 1400ｍ
9月11日(日)のメインは紅葉特別。Ｂ－１組。1400ｍ短距離戦。10頭立て。
【テイエムシシオー】は移籍後は5戦3勝。スピード生かしているが、折り合う脚も持っているし、崩れがないのも好印象。順調に来ているだけに、ここも力出し切れる。中心馬に支持出来る。
【カシノエルフ】は以前は九州産霧島賞でも活躍していた力量。移籍後はなかなか勝てなかったが、前走で待望のＶ。快勝と言える内容だったし、夏場に強いのも魅力。今だと主力との差はない。
【コウエイテンペスタ】は前走は馬場も悪かったが、３角手前で反応出来なかった。疲れもあると思うが、底力は気にしたいし、前で競馬出来るのも強味。軽視出来ないし、上位評価は妥当。
【アップルシェア】は初戦は２番手追走からそのまま[2]着確保。走り自体は悪くなかったし、２戦目は上積みも見込める。園田Ａ２特別駆けの戦歴不気味。
【シゲルイガ】は前走の走りからは特別では荷が重い印象は受けたが、逃げだけではないと思えるし、好位で脚を溜めてどれくらいやれるか。注意必要。
テイエムシシオー押し切りそう。波乱はなさそうだ。
【３日目】9月17日(土)
彼岸特選 サラ系Ｃ２－１組 1750ｍ
アイオライト特選 サラ系Ｃ１－１組 1800ｍ
川内川特別 サラ系Ａ１・２ 1400ｍ
9月17日(土)のメインは川内川特別。Ａ１・２。1400ｍ短距離戦。11頭の登録。
霧島賞[2]着馬【コウユーサムライ】が中心馬となる。霧島賞では接戦の末に敗れたが、地元馬対決となれば一歩抜けた存在。上積みもあるはずだし、期待できる。
次着争いの筆頭は【コスモガラサ】か。ひと息入れて態勢整えたし、前走はミスタージャックを1.2秒引き離す快勝。外枠だと上記馬を脅かす。
【ミスタージャック】は前走は２番手で折り合ってゴール前捉えた。成長感じるレース内容からも更なる上積み見込みたい。
【コパノエクスプレス】は前走は不発も巻き返す底力持っている。今度は立て直して来そう。
【カシノタロン】も堅実に脚使っているし、大きな崩れはない。内枠で経済コースだと差も詰まる。
【４日目】9月18日(日)
はくちょう座特選 サラ系Ｃ２－２組 1400ｍ
長崎街道境原宿特選 サラ系Ｃ１－２組 1400ｍ
日向灘特別 サラ系Ａ１・２ 1750ｍ
9月18日(日)のメインは日向灘特別。Ａ１・２。1750ｍ。11頭の登録。
ＯＰ初勝利【シンゲツ】の勢いがここも勝るか。55ｋで行けるの魅力だし、力の差がないのも証明した。５歳馬と若さでも上回る。
【コウユウヒーロー】は接戦の末に敗れたが、霧島賞の後でもあったし、ローテーションを考えると逆転は可能だ。巻き返せる力もある。
【ヴィルトグラーフ】は57ｋのハンデは感じたが、前走は馬場も悪かったし、力を出し切ったレースだとは思えない。良馬場だと差はない。
【キョウワカイザー】は２ヶ月程間隔が開いたし、使い込めてないが、前走よりは動けると思うし、直前の気配次第ではチャンスもある。能力不気味。
【ヴァリアシオン】は堅実に脚使っている。前がもつれると浮上してくる。
上位３頭の対決ムード。
（文：全国公営競馬専門紙協会 田中宏信）
