【開催見解】第13回佐賀競馬（9/24～10/2 重賞：長月賞、玄界灘賞、ロータスクラウン賞）
第13回佐賀競馬は９月24(土)25日(日) 10月１日(土)２日(日)の４日間で行います。
注目のレース【４日目】10月２日(日)
スポーツ報知杯ＪＢＣ協会協賛 第13回ロータスクラウン賞(Ｓ１) サラ系３歳ＯＰ 1800ｍ
３歳ＯＰ重賞で秋の３歳No.１決定戦。高知から２頭の参戦があり、12頭フルゲートの予定。
ダービー馬【ドンプリムローズ】が中心馬となる。ダービー後は休養に入ったが、馬体はスキッとして太目感はないし、これからハードに鍛えて本番には仕上げて来るはず。能力信頼。
【ウインヴォルケーノ】も佐賀で８勝を挙げ力を付けているのは間違いない。前走は後方からの差し切り見事だった。２番手評価。
【パイロット】は古馬戦でも崩れぬ走りを見せているし、２番手が取れると力増すタイプ。流れ次第では圏内十分。
【スラッシュ】前走は早めに動いたが、道中のペースが速かったぶん伸びきれなかった。展開次第ではまだやれる馬だ。
【ライオンクイーン】はスピードはここでも上位。あと一歩が粘れてないが、2着続いており、大きな力の差は感じない。
休養明けだが、ダービー馬ドンプリムローズに能力の高さに注目している。
【１日目】９月24日(土)
第４回長月賞(Ｓ２) サラ系３歳以上ＯＰ 1750ｍ
９月24日(土)のメインは長月賞。Ｂクラスメンバー。1750ｍ。10頭立て。
【コスモポッポ】は前走は勝ち馬も強かったが、3着に追い込んできたのは流石。連勝も決めたし、良い頃の状態に戻ったのは確か。今度は馬場も合いそう。抜け出しまで考えたい。主力抜擢。
【ダノンミル】はＢ特別となるとなかなか勝てないが、前走は経済コースを巧く浮上。力は出し来った印象だったし、位置取りさえ出来れば今度は勝ち負けの相手。好勝負期待出来る。
【テイエムトッピモン】は前走は最後しっかり脚使っていたし、この馬の末脚が見れた。ローテーション的にも更に動けると思える。前走以上考えたい。
【クロスオーバー】は前走は差す競馬を試みたが成果が出なかった。今度は前で競馬するだろうし、スムーズに流れれば粘り込む。力量からも見直したい。
【コウギョウハンサム】は大井６勝馬。力はありそうだが、距離が微妙。スピードはあるし、佐賀の馬場は合うと思うが、何処まで辛抱するか。
上がり勝負となりそう。コスモポッポ期待。
【２日目】９月25日(日)
シリウス特別 サラ系２歳－１組 1750ｍ
コスモス特別 サラ系Ｂ－２組 1400ｍ
９月25日(日)のメインはコスモス特別。Ｂ－２組特別。1400ｍ。10頭立て。
【テイエムシシオー】は移籍後は６戦４勝。スピードで押し切る力もあるが、折り合いもつくし、今の走りを見る限りは崩れそうにない。57ｋとハンデも貰うが、大きな割引にはならない。
【ケンシスピリット】は上位の走りは出来ているが、Ｂ特別となると相手も手強い。器用に立ち回れるし、自在に動けるだけに1400ｍ戦も対抗出来る。崩れはないだろう。上位に評価したい。
【カシノエルフ】は前走が意外だったが、２走前は反応良く伸びて差し切り。あの走りが出来るだけに軽視は出来ない力量。追い切りも意欲的。際どく迫る。
【ダンシング】は最後が甘いだけに押し切り迄はどうかだが、前々でひと脚は使っているし、51ｋの軽斤量は魅力。距離も短い方が合う。渋太い脚見せそう。
【サチノポピー】はレース運びも巧いし、失速しない勝負根性もある。崩れがない辺りは能力も高い証拠。状態は日程的に前走以上。不気味な存在。
57ｋでハンデ貰うがこなせる能力馬。
【３日目】10月１日(土)
わし座特選 サラ系Ｃ２－２組 1750ｍ
長崎街道佐賀宿特選 サラ系Ｃ１－２組 1800ｍ
第４回玄界灘賞(Ｓ２) サラ系３歳以上ＯＰ 2000ｍ
10月１日(土)のメインは玄界灘賞。Ａ１・２。2000ｍ。11頭の登録。
休み明けも接戦制した【キョウワカイザー】に期待。状態は更に上向くと思えるし、この距離も対応できる自在タイプ。逃げ・２番手の展開には持ち込める相手。押し切る。
【ヴィルトグラーフ】は前走はキョウワカイザーと接戦の末に敗れたが、力の差はなかったし、馬場を考えれば逆転も十分。得意の2000ｍで巻き返す。
【コウユーヒーロー】は古処山特別でヴィルトグラーフに0,7秒先着。積極的な戦法が好走につながった。力での見劣りはないし、ここでも勝ち負けの勝負出来そう。
【コスモガラサ】は1400ｍ戦では力を出せているが、2000ｍとなると若干長い印象は受ける。やれない事はないが、このメンバーでは苦戦しそうだ。
【コウユーサムライ】の登録があるが、2000ｍ戦だけに出走は微妙。出てくれば能力不気味だが。
【４日目】10月２日(日)
季秋特選 サラ系Ｃ２－１組 1400ｍ
オパール特選 サラ系Ｃ１－１組 1400ｍ
国見岳特別 サラ系Ａ２以下 2000ｍ (九州大賞典ＳＴ１着馬優先)
スポーツ報知杯ＪＢＣ協会協賛 第13回ロータスクラウン賞(Ｓ１) サラ系３歳ＯＰ 1800ｍ
10月２日(日)の準メインは国見岳特別。Ａ２以下。2000ｍ戦。10頭の登録。
【シンゲツ】はＡ２格付けながらＯＰ馬相手に勝利。能力の高さ見せつけたし、ここＡ２クラスだと力で一歩リード。佐賀13勝目狙える。
【コウザンゴールド】はＢクラスからの挑戦。11連勝中でもあり、まだ底を見せない力量。シンゲツとの力関係が解らないが、大きな見劣りは感じない。
【エリモブリーズ】は距離万能タイプだし、距離の信頼性はこの馬が一番か。堅実に脚伸ばしてくるし、崩れないのも魅力。
【ヴァリアシオン】は前走は早めに動きすぎた。終い脚を使うのが合っている印象だし、距離もプラス。前次第では。
【ランドオウジ】は岩手在籍時に距離は経験しているし、やれないことはない。状態も上向いて来た。要注意。
距離を考えても上位３頭の対決となりそう。
（文：全国公営競馬専門紙協会 田中宏信）
