【開催見解】第15回佐賀競馬(10/22~10/30 重賞:韓国岳賞)
第15回佐賀競馬は10月22(土)23日(日) 29日(土)30日(日)の4日間で行います。
注目のレース【2日目】10月23日(日)
JRA認定リゲル特別 サラ系2歳-1組 1750m
リゲル特別は2歳JRA認定競走。1750m。9頭立て。
【ロイヤルピンク】は前走のJrチャンピオンでは後方から脚使っての[5]着。距離も経験したし、今度は本来の力出せそうだ。前々で流れに乗れば抜け出し可能。認定レースで初勝利を飾る。
【シュダイカ】は久々のレースとなるし、900m→1750mでは息の入りがどうかだ。それでも能力は高いし、調教でも長めを鍛えてる。アッサリ逃げ切りも考えられる素質馬だ。能力期待。
【ウッドランズ】は前走が思った走りではなかったが、ロイヤルピンクとは1馬身差だし、大きな力の差はない。最後も使えるし、崩れるタイプでもない。相性のいい鮫島騎手で変わりそうだ。
【マリノピュアハート】は前走は久々で1750m戦。流石に息が持たなかった。今度は距離も経験したし、前走のような事はないだろう。上積み見込む。
【スマートライン】は2戦1勝馬。センス感じるし、楽しみな馬だが、レースも空いたし、ここではキャリア不足の印象は受ける。素質で何処までやるか。
崩れないのはロイヤルピンクで、ここはチャンス到来。
【1日目】10月22日(土)
第4回錦秋特別 サラ系B-1組 1800m
10月22日(土)のメインは錦秋特別。B-1組。1800m。9頭立て。
【コスモポッポ】は前走でも最後は際どく伸びて、時計差のない勝負だった。今の走りだと崩れは考え難いし、馬場さえ良ければアッサリ抜け出す力強い脚を使っている。ここも中心馬支持。
【ダノンミル】は前走は馬場を考えてか、早めに動いてのV。巧みな騎乗が目立ったレースだった。今度も外枠だけに仕掛けどころがカギとなりそうだが、堅実に脚使う。差はないだろう。
【コウギョウハンサム】は移籍後は[5][3]着。距離にも対応出来たし、前で競馬出来れば今度も渋太く粘りそう。逃げだけではないのも好印象。差を詰めたい。
【ジャストザオネスト】はJRA1勝は1800mダート。距離はこなせると思うが、道中のペースがカギとなるだろう。逃げ・2番手スンナリと流れたい。
【テイエムマケンゲナ】はまだ抜け出すまではないが、確実に脚は使っている。3歳馬で馬体の成長も感じるし、力つけているのは確か。そろそろ絡むか。
【アンシャックルド】はJRA1勝は芝で挙げた。前に行く脚は持っているし、ダート戦も入着しており問題ない。初戦だが流れに乗れば粘り込めそう。
堅実コスモポッポ連対は外さない。
【2日目】10月23日(日)
JRA認定リゲル賞 サラ系2歳-1組 1750m
サフラン特別 サラ系B-2組 1400m
10月23日(日)のメインはサフラン特別。B-2組特別。1400m。12頭立て。
【ダンシング】は前走は向正面から一気に動いて久々の勝利。51kの軽量も好結果に繋がった。後方からのレースだが、この中間も乗り込み順調で、再びあの脚が見られそうだ。佐賀4勝目を狙う。
【スプリングスワン】は3連勝決めて特別まで昇り詰めて来た。ダンシングと同じような脚質で強烈な末脚を使っている。この頭数を捌くのは大変だが、末脚対決は楽しみだし、勢いもある。
【ケンシスピリット】はこの馬は前々で競馬出来る器用さ持っている。なかなか勝ち切れない処はあるが、崩れてないし、位置取り次第では大きな差はない。前を見ながら勝負処で動けば際どい。
【カシノエルフ】は終い生かすタイプで差し遅れのシーンも多いが、以前に比べると状態はいいし、不良馬場でも対応出来ている。今度も目を離せない存在。
【プレミールキャット】は初戦は[6]着だったが、距離が短くなるのはプラスだと思えるし、園田B1特別駆けの戦歴からもまだやれそう。2戦目は不気味。
前走の脚だとここも一気に抜け出す。
【3日目】10月29日(土)
トリマリン特選 サラ系C1-1組 1400m
2016JBC川崎まであと5日 うお座特選 サラ系C2-2組 1750m
第4回韓国岳賞(S2) サラ系3歳以上OP 1800m
10月29日(土)のメインは韓国岳賞。A1・2。距離1800m。11頭の登録。
【マサヤ】が佐賀へ帰ってきた。南関東で8勝を挙げるほどに力をつけているし、3走前は船橋A2下を快勝。この戦歴だと佐賀OPでも上位の存在。帰佐初戦もアッサリ抜け出す。
3歳チャンピオン【ドンプリムローズ】は古馬初挑戦。OP馬相手だけに何処まで通用するかだが、ダービー・ロータスクラウン賞での時計の比較では差がない。楽しみな一戦だ。
【コスモガラサ】は九州大賞典[2]着馬。2500m長距離を使った後だが、7歳となって更に力つけた晩成タイプ。今の勢いだとここでも上位の存在。際どく迫る。
【キョウワカイザー】は九州大賞典は流石に距離が長すぎた。得意の距離でやれるのはプラス材料だし、この馬のスピードが生かされる。見直したい。
【コウユーヒーロー】は前走はコスモガラサに完敗。力の衰えも感じるが、それでも崩れはないし、堅実に駆けて来る。底力は軽視できない。
マサヤ・ドンプリムローズも加わって秋のOP戦も面白くなってきた。
【4日目】10月30日(日)
菊の香特選 サラ系C2-1組 1400m
長崎街道小田宿特選 サラ系C1-2組 1750m
JBC川崎まであと4日 小岱山特別 サラ系A1・2 1400m
10月30日(日)のメインは小岱山特別。A1・2 1400m短距離戦。10頭の登録。
霧島賞[2]着馬【コウユーサムライ】が中心馬となる。交流戦以外では負けてないし、地元馬との対決となると一歩リードしている印象。新規馬も加わったが、今度も底力見せつける。
【トランザムスター】はJRA3勝馬。大井では力を出せなかったようだが、スピード競馬の佐賀の馬場は合うはず。550kを超す大型馬で迫力も十分。初戦から楽しみ。
【タガノリバレンス】も移籍初戦[2]着してダート適性も見せてくれた。得意の距離でやれる今回は更に力出せるだろう。一気に強襲して来そうだ。
【テイエムチカラ】は約2ヶ月程の休養明け。夏の疲れも癒せたと思うし、力を出し切れる仕上げだと見劣りはない。久々だが気になる力量馬。
【ランドオウジ】は堅実で崩れがないタイプ。メンバーは揃ったが、コウユーサムライ相手でも大きく負けてない。位置取りが上手く行けば粘る。
コウユーサムライ中心だが、新規馬も加わって、1400mOP戦も面白くなっている。
(文:全国公営競馬専門紙協会 田中宏信)