【開催見解】第18回佐賀競馬（12/10～25 重賞：師走賞、仙酔峡賞、宝満山賞、中島記念）
第18回佐賀競馬は12月10(土)11日(日) 13日(火) 18日(日) 24日(土)25日(日)の６日間で行います。
注目のレース【６日目】12月25日(日)
日刊スポーツ杯 第32回中島記念(Ｓ１)(ファン選抜) サラ系Ａ１・２ 1800ｍ
注目のレースは12月25日(日)のメインで中島記念(Ｓ１)。今年最後の重賞競走。距離1800ｍ。10頭の登録。
【マサヤ】は佐賀へ帰ってきて連勝決めた。初戦はキョウワカイザー相手に逃げ切っての勝利。評価出来る内容だった。距離も1800ｍで問題ないし、重賞もアッサリ決めそう。
【キョウワカイザー】は近走は1400ｍ戦で連勝。この距離も対応出来るし、終い生かすレース内容からも力は互角と考えたい。流れだけだと思えるし、３走前の借りを返す。
【トランザムスター】は移籍後は[2][1][2]着。前走はキョウワカイザーに敗れたが、この距離での巻き返しは可能だし、まだまだ良くなって来そう。何処からでも動ける脚魅力。
【コスモガラサ】は上位３頭を脅かす存在。上がり勝負だと見劣りはないし、ローテーション的にも力は出し切れる。自力で迫る力も持っているし、面白い存在。
【エリモブリーズ】は前走はコスモガラサと同タイムの[3]着。いい頃の走りに戻ってきたし、切れる末脚も持っている。流れ次第も穴用心。
上記４頭の対決となりそうだが、スピード断然マサヤが主導権を握る。押し切り期待。
【１日目】12月10日(土)
第４回師走賞(Ｓ２) サラ系３歳以上ＯＰ 1800ｍ
12月10日(土)のメインは師走賞。Ｂクラスメンバー。距離1800ｍ。10頭立て。
【コウザンゴールド】は佐賀で17勝を挙げた素質。ＯＰクラスでも好勝負出来る力も見せているし、このＢ特別では力が違い過ぎる。前走でも[2]着馬に1.9秒ちぎる圧勝。不動の中心馬だ。
【テイエムマケンゲナ】は[3]着が続いているが、次着争いに加わっているし、前について行く脚も見せている。力を付けているのは確かだし、今だと崩れは考え難い。次着争いの筆頭に推す。
【コスモポッポ】は最後の脚は強烈だが、追い込み一手だけに流れに左右される。距離が少しでも伸びるのはプラスだし、良馬場でやれれば差も詰まりそう。前走以上やれるはずだ。見直したい。
【エーシンサミット】は前走使って更に状態は上向く。問題はこの距離だが、園田Ａ１時に1700ｍで[4]着しているし、やれない事はないだろう。前で競馬出来るのも魅力だし、辛抱しそうだ。
【アンシャックルド】は前走は1400ｍ戦で後方からの展開も、最後は脚伸ばして[5]着。何処からでも動けるし、この距離もやれる。圏内も狙える存在。
【メティエダール】は移籍後は叩きつつ上向いている。距離もこなすと思うが、特別となると相手も揃う。力関係がどうかだが、３戦目で走りは良くなる。
コウザンゴールド不動の中心も、次着争いは混戦。
【２日目】12月11日(日)
アルデバラン特別 サラ系２歳－１組 1750ｍ
12月11日(日)のメインはアルデバラン特別。２歳特別戦。距離1750ｍ。９頭立て。
【モスフラワー】は移籍後はＪＲＡ認定競走を[2][2]着。勝ち馬も強く仕方ないが、力のあるところは見せているし、ここは先着馬も不在で筆頭位置。今度は結果もついて来るだろう。主力支持。
【バスデイプレゼント】こちらはＪＲＡ認定競走を[3][4]着。上記馬には遅れを取ったが、最後もシッカリ使ってるし、崩れもない。前走よりは流れも楽だろう。最後使って何処まで迫って来るかだ。
【シュダイカ】はデビュー戦は圧勝だったが、ＪＲＡ認定では[4][6]着。持ち味のスピードが生かせてない。能力があるのは確かだし、立て直して来た今回は走りも変わる。発馬決めたい。
【スターダストライト】は移籍後はスピード見せて[4][6]着。相手関係を考えれば悪い走りではない。この距離は未知だが、折り合えば我慢しそう。門別１勝馬で実力はある。軽視出来ない。
【ダダッコ】は移籍後は連勝決めた。流石に１組となると相手は一変するが、素質感じる走りが好印象。馬格もあるし、どれだけやれるか楽しみはある。
モスフラワー信頼したい。波乱はなさそう。
【３日目】12月13日(火)
ＪＲＡ交流ノカイドウ特別 サラ系２歳九州産 1400ｍ
ＪＲＡ交流ミヤマキリシマ特別 サラ系２歳九州産 1400ｍ
長崎街道鳴瀬宿特選 サラ系Ｃ１－２組 1400ｍ
イルミネーション特選 サラ系Ｃ２－１組 1750ｍ
12月13日(火)のメインは長崎街道鳴瀬宿特選。Ｃ１－２組特選。1400ｍ。12頭の登録。
力接近するが、叩くつつ良化【スループオブウォー】に期待する。移籍後は[7][4]着と差を詰めているし、ＪＲＡ時の戦歴だと勝ち負けの力は持ってるはず。移籍３戦目で能力発揮する。
【カシノシュウセイ】はスンナリ流れると渋太い。ここは先手も可能なメンバーだし、力は出し切れる展開になるだろう。道中のペースが影響するが粘り込みの可能性が高い。
【ネオリアライズ】移籍後は[1][3]着。初戦は向正面で一気に動いて快勝。底力あるとこ見せたが、２戦目は届かずの[3]着。時計は出ているし、馬場の問題だと思える。見直し必要。
【ジュエリーストーム】は休養明けで能検から。ダート経験も少ないし、どれだけやれるか微妙だが、能力は高そう。初戦だが注意必要。
【ホーマンジュピター】前走は伸び悩んだが、ローテーション的には今度はいいし、前走よりは動けるはず。自在に動ける脚も魅力ある。
【４日目】12月18日(日)
ディセンバー特選 サラ系Ｃ１－１組 1750ｍ
第４回仙酔峡賞(Ｓ２) サラ系３歳以上ＯＰ 1400ｍ
12月18日(日)のメインは仙酔峡賞。Ｂクラスメンバー。1400ｍ短距離戦。12頭の登録。
サプール不在となると【ダンシング】が中心となる。前走の一騎打ちは見応え十分だったし、[3]着を大きく引き離してのもの。今度はアッサリ抜け出せる。
次着争いは混戦も【テイエムシシオー】実績上位。休養明けで57ｋとハンデもある。順調に仕上がっていれば差はない力量馬だが。
【テイエムトッピモン】は最後も使えるし、崩れないタイプだが、終い生かすタイプだけに位置取りが影響する。ついて行けるペースだと上位争いは可能だ。
【プレミールキャット】は前走は好騎乗での[3]着だが、圏内狙える力も持っているし、このクラスは[3][4][3]着と崩れてない。前走以上期待。
【コウギョウハンサム】は前走が意外だが、今度は流れも落ち着きそうなメンバー。敗因は明らかだし、脚を溜めて行けば粘れる。
ここはダンシングが期待に応えてくれる。
【５日目】12月24日(土)
第３回宝満山賞(Ｓ２) サラ系３歳以上ＯＰ 2000ｍ
12月24日(土)のメインは宝満山賞。Ａ１・２ 2000ｍ。10頭の登録。
25日(日)に行われる中島記念にＯＰ上位馬が参戦しており、波乱含みの宝満山賞。状態さえ戻っていれば【キングプライド】が抜けた存在だが、休養明けで、まだ万全とは言えない。能力でどこまでやれるかだ。
【ブロードソード】は南関東からの移籍初戦。ＪＲＡ３勝馬で、直前は大井Ａ２下特別駆けの戦歴。距離は問題なさそうだし、仕上がっていれば実績上位。
【ヒショウ】はＡ２平場で勝ち負けの力量。長い距離は使われてないが、順調に来ているし、脚質からもやれない距離ではない。上位の存在となる。
【ヴァリアシオン】は一線級馬相手でも入着する力見せている。ここは闘い易くなっているし、持ち味の末脚を生かせればチャンスありそうだ。
新規【デリッツァリモーネ】はＪＲＡ２勝馬だが、芝での実績。ダートも使った事はあるし、佐賀の馬場が合えば戦歴での見劣りはない。
中心馬不在で波乱が予想される。難解なレースだ。
【６日目】12月25日(日)
ケフェウス座特選 サラ系Ｃ２－２組 1400ｍ
日刊スポーツ杯 第32回中島記念(Ｓ１)(ファン選抜) サラ系Ａ１・２ 1800ｍ
（文：全国公営競馬専門紙協会 田中宏信）
