【開催見解】第20回佐賀競馬(1/14~1/29 重賞:サイネリア賞、花吹雪賞、筑紫野賞、雷山賞、球磨川賞)
第20回佐賀競馬は1月14日(土)15日(日) 21日(土)22日(日) 28日(土)29日(日)の6日間で行います。
注目のレース【2日目】1月15日(日)
山口シネマ杯 第58回花吹雪賞(S1)サラ系3歳牝馬OP 1,800m
1月15日(日)のメインは花吹雪賞。3歳牝馬OP。重賞競走。距離1,800m。12頭立て。
【オヒナサマ】は佐賀若駒賞では最後の伸び脚に欠いたが、急仕上げで本来の走りとは言えなかった。今度は変わると思えるし、逃げて押し切る能力はある。戦歴で筆頭馬だし、力信頼する。
【コパノレイミー】は門別1勝。大井1勝しての佐賀移籍。初戦はB-3組の番組で古馬相手。内容は悪くなかったし、3歳限定だと上位の存在。スピード生かす走りで積極的に行く。差はない。
【タッチスプリント】は高知代表。門別で2勝を挙げている素質。高知では[2][2]着だが、時計も速いし、ここで勝ち負け出来る力は持っている。あとは距離が問題なければ主力にも推せる力量。
【スターダストライト】は前々で粘り込む脚は見せた。更に距離は延びるし、何処まで辛抱出来るかだが、乗り込みも順調で前走の走りは出来そう。
【アイディアルレディ】は前走は渋太い脚も見せたし、持ち味出せる展開にさえ持ち込めば大きな力差はない。スピード馬揃って位置取りがカギとなる。
3強対決ムード。地元オヒナサマ・コパノレイミーに高知タッチスプリントが対抗する。
【1日目】1月14日(土)
第4回サイネリア賞(S2)サラ系3歳OP 1,400m
1月14日(土)のメインはサイネリア賞。Bクラス特別。1,400m短距離戦。10頭立て。
【サーストンデンバー】は移籍後は4連勝決めた。ダンシングとの一騎打ちを押し切った走りは評価出来る。最後の脚もシッカリしているし、あの内容だと不安はない。5連勝も狙える。主役。
【ダンシング】は前走はサーストンデンバーに0.1秒及ばなかったが、力は見せつけたし、引き続き状態も維持。今度は前走のような位置取りは厳しいが、向正面から一気に動く。再度迫る。
【リトルカントリー】は移籍初戦は[3]着。スタートはそれ程になかったが、スピードに乗ってからはジワジワと詰めていた。能力感じる走り。上積み見込む。
【ウインヴォルケーノ】は4連勝決めてB特別まで昇り詰めた。この距離は得意としているし、9勝を挙げた実績。相手は強くなるが、4歳馬の勢い不気味。
再びサーストンデンバーVSダンシングの一騎打ちムードだが、リトルカントリー好気配。
【2日目】1月15日(日)
山口シネマ杯 第58回花吹雪賞(S1)サラ系3歳牝馬OP 1,800m
【3日目】1月21日(土)
2017M&Kジョッキーズカップ(第1戦) サラ系C2-2組 1,400m
ガーネット特選 サラ系C1-1組 1,800m
第5回筑紫野賞(S2) サラ系3歳以上OP 1,750m
1月21日(土)のメインは筑紫野賞。3歳。1,750m。12頭の登録。
中心不在で混戦メンバーの筑紫野賞。連勝した【セツナイキモチ】は勢いがあるが、初距離でキャリアも浅い。アッサリ抜け出しとなると疑問。
前走の初夢[3][4]着【ダダッコ・エイシンブラック】は距離の経験もあるし、無難に上位の走りしそう。
佐賀若駒賞組【トークーブケパロス】も時計の遜色はなく、上積みも見込めるだろう。
【シャインアストロ】も素質感じる走りだが、初距離だけに何とも言えないところ。
波乱模様の3歳筑紫野賞。
【4日目】1月22日(日)
長崎街道嬉野宿特選 サラ系C1-2組 1,400m
早緑月特選 サラ系C2-1組 1,750m
2017M&Kジョッキーズカップ(第2戦) サラ系B-2組 1,800m
1月22日(日)のメインはM&Kジョッキーズカップ(第2戦)。B-2特別。 1,800m。10頭立て。
岩手競馬招待騎手は村上忍・山本聡・高橋悠・関本淳騎手。佐賀勢6名が迎え撃つ。
堅実【テイエムマケンゲナ】にチャンスが廻って来た。コウザンゴールド不在だとB特別も力接近しておもしろい。V決めたい。
【ダノンミル】は距離の融通は利くし、この距離で結果も出している。3走振りの距離となるがチャンスある。
新規【アラートミノル】は笠松A2からの移籍初戦。東海クラウン[3]着の実績だとアッサリ抜け出せる戦歴。いきなり好勝負しそう。
【エリモブリーズ】は前走はB降級しての初戦だったが、[3]着確保がやっと。脚質的なものもあるし、展開に左右されるタイプ。
テイエムマケンゲナの初勝利に期待したい。
【5日目】1月28日(土)
第4回雷山賞(S2) サラ系3歳以上OP 1,400m
1月28日(土)のメインは雷山賞。A1・2 1,400m短距離戦。10頭の登録。
4連勝中【キョウワカイザー】が1,400m組に登録してきた。前走は九州オールカマー(2,000m)でウルトラカイザーを差しきった。能力再認識したし、状態の良さが窺える。
【サプール】は佐賀へ戻ってからは3連勝中。前走はOPクラスでの快勝だけに先も楽しみな4歳馬。
【エフェクト】はダートの適性も見せたし、スピードで一歩リード。2戦目は更に動きそうだ。
【エイシンガリレイ】もこの距離だと力出せる。崩れはないと思えるし、前が激しいと浮上して来る。
【ダイワアズール】も枠順次第では巻き返して来るだろう。
キョウワカイザーVSサプール対決楽しみ。
【6日目】1月29日(日)
第5回球磨川賞(S2) サラ系3歳以上OP 1,750m
1月29日(日)のメインは球磨川賞。A1・2 1,750m。10頭の登録。
A2昇級初戦も【コウザンゴールド】に期待したい。最近で敗れたのは九州大賞典(2,500m)のみ。再び連勝を伸ばしている。OP中距離戦でもアッサリか。
【マサヤ・トランザムスター】東眞勢が立ち向かう。中島記念ではキョウワカイザー相手に0.3秒差の走り。OP馬の意地を見せる。
【ヴィルトグラーフ】は前走が意外。ハードに乗り込んでいたが、遠征の疲れも残っていたのかも。底力からも見直したい一頭。
【コスモポッポ】は距離が延びるのはプラス。この相手だが、状態は良いだけに力は出し切れるだろう。
OP相手でも勝ち負けのコウザンゴールドに期待。
(文:全国公営競馬専門紙協会 田中宏信)