【開催見解】第23回佐賀競馬(3/11~26 重賞:古伊万里賞、はがくれ大賞典、松浦川賞、佐賀弥生賞)
第23回佐賀競馬は3月11日(土)12日(日) 19日(日)20日(祝月) 25日(土)26日(日)の6日間で行います。
注目のレース【2日目】3月12日(日)
スポニチ杯 第14回はがくれ大賞典(S1)サラ系3歳以上OP 2000m
3月12日(日)のメインははがくれ大賞典。全国地方交流重賞競走。距離2000m。11頭立て。
【ウルトラカイザー】 1月戦は久々に佐賀での走りが見れた。結果は2着惜敗も、スピードの違いも見せたし、4角では勝ち馬を引き離す積極的な走り。立て直してくれば押し切れる力量馬。
【サウスウインド】 昨年のはがくれ大賞典の覇者。その後も順調に勝ち星を挙げている。園田金杯では早めに抜け出すも、勝ち馬の強襲に敗れたが、人気に応えての2着。レース巧者。互角。
【コウザンゴールド】 再び連勝を伸ばしてるが、一線級馬との闘いは昨年の九州大賞典以来。あの頃よりも力つけているし、ここへ加わっても引けは取らない。底を見せぬ大器。楽しみな一戦。
【キョウワカイザー】 佐賀記念5着馬。地方勢ではカツゲキキトキト4着に続いたし、0.5秒差は立派。ウルトラカイザーにも勝ったし、佐賀のNo1馬と言える好調さ。好勝負出来るはず。
【エーシンクリアー】 はがくれ大賞典は今年で4度目の参戦。佐賀でも馴染みの馬だ。昨年は3着も、2014-2015年を連覇した。サウスウインドとの力の差もないが、間隔が空いたぶんが。
好メンバーが揃って力も接近。好仕上げウルトラカイザー期待。
【1日目】3月11日(土)
第3回古伊万里賞(S2)サラ系3歳OP 1800m
3月11日(土)のメインは古伊万里賞。3歳特別。1800m。10頭立て。
【ロトスキャンダル】は前走は久々で力を出し切れなかったが、叩いた上積みはあるはずだし、戦歴で上位の存在。乗り込みも良好だし、素軽さも増す。大きな時計短縮は可能。主力抜擢。
【ロイヤルピンク】は昨年10月以来のレースとなるが、乗り込み量も十分だし、牝馬だけに仕上がりも早そうだ。戦歴を考えても上記馬と大きな差はない。
【ホワイトウィングス】は飛燕賞4着。1勝馬で目立つ戦歴ではないが、堅実に入着するし、一線級馬と対戦しているだけに底力はある。チャンスもある。
【スターダストライト】は前走は勝ち馬が強過ぎたが、勝負根性は見せたし、前で競馬出来る強味もある。前でスムーズな流れだと、今度も粘りそう。
【アイディアルレディ】は前走は位置取りが悪過ぎた。外枠だと位置取りは可能だし、巻き返す力も持っている。この相手でも馬券の絡みは注意したい。
【ビミコウフク】はJRAでは1200m芝を4戦。戦歴からも能力は高そうな馬だし、乗り込みも十分。初戦は初めてのダートだし、距離の適性がどうかだ。
波乱ムードも休養明け2戦目ロトスキャンダルの変わり身期待。
【2日目】3月12日(日)
スポニチ杯 第14回はがくれ大賞典(S1)サラ系3歳以上OP 2000m
【3日目】3月19日(日)
長崎街道大村宿特選 サラ系C1-2組 1750m
第5回松浦川賞(S2) サラ系3歳以上OP 1400m
3月19日(日)のメインは松浦川賞。A1・2。1400m短距離戦。10頭の登録。
【コウユーサムライ】の登録がある。出てくれば能力で上。昨年11月の笠松GP以来となるが、牧場でシッカリ調整されているはず。いつもの通りに動ける態勢。
【サプール】も2ヶ月以上の間隔が空いたが、キッチリ仕上げて来ると思えるし、OP戦をアッサリ勝つ辺りは力が違い過ぎる。一騎打ち。
【ダイワアズール】は距離の融通は効くが、距離は短い方が得意。この相手でも力を出し切れば、大きな差はないはずだ。
【ブロードソード】もこの距離がベストだろう。南関東A2の戦歴は上位だし、まだやれる力は持っている。
【ヒショウ】も元気な姿見せているし、時計の掛かる馬場になれば力も増す。良馬場でやりたい。
休養明けだが能力が違う。コウユーサムライVSサプール。
【4日目】3月20日(祝月)
アネモネ特別 サラ系B-2組 1400m
3月20日(祝月)のメインはアネモネ特別。B-2組。 1400m。11頭の登録。
前走圧勝【イッセイイチダイ】が一歩リード。帰ってきての2戦目。更に状態は良くなると思える。このクラスでは負けない。
【ウインヴォルケーノ】もB特別に慣れてきた。本来が距離は1400mが合うタイプ。この距離で上位を狙う。
【スプリングスワン】はハマった時の末脚は力強い。実力的にも上位の存在だが、一発があるだけに主力を脅かす。
【カシノソラーレ】は前走は流れも厳しかったが、時計の掛かる馬場は苦手か。スピード生かせる不良馬場だと。
【モリデンボス】前走は1800m戦で動けなかったのは意外。この距離は結果も出しているし、上位へ食い込む。
イッセイイチダイ中心。次着争い。
【5日目】3月25日(土)
サンライズ特選 サラ系C2-1組 1400m
第5回佐賀弥生賞(S2) サラ系3歳以上OP 1800m
3月25日(土)のメインは佐賀弥生賞。Bメンバー 1800m。11頭の登録。
【ジャズコンボ】は佐賀で5連勝中。ようやく特別へ入ってきた。あの走りだと特別でも問題ない。距離の不安もないし、6連勝決める。
【テイエムマケンゲナ】は待望の初勝利が飾れた。勝ち味を覚えると走りも変わって来る。上記馬は強いが好勝負演じたい。
【テイエムボンドン】は前走は伸びきれなかったが、能力的に上位のもの持っている。今度は変わって来るはず。見直す。
【ダノンミル】は追い込みタイプだけに不発もあるが、巻き返す力は持っている。馬券の絡みには注意が必要な馬だ。
【エリモブリーズ】は状態を上げて来た。中間乗り込みがシッカリ出来ていれば、前走以上の走りが出来る。
ジャズコンボ信頼出来る。
【6日目】3月26日(日)
ふたご座特選 サラ系C2-2組 1750m
マーチ特選 サラ系C1-1組 1400m
3月26日(日)のメインはマーチ特選。C1-1組。 1400m。12頭の登録。
【エーシンサミット】は3連勝決めて勢いに乗っている。追って反応するし、勝負根性もある。今だと崩れは考えにくい。
【カイソクポリス】は1400m戦へ登録してきた。1750-1800m戦でも勝ち負けの実力だが、スピード競馬も対応出来る。差はない。
【テイエムサンピラー】は初戦は1750mで3着。今度は得意の距離でやれるし、走りも良くなるのは明らか。上位を脅かす。
【カシノシュウセイ】は前走はスタートが今一つだったが、追いかけるレースで2着に食い込んだ。底力立証。
【ゴールドパール】は速い流れに対応できたのは好印象。状態の良さが伺えるし、スンナリだと今度も渋太い。
メンバー揃って接戦ムード。波乱もありそう。
(文:全国公営競馬専門紙協会 田中宏信)