ダートグレード競走:ジャパンダートダービー(JpnI)2020
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カフェファラオ
所属:美浦
性齢:牡3歳
父:American Pharoah
母:Mary's Follies
調教師:堀 宣行
騎乗予定騎手:Ⅾ.レーン
注目ポイント
5馬身差圧勝&レースレコード更新でユニコーンSを制した。ダート2,000mは未知の領域も米3冠馬の血統武器に適応十分といえそうで国内頂点取りへ。
ダノンファラオ
所属:栗東
性齢:牡3歳
父:American Pharoah
母:クリスプ
調教師:矢作 芳人
騎乗予定騎手:坂井 瑠星
注目ポイント
着取りの入れ替わりが少し目立つが、兵庫チャンピオンシップでも2着の実績もあり、気持ちよく先行するレースが出来れば見せ場は充分。
ダイメイコリーダ
所属:栗東
性齢:牡3歳
父:エスケンデレヤ
母:ミラクルフラッグ
調教師:森田 直行
騎乗予定騎手:池添 謙一
注目ポイント
前走では古馬との一戦で勝ち負けを演じてきた。繰り上がり出走とはなるが大逃げ・先行策でレースを作っていく。
バーナードループ
所属:美浦
性齢:牡3歳
父:ロードカナロア
母:ステラマリス
調教師:高木 登
騎乗予定騎手:C.ルメール
注目ポイント
兵庫チャンピオンシップ含め目下3連勝中と実績上位。新馬戦以来となるカフェファラオとの激闘を制して世代の頂点に輝くべく闘志を燃やす。
フルフラット
所属:栗東
性齢:牡3歳
父:Speightstown
母:Golden Flair
調教師:森 秀行
騎乗予定騎手:武 豊
注目ポイント
3歳馬ながら既に2度の海外経験を有し、2月のサウジアラビア戦では堂々の優勝。力のいるコースのほうが向いてそうで地方の大舞台は好機ともいえそうだ。
キタノオクトパス
所属:美浦
性齢:牡3歳
父:フェノーメノ
母:ヒロアンジェロ
調教師:高木 登
騎乗予定騎手:田邊 裕信
注目ポイント
重賞初挑戦のユニコーンSでは5着だが、成績に大崩れがないのがアピールポイント。引き続き田邊騎手を鞍上に迎え、展開一気に上位へ。
ミヤジコクオウ
所属:栗東
性齢:牡3歳
父:ヴィクトワールピサ
母:エミネントシチー
調教師:川村 禎彦
騎乗予定騎手:幸 英明
注目ポイント
騎手を選ばず好レースを展開できる器用派で、前走はオープン戦を堂々勝利。その前走と同じ幸騎手を鞍上に迎え一気にビッグタイトルを狙う。
エメリミット
所属:船橋
性齢:牡3歳
父:シンボリクリスエス
母:プーカ
調教師:林 正人
騎乗予定騎手:山口 達弥
注目ポイント
低評価ながらも、見事東京ダービーを制覇し南関東の世代の頂点へ。デビュー時から二人三脚で歩んできた山口 達弥騎手とともに次は全国制覇だ。
コージーサンラッド
所属:大井
性齢:牡3歳
父:スズカコーズウェイ
母:セクシーシューズ
調教師:須田 和伸
騎乗予定騎手:本田 正重
注目ポイント
デビュー時から短距離戦を中心に使われ堅実に賞金・実績を積み上げてきた。重賞初挑戦&初距離となるが臆せず地の利ある当地で攻めに接したい。
ゴールドボンバー
所属:大井
性齢:牡3歳
父:ダンカーク
母:アンチークショップ
調教師:市村 誠
騎乗予定騎手:矢野 貴之
注目ポイント
2歳時は門別でデビューしレベルの高い環境でしのぎを削ってきた。ハナを切った豪快レースで全国のファンに雄姿を披露する構えだ。
ブラヴール
所属:船橋
性齢:牡3歳
父:セレン
母:チャームアスリープ
調教師:佐藤 裕太
騎乗予定騎手:本橋 孝太
注目ポイント
東京ダービーでは無念の除外となったが、無事に大舞台に駒を進めた。デビュー以来3着以下が一度もなく、実力はファンの知るところ。後方からの強襲劇で強豪らに迫る。
リコーシーウルフ
所属:大井
性齢:牡3歳
父:スマートファルコン
母:シマノタカラチャン
調教師:荒山 勝徳
騎乗予定騎手:真島 大輔
注目ポイント
繰り上がりの当レース出走となるが、今年は常に掲示板を外さぬ走り。1月当地戦以来(2着)となる真島騎手とのコンビで、父馬も成し遂げられなかったビッグタイトル獲得に挑む。
ガミラスジャクソン
所属:兵庫
性齢:牡3歳
父:エイシンフラッシュ
母:サイレンスドリーム
調教師:長南 和宏
騎乗予定騎手:鴨宮 祥行
注目ポイント
地方勢としては唯一の大井参戦。兵庫チャンピオンシップでは5着と中央勢にも先着しており、ここでもしぶとく食い下がるレースを見せたい。
■人気別(2010年以降)
1番人気の軸信頼。勝率・連対率・複勝率面で際立ち馬券から外すのは勇気が必要か。相手注目は3年連続で馬券貢献している4番人気馬。
人気 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1番人気 | 5-2-1-2 | 50.0% | 70.0% | 80.0% |
2番人気 | 2-1-1-5 | 22.2% | 33.3% | 44.4% |
3番人気 | 0-2-2-6 | 0.0% | 20.0% | 40.0% |
4番人気 | 1-5-0-4 | 10.0% | 60.0% | 60.0% |
5番人気 | 1-0-3-6 | 10.0% | 10.0% | 40.0% |
6番人気以下 | 1-0-3-80 | 1.2% | 1.2% | 4.8% |
■枠番別(2010年以降)
外枠に有利なデータが出ているが、2017年以降はやや内枠有利にシフトしつつある傾向。当日は直前のレース傾向もぜひ参考にしたい。
枠番 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1 | 1-0-0-11 | 8.3% | 8.3% | 8.3% |
2 | 0-0-0-11 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
3 | 2-0-3-8 | 15.4% | 15.4% | 38.5% |
4 | 0-1-2-16 | 0.0% | 5.3% | 15.8% |
5 | 1-4-1-13 | 5.3% | 26.3% | 31.6% |
6 | 2-3-1-14 | 10.0% | 25.0% | 30.0% |
7 | 3-0-1-15 | 15.8% | 15.8% | 21.1% |
8 | 1-2-2-15 | 5.0% | 15.0% | 25.0% |
■前走別(2010年以降)
例年ユニコーンS・東京ダービー組からの転戦が多く、特に前走上位着の競走馬は下馬評高く配当は堅め。しかし鳳雛Sや昇竜SといったOP競走からの直行組も高勝率を残しここが台風の目に。
前走 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
ユニコーンS | 3-2-4-16 | 12.0% | 20.0% | 36.0% |
東京ダービー | 2-1-3-28 | 5.9% | 8.8% | 17.6% |
鳳雛S | 2-0-0-2 | 50.0% | 50.0% | 50.0% |
兵庫CS | 1-2-1-4 | 12.5% | 37.5% | 50.0% |
昇竜S | 1-0-0-1 | 50.0% | 50.0% | 50.0% |
端午S | 1-0-0-0 | 100.0% | 100.0% | 100.0% |
■出走間隔別(2010年以降)
前哨戦(ユニコーンSや東京ダービー)が該当時期に行われるからか、中6週以上間隔での出走が勝率面では大きく有利に動いている。
出走間隔 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
中1週 | 0-0-0-2 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
中2週 | 1-0-1-11 | 7.7% | 7.7% | 15.4% |
中3週 | 1-2-3-18 | 4.2% | 12.5% | 25.0% |
中4週 | 1-2-4-42 | 2.0% | 6.1% | 14.3% |
中5週 | 2-1-1-13 | 11.8% | 17.6% | 23.5% |
中6週以上 | 5-5-1-17 | 17.9% | 35.7% | 39.3% |
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着順 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | タイム | 人気 | 馬体重 | 騎手 | 調教師 | 父 | 前走 | 人気 | 着順 |
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2019年 07/10 曇・稍重 ダ右2000m 14頭 過去映像 | ||||||||||||
1 | 12 | クリソベリル | 牡3 | 2:06.1 | 1 | 538 | 川田将 | [西]音無秀 | ゴールドアリュール | 兵庫CS[JpnII] | 1 | 1 |
2 | 5 | デルマルーヴル | 牡3 | 2:06.7 | 4 | 490 | 戸崎圭 | [東]戸田博 | パイロ | メイダン | - | - |
3 | 4 | ミューチャリー | 牡3 | 2:06.7 | 5 | 463 | 御神訓 | [船]矢野義 | パイロ | 東京ダービー | 1 | 2 |
単勝(12)120 複勝(12)100 (5)160 (4)190 枠連(4)(7)440 馬連(5)(12)470 ワイド(5)(12)220 (4)(12)300 (4)(5)830 枠単(7)(4)540 馬単(12)(5)540 三連複(4)(5)(12)1,370 三連単(12)(5)(4)2,760 | ||||||||||||
2018年 07/11 晴・良 ダ右2000m 14頭 過去映像 | ||||||||||||
1 | 1 | ルヴァンスレーヴ | 牡3 | 2:05.8 | 1 | 490 | Mデム | [東]萩原清 | シンボリクリスエス | ユニコーンS[GIII] | 1 | 1 |
2 | 14 | オメガパフューム | 牡3 | 2:06.1 | 4 | 453 | 川田将 | [西]安田翔 | スウェプトオーヴァ | 加古川特別 | 1 | 1 |
3 | 3 | グレートタイム | 牡3 | 2:06.1 | 3 | 482 | ルメー | [西]藤原英 | キングカメハメハ | ユニコーンS[GIII] | 3 | 2 |
単勝(1)220 複勝(1)110 (14)170 (3)150 枠連(1)(8)1,030 馬連(1)(14)1,000 ワイド(1)(14)360 (1)(3)260 (3)(14)520 枠単(1)(8)1,550 馬単(1)(14)1,510 三連複(1)(3)(14)1,560 三連単(1)(14)(3)6,060 | ||||||||||||
2017年 07/12 晴・良 ダ右2000m 14頭 過去映像 | ||||||||||||
1 | 4 | ヒガシウィルウィン | 牡3 | 2:05.8 | 5 | 459 | 本田重 | [船]佐藤賢 | サウスヴィグラス | 東京ダービー | 2 | 1 |
2 | 8 | サンライズソア | 牡3 | 2:05.8 | 4 | 502 | 川田将 | [西]河内洋 | シンボリクリスエス | ユニコーンS[GIII] | 3 | 3 |
3 | 3 | タガノディグオ | 牡3 | 2:06.0 | 2 | 526 | 川島信 | [西]宮徹 | エンパイアメーカー | 兵庫CS[JpnII] | 3 | 1 |
単勝(4)1,020 複勝(4)250 (8)200 (3)150 枠連(3)(5)940 馬連(4)(8)3,080 ワイド(4)(8)790 (3)(4)520 (3)(8)460 枠単(3)(5)1,770 馬単(4)(8)7,500 三連複(3)(4)(8)3,050 三連単(4)(8)(3)28,450 | ||||||||||||
2016年 07/13 曇・良 ダ右2000m 12頭 過去映像 | ||||||||||||
1 | 7 | キョウエイギア | 牡3 | 2:05.7 | 4 | 485 | 戸崎圭 | [西]矢作芳 | ディープスカイ | 鳳雛S | 4 | 1 |
2 | 13 | ケイティブレイブ | 牡3 | 2:06.6 | 3 | 495 | 武豊 | [西]目野哲 | アドマイヤマックス | 兵庫CS[JpnII] | 2 | 1 |
3 | 6 | ゴールドドリーム | 牡3 | 2:06.9 | 1 | 518 | 川田将 | [西]平田修 | ゴールドアリュール | ユニコーンS[GIII] | 2 | 1 |
単勝(7)1,420 複勝(7)230 (13)170 (6)120 枠連(5)(8)540 馬連(7)(13)2,420 ワイド(7)(13)570 (6)(7)420 (6)(13)240 枠単(5)(8)1,050 馬単(7)(13)6,510 三連複(6)(7)(13)1,830 三連単(7)(13)(6)22,780 | ||||||||||||
2015年 07/08 雨・不良 ダ右2000m 13頭 過去映像 | ||||||||||||
1 | 9 | ノンコノユメ | 牡3 | 2:05.6 | 2 | 448 | ルメー | [東]加藤征 | トワイニング | ユニコーンS[GIII] | 2 | 1 |
2 | 6 | クロスクリーガー | 牡3 | 2:06.1 | 1 | 463 | 岩田康 | [西]庄野靖 | アドマイヤオーラ | 兵庫CS[JpnII] | 1 | 1 |
3 | 12 | ラッキープリンス | 牡3 | 2:07.1 | 6 | 459 | 今野忠 | [浦]小久智 | サイレントディール | 東京ダービー | 9 | 1 |
単勝(9)280 複勝(9)120 (6)110 (12)330 枠連(5)(6)200 馬連(6)(9)210 ワイド(6)(9)140 (9)(12)990 (6)(12)660 枠単(6)(5)450 馬単(9)(6)470 三連複(6)(9)(12)1,730 三連単(9)(6)(12)4,980 |
専門紙のダートグレード競走予想
7月4日(土)公開
モノが違うカフェファラオは不動の中心馬。前走のユニコーンステークスは34秒台で後続を5馬身突き放す圧勝劇。中山ダート1800メートルの新馬では後術するバーナードループを問題にしておらず、右回りの2000メートルにも全く不安は感じない。中1週のローテーションだが、少しでも不安があれば出走してこないはずだし、態勢は万全。今回も勝ち方が焦点だろう。 当面の相手はミヤジコクオウ。ダートGⅠ級で9勝を挙げたエスポワールシチーの半弟と血統面の魅力十分だし、デビューから2着、1着、1着、3着、1着と安定感ある走りも評価できる。カフェファラオとはまだ未対戦、どこまで迫るか注目したい。 バーナードループは2戦目から3連勝で前走は兵庫チャンピオンシップを制した。先述したように新馬ではカフェファラオに完敗だったが、使う毎に着実に力をつけているし、地方のダートで結果を残せたことは大きい。今回も前々の競馬で自分の形に徹するのみ。 兵庫チャンピオンシップではクビ差の2着だったダノンファラオは前走こそ厳しい展開で14着と大敗だったが、伏竜ステークスでは1番人気に推されたほどで素質は評価されている馬。一転して今回は気楽な立場だが、思い切った競馬なら怖い。 フルフラットは米国、サウジと積極的に海外遠征を重ねて2走前にはサンバサウジダービーを制する快挙を達成。海外帰りで調整の難しさがあったのか、前走のユニコーンステークスでは6着だったが、一叩きされた今回は中身が違うはずだし、鞍上も武豊騎手に戻って巻き返しが怖い。 地方勢では東京ダービーを制したエメリミットだが、例年以上に中央勢が強力な布陣だし、京浜盃を制して羽田盃2着のブラヴールは東京ダービー除外の一戦。ともに苦しい戦いとなりそうだ。 (文:勝馬 小栗 啓裕)
レースの見どころ
2020.7.2(木)
2017年生まれの競走馬によるダート日本一決戦! 全国各地のダート戦線で勝ち名乗りをあげた若駒たちが、今年も大井競馬場2,000mの舞台で覇を競うべく集結! 過去の優勝馬には先日帝王賞を制したばかりのクリソベリルやルヴァンスレーヴ、ノンコノユメなど世代の頂点のみならず日本ダート界の頂点に輝いたビッグネームがズラリ。トップホースへの登龍門として熱い戦いがはじまろうとしています!