かきつばた記念 (JpnIII) 2024｜特集

かきつばた記念
　ダートグレード競走の全日本的な体系整備に伴い、今までの５月から２月へ移行された。また、ハンデ戦から別定戦へと変更されている。何かと傾向に変化がありそうだ。


◎⑪番　シャマル
　競走中止、競走除外が続き、心配された復帰戦だったが、懸念を払拭するレース内容で復調をアピール。この中間は熱のこもった調整がされており、ひと叩きされたことで、はっきりと上向いているのが見て取れる。名古屋コースは初めてだが、好位からの手堅い取り口から馬場もフィットする。

〇⑫番　ペリエール
　若さ、伸びしろではこの馬。古馬との対戦となった昨秋は不本意な結果となったが、早くから頭角を現したこの世代の俊英で、これから大きく飛躍していくであろう存在。このままでは終わらない。調整過程から立て直しは順調のようで、仕切り直しの今回はどんな競馬を見せるか注目が集まる。

▲⑧番　ヘリオス
　今年から実施時期が変更されたことで、ステップレースとして関連性が高まりそうなのが根岸ステークス。同レースで逃げてゴール寸前まで粘ったのがこの馬。並みいる強豪を相手に真っ向勝負を挑んでの奮闘は深く印象に残った。武豊騎手を背に、絶妙のペース配分で逃げて後続を翻弄するか。

△②番　スマイルウィ
　南関東の重賞を６勝の地方の雄。現在、20走連続（２度の競走除外はのぞく）で３着以内というハイレベルの走りが続く。すでにさきたま杯、オーバルスプリントで連対しているように、ＪＲＡ勢を向こうに回しても力量はなんら見劣りしない。まとめて負かす可能性も十分で、伏兵以上の存在。

×④番　サンライズホーク
　オープンに上がってから苦労していたようだが、交流重賞戦線に矛先を向けるとクラスターカップこそ敗退してものの、サマーチャンピオン、兵庫ゴールドトロフィーと立て続けに重賞を連破。地方の馬場や距離が延びたあたりも合っていたのだろう。相手は骨っぽくても勢いで突破する気構え。

×③番　ラプタス
　かきつばた記念は20、21年と逃げて連覇を達成し、新競馬場にリニューアルされた22年も３着に粘り込んだゲンのいいレース。ハンデを背負わないでいいぶん別定戦になったのは追い風だろう。８歳となりピークには及ばないとは思うが、極端な落ち込みは感じない。ノーマークにするのは怖い。


上積みが大きそうなシャマルが連軸。⑫⑧②を重点的に買う。
３連単フォーメーション
⑪→⑫⑧②→⑫⑧②④③
⑫⑧②→⑪→⑫⑧②④③

（競馬東海　大台和也）