ダートグレード競走:かしわ記念(JpnI)2019
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アポロケンタッキー
所属:栗東
性齢:牡7歳
父:Langfuhr
母:Dixiana Delight
調教師:山内研二
騎乗予定騎手:戸崎圭太
注目ポイント
2016年東京大賞典の優勝馬だが、ここのところ善戦して2着は多いものの勝ちきれない競馬が続いている。 状況を打開すべく選択した1600m戦は、3歳春に1度経験しているが本格化してからは初の条件。 新たな舞台で活路を見いだし、再びトップ戦線に名を連ねたい。
インティ
所属:栗東
性齢:牡5歳
父:ケイムホーム
母:キティ
調教師:野中賢二
騎乗予定騎手:武豊
注目ポイント
前走フェブラリーSではG1初参戦ながらゴールドドリームをはじめとした強豪相手に完勝。 7連勝でG1制覇を達成し、鞍上武豊をして「ニュースターの誕生」と言わしめた。 陣営はかしわ記念から帝王賞を目指すことを明言しており、地方競馬の舞台でも圧巻のパフォーマンスを見せるのか注目が集まる。
オールブラッシュ
所属:栗東
性齢:牡7歳
父:ウォーエンブレム
母:ブラッシングプリンセス
調教師:村山明
騎乗予定騎手:田邊裕信
注目ポイント
2017年の川崎記念を制しているが、昨年のかしわ記念でも2着するなど距離不問の活躍を見せる。 人気薄で複勝圏内に食い込んでくる事が多い当馬だけに、当日人気を落としている場合でも侮れない。
ゴールドドリーム
所属:栗東
性齢:牡6歳
父:ゴールドアリュール
母:モンヴェール
調教師:平田修
騎乗予定騎手:C.ルメール
注目ポイント
昨年のかしわ記念をはじめ、G1級競走4勝を誇る当馬も近走は3連続2着と惜敗続き。 若い世代が台頭してきているダート戦線だが、ここを完勝してディフェンディングチャンピオンとしての意地を見せたい。
ドリームキラリ
所属:栗東
性齢:牡7歳
父:Giant's Causeway
母:Truant
調教師:矢作芳人
騎乗予定騎手:坂井瑠星
注目ポイント
前走オアシスSではトップハンデ59kgをものともせず2着に逃げ粘ってみせた。 今回は国内一線級のメンバーと相対する事になるが、斤量も前走から2kg減の57kgと波乱を起こす要素は備えている。
モーニン
所属:栗東
性齢:牡7歳
父:ヘニーヒューズ
母:Giggly
調教師:石坂正
騎乗予定騎手:和田竜二
注目ポイント
2016年フェブラリーSの勝ち馬だが、以降3年余り国内重賞では勝ち星から遠ざかっている事も事実。 だが本レースにおいては4年連続の参戦となり、陣営もノウハウは知り尽くしている。 過去の経験を活かして最善策を取ってくる事は間違いない。
キタサンミカヅキ
所属:船橋
性齢:牡9歳
父:キングヘイロー
母:キタサンジュエリー
調教師:佐藤賢二
騎乗予定騎手:森泰斗
注目ポイント
昨年のNARグランプリ年度代表馬。 中央所属時代はオープン競走で二桁着順を繰り返していたが、一昨年の地方移籍後は別馬のように躍動。 特に地方ダートグレード競走では6戦3勝2着2回の連対率83%と素晴らしい成績を残している。 今回は1600mのダートグレード競走初参戦となるが、地元勢として中央の強豪を堂々迎え撃つ構えだ。
フェブラリーステークス
優勝馬:インティ
2着馬:ゴールドドリーム
3着馬:ユラノト
東京大賞典
優勝馬:オメガパフューム
2着馬:ゴールドドリーム
3着馬:ケイティブレイブ
■人気別(2009年以降)
1番人気馬の勝率が10%と非常に低く、頭として狙うには心もとない印象がある。 逆に2番人気馬は過去10年で6勝2着0回と対照的なデータが出ている。
人気 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1番人気 | 1-3-4-2 | 10.0% | 40.0% | 80.0% |
2番人気 | 6-0-1-3 | 60.0% | 60.0% | 70.0% |
3番人気 | 2-1-1-6 | 20.0% | 30.0% | 40.0% |
4番人気 | 1-1-2-6 | 10.0% | 20.0% | 40.0% |
5番人気 | 0-3-2-5 | 0.0% | 30.0% | 50.0% |
6番人気以下 | 0-2-0-64 | 0.0% | 3.0% | 3.0% |
■性別別(2009年以降)
牡馬が全勝しており、牝馬とセン馬に関しては出走頭数が少ない事もあるが、 2012年にラヴェリータが2着して以降、複勝圏内に入った馬はいない。
性別 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
牡馬 | 10-9-10-70 | 10.1% | 19.2% | 29.3% |
牝馬 | 0-1-0-9 | 0.0% | 10.0% | 10.0% |
セン馬 | 0-0-0-7 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
■馬体重別(2009年以降)
過去10年の勝ち馬は486kg~537kgの間となっており、485kg以下からは勝ち馬が出ていない。 レース当日の馬体重には注目しておきたい。
馬体重 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
400kg以下 | 0-0-0-0 | - | - | - |
401 ~ 425kg | 0-0-0-0 | - | - | - |
426 ~ 450kg | 0-0-0-11 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
451 ~ 475kg | 0-0-0-16 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
476 ~ 500kg | 4-1-2-26 | 12.1% | 15.2% | 21.2% |
501 ~ 525kg | 3-9-8-24 | 6.8% | 27.3% | 45.5% |
526 ~ 550kg | 3-0-0-7 | 30.0% | 30.0% | 30.0% |
551kg以上 | 0-0-0-2 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
■脚質別(2009年以降)
先行有利の傾向が出ているが、序盤から先頭に立って逃げた馬の勝率は0%である。 しかしながら、逃げ馬の連対率は70%、複勝率は80%と優秀なデータが出ており、 実際に過去3年は全て複勝圏内、去年も6番人気2着と健闘を見せている。
脚質 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
逃げ | 0-7-1-2 | 0.0% | 70.0% | 80.0% |
先行 | 8-3-9-26 | 17.4% | 23.9% | 43.5% |
差し | 2-0-0-32 | 5.9% | 5.9% | 5.9% |
追込 | 0-0-0-26 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
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着順 | 枠番 | 馬名 | 性齢 | タイム | 人気 | 馬体重 | 騎手 | 調教師 | 父 | 前走 | 人気 | 着順 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2018年 05/02 雨・良 ダ左1600m 12頭過去映像 | ||||||||||||
1 | 7 | ゴールドドリーム | 牡5 | 1:39.2 | 2 | 514 | C.ルメ | [西]平田修 | ゴールドアリュ | フェブラリーS[G1] | 1 | 2 |
2 | 3 | オールブラッシュ | 牡6 | 1:39.4 | 6 | 484 | 田辺裕 | [西]村山明 | ウォーエンブレ | マーチS[G3] | 12 | 11 |
3 | 11 | インカンテーション | 牡8 | 1:39.4 | 1 | 504 | 三浦皇 | [西]羽月友 | シニスターミニ | フェブラリーS[G1] | 6 | 3 |
単勝(7)320 複勝(7)140 (3)400 (11)120 枠連(3)(6)5,100 馬連(3)(7)5,830 ワイド(3)(7)1,560 (7)(11)210 (3)(11)820 枠単(6)(3)9,420 馬単(7)(3)9,520 三連複(3)(7)(11)3,930 三連単(7)(3)(11)32,670 | ||||||||||||
2017年 05/05 晴・良 ダ左1600m 10頭過去映像 | ||||||||||||
1 | 1 | コパノリッキー | 牡7 | 1:39.9 | 2 | 536 | 武豊 | [西]村山明 | ゴールドアリュ | フェブラリーS[G1] | 6 | 14 |
2 | 2 | インカンテーション | 牡7 | 1:40.3 | 5 | 504 | 岩田康 | [西]羽月友 | シニスターミニ | マーチS[G3] | 10 | 1 |
3 | 3 | モーニン | 牡5 | 1:40.4 | 3 | 518 | C.ルメ | [西]石坂正 | ヘニーヒューズ | フェブラリーS[G1] | 3 | 12 |
単勝(1)320 複勝(1)140 (2)180 (3)180 枠連(1)(2)1,110 馬連(1)(2)1,040 ワイド(1)(2)350 (1)(3)390 (2)(3)550 枠単(1)(2)1,060 馬単(1)(2)1,740 三連複(1)(2)(3)1,620 三連単(1)(2)(3)6,930 | ||||||||||||
2016年 05/05 晴・稍重 ダ左1600m 12頭過去映像 | ||||||||||||
1 | 1 | コパノリッキー | 牡6 | 1:39.2 | 3 | 532 | 武豊 | [西]村山明 | ゴールドアリュ | フェブラリーS[G1] | 4 | 7 |
2 | 6 | ソルテ | 牡6 | 1:39.9 | 6 | 501 | 吉原寛 | [大]寺田新 | タイムパラドッ | フジノウェーブ記念 | 1 | 1 |
3 | 4 | ベストウォーリア | 牡6 | 1:40.2 | 5 | 508 | 戸崎圭 | [西]石坂正 | マジェスティッ | フェブラリーS[G1] | 3 | 4 |
単勝(1)630 複勝(1)240 (6)430 (4)190 枠連(1)(5)6,730 馬連(1)(6)6,450 ワイド(1)(6)1,750 (1)(4)500 (4)(6)1,470 枠単(1)(5)9,740 馬単(1)(6)10,350 三連複(1)(4)(6)6,580 三連単(1)(6)(4)56,430 | ||||||||||||
2015年 05/05 晴・良 ダ左1600m 10頭過去映像 | ||||||||||||
1 | 7 | ワンダーアキュート | 牡9 | 1:37.4 | 4 | 508 | 和田竜 | [西]佐藤正 | カリズマティッ | フェブラリーS[G1] | 10 | 9 |
2 | 3 | ベストウォーリア | 牡5 | 1:37.6 | 1 | 510 | 福永祐 | [西]石坂正 | マジェスティッ | フェブラリーS[G1] | 3 | 3 |
3 | 6 | ハッピースプリント | 牡4 | 1:37.9 | 5 | 525 | 宮崎光 | [大]森下淳 | アッミラーレ | フェブラリーS[G1] | 8 | 11 |
単勝(7)1,840 複勝(7)270 (3)120 (6)260 枠連(3)(7)1,710 馬連(3)(7)1,650 ワイド(3)(7)430 (6)(7)1,630 (3)(6)490 枠単(7)(3)10,580 馬単(7)(3)6,780 三連複(3)(6)(7)4,500 三連単(7)(3)(6)45,080 | ||||||||||||
2014年 05/05 曇・良 ダ左1600m 8頭過去映像 | ||||||||||||
1 | 5 | コパノリッキー | 牡4 | 1:39.2 | 2 | 537 | 田辺裕 | [西]村山明 | ゴールドアリュ | フェブラリーS[G1] | 16 | 1 |
2 | 2 | セイクリムズン | 牡8 | 1:39.6 | 4 | 514 | 戸崎圭 | [西]服部利 | エイシンサンデ | 東京スプリント[Jpn3] | 2 | 2 |
3 | 7 | ワンダーアキュート | 牡8 | 1:39.6 | 1 | 509 | 武豊 | [西]佐藤正 | カリズマティッ | フェブラリーS[G1] | 5 | 6 |
単勝(5)240 複勝(5)100 (2)150 (7)100 馬連(2)(5)1,820 ワイド(2)(5)300 (5)(7)110 (2)(7)190 馬単(5)(2)2,220 三連複(2)(5)(7)380 三連単(5)(2)(7)3,680 |
専門紙のダートグレード競走予想
2019.5.5(祝・日)
「インティとゴールドドリームの一騎打ち」
デビュー戦は9着と敗れたが、2戦目以降連勝で、6戦目に東海ステークス、7戦目の前走でG1フェブラリーステークスを制したインティと、昨年の勝ち馬で、マイル【4-4-0-1】のゴールドドリームの一騎打ちとなるだろう。
前者は勢いと先行力があり、今回初の地方競馬のコースになるが、スピードに加えパワーあふれる走りは地方の馬場に合うはず。
一方後者は経験、実績もあり、左回りのマイルはベストの条件。大崩れなく、鞍上は絶好調のルメール騎手だけに侮れない。
どちらを軸にするか迷うところだが、大崩れしないが勝ち切れないゴールドドリームよりも、未だ底を見せていない魅力のインティを中心としたい。
3番手争いがカギになる。浦和記念で3角まくりを決め、レース振りに進境見せたオールブラッシュ。昨年の2着馬だが、近走再び復調気配で、もつれれば大逆転も考えられる。
モーニンは実績、経験豊富だが、このレース最近3年で8、3、6着と勝ち切るまでのイメージはない。ドリームキラリはすんなりマイペースなら見せ場以上も。G1の常連アポロケンタッキーは3歳以来のマイル(青龍ステークス9着)だが、固定観念を捨てて押さえてみたい。
◎インティ
○ゴールドドリーム
▲オールブラッシュ
△モーニン
△ドリームキラリ
△アポロケンタッキー
(日刊競馬 小山内 完友)
レースの見どころ
2019.4.30(火)
かつて競馬場があった千葉県柏市の名を冠したダートグレード競走は、船橋1600mで行われるJpnI。 毎年、全国のトップホースが集結することから、ダート競馬の“春のマイル王者決定戦”に位置づけられています。 なお、上位2着までに入った地方競馬所属馬には帝王賞の優先出走権が付与されます。