川崎記念 (JpnI) 2022|特集
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(楽天競馬"ポッ"イントもらっちゃおう娘)
ヴェルテックス
所属:栗東
性齢:牡5歳
父:ジャスタウェイ
母:シーイズトウショウ
調教師:吉岡辰弥
騎乗予定騎手:横山武史
注目ポイント
連勝劇でのオープン入り、名古屋グランプリ(JpnII)Vなど2021年は飛躍の年だった。近況好調ともいえる横山武史騎手を味方に2022年最初の王座獲りへ。
ケイティブレイブ
所属:美浦
性齢:牡9歳
父:アドマイヤマックス
母:ケイティローレル
調教師:清水英克
騎乗予定騎手:笹川 翼
注目ポイント
ダートグレード競走を盛り上げてきた名馬も今年で9歳。元々地方の砂が合うタイプではあり、4年ぶりのJpnI制覇へ一走入魂。
チュウワウィザード
所属:栗東
性齢:牡7歳
父:キングカメハメハ
母:チュウワブロッサム
調教師:大久保龍志
騎乗予定騎手:川田将雅
注目ポイント
昨年はドバイワールドカップ(GI)2着など数多くの見せ場を作り、GIホースとしての貫禄を堅持。王座奪還へ再び力強いレースを披露。
デルマルーヴル
所属:美浦
性齢:牡6歳
父:パイロ
母:カリビアンロマンス
調教師:戸田博文
騎乗予定騎手:菅原明良
注目ポイント
若干低迷期が続いているが、地方の左回りコースとの相性は悪くない。2戦連続となる若き鞍上のコンビで復活ののろし上げへ。
ヒロイックテイル
所属:栗東
性齢:牡5歳
父:スクリーンヒーロー
母:パーソナルレジェンド
調教師:本田 優
騎乗予定騎手:M.デムーロ
注目ポイント
昨年オープン入りし、重賞&地方コース初挑戦。逃げ・先行型の馬で勝利時には好パフォーマンスを披露。ここでも一発の可能性を十分に秘める。
ブラックアーメット
所属:栗東
性齢:牡4歳
父:ブラックタイド
母: カチューシャ
調教師:角田晃一
騎乗予定騎手:藤岡佑介
注目ポイント
前走(リステッド戦)では0.7秒差の4着も、走破タイムは重賞級の器か。一気にその名を全国のファンにアピールしたい。
エルデュクラージュ
所属:船橋
性齢:セン8歳
父:クロフネ
母:エルダンジュ
調教師:川島正一
騎乗予定騎手:本田正重
注目ポイント
中央在籍時代にはOP戦2勝、ダイオライト記念(JpnII)2着がある、得意の中距離戦で先行勝負をかける。
カジノフォンテン
所属:船橋
性齢:牡6歳
父:カジノドライヴ
母:ジーナフォンテン
調教師:山下貴之
騎乗予定騎手:張田 昂
注目ポイント
2021年は川崎記念・かしわ記念を制して、一躍ダート界トップホースの1頭となった。地方馬代表格として再びここ川崎から躍進を誓う。
サルサディオーネ
所属:大井
性齢:牝8歳
父:ゴールドアリュール
母:サルサクイーン
調教師:堀 千亜樹
騎乗予定騎手:矢野貴之
注目ポイント
強豪揃いの船橋・日本テレビ盃(JpnII)を制するなど、得意の単騎逃げにさらに磨きがかかってきた印象。今回は距離延長がカギだが得意の左回りコース味方に大仕事達成へ。
タービランス
所属:浦和
性齢:牡9歳
父:パイロ
母:チャームエンジェル
調教師:水野貴史
騎乗予定騎手:森 泰斗
注目ポイント
昨年は7戦して5回の馬券貢献を果たし、安定した成績を残している。前回当大会でも4着に入っており十分上位着を狙える存在の1頭に。
フレアリングダイヤ
所属:浦和
性齢:牡7歳
父:ストロングリターン
母:フレアリングピュア
調教師:藤原智行
騎乗予定騎手:内田利雄
注目ポイント
川崎コースの出走はここまで4戦と意外に少ないが2100m戦での勝利実績あり。変わり身なるか。
ホーリーブレイズ
所属:大井
性齢:牡8歳
父:フリオーソ
母:スキャニングジョイ
調教師:福永 敏
騎乗予定騎手:和田譲治
注目ポイント
先月の名古屋グランプリ(JpnII)で4着とし、中~長距離戦での実績あり。ペースを支配する展開からスタミナ勝負に持ち込みたい。
ロードゴラッソ
所属:川崎
性齢:牡7歳
父:ハーツクライ
母:サッカーマム
調教師:佐々木 仁
騎乗予定騎手:御神本訓史
注目ポイント
移籍初戦の報知オールスターカップでは3着と、初川崎コースでも結果を見せた。ダート重賞2勝の実力馬が心機一転、王座取りに挑む。
チャンピオンズC(G1)
優勝馬:テーオーケインズ
2着馬:チュウワウィザード
3着馬:アナザートゥルース
■人気別(2012年以降)
【1番人気馬を軸信頼】連対率・複勝率ともに100%と依然圧巻の数値で、相手も上位数頭までに絞って。
人気 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1番人気 | 6-4-0-0 | 60.0% | 100.0% | 100.0% |
2番人気 | 1-1-3-5 | 10.0% | 20.0% | 50.0% |
3番人気 | 1-2-5-2 | 10.0% | 30.0% | 80.0% |
4番人気 | 1-1-0-8 | 10.0% | 20.0% | 20.0% |
5番人気 | 1-1-0-8 | 10.0% | 20.0% | 20.0% |
6番人気以下 | 0-1-2-61 | 0.0% | 1.6% | 4.7% |
■年齢別(2012年以降)
【齢によって傾向あり】5・7歳馬が1着型、6歳馬が2着型の傾向。昨年1番人気のオメガパフューム(当時6歳)も2着に入っている。
年齢 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
2歳 | 0-0-0-0 | - | - | - |
3歳 | 0-0-0-0 | - | - | - |
4歳 | 1-2-3-6 | 8.3% | 25.0% | 50.0% |
5歳 | 5-0-2-13 | 25.0% | 25.0% | 35.0% |
6歳 | 1-6-0-9 | 6.3% | 43.8% | 43.8% |
7歳 | 3-2-3-15 | 13.0% | 21.7% | 34.8% |
8歳 | 0-0-2-24 | 0.0% | 0.0% | 7.7% |
9歳 | 0-0-0-11 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
10歳以上 | 0-0-0-6 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
■枠番別(2012年以降)
【外枠優位】外枠が1・2着型、内枠が2~3着型の傾向。昨年は1枠からの勝利であったが、そのほか2着は7枠、3着は4枠からとデータ傾向に沿った結果に。
枠番 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1 | 1-2-1-6 | 10.0% | 30.0% | 40.0% |
2 | 0-1-1-8 | 0.0% | 10.0% | 20.0% |
3 | 1-0-2-7 | 10.0% | 10.0% | 30.0% |
4 | 0-1-4-6 | 0.0% | 9.1% | 45.5% |
5 | 3-0-0-12 | 20.0% | 20.0% | 20.0% |
6 | 2-0-0-16 | 11.1% | 11.1% | 11.1% |
7 | 1-3-2-14 | 5.0% | 20.0% | 30.0% |
8 | 2-3-0-15 | 10.0% | 25.0% | 25.0% |
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着順 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | タイム | 人気 | 馬体重 | 騎手 | 調教師 | 父 | 前走 | 人気 | 着順 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2021年 01/27 曇・重 ダ左2100m 10頭過去映像 | ||||||||||||
1 | 1 | カジノフォンテン | 牡5 | 2:14.9 | 4 | 541 | 張田昂 | [船]山下貴 | カジノドライヴ | 東京大賞典[GI] | 9 | 2 |
2 | 8 | オメガパフューム | 牡6 | 2:15.5 | 1 | 455 | Mデム | [西]安田翔 | スウェプトオーヴァ | 東京大賞典[GI] | 1 | 1 |
3 | 4 | ダノンファラオ | 牡4 | 2:15.6 | 3 | 529 | 川田将 | [西]矢作芳 | American Pharoah | 東京大賞典[GI] | 2 | 12 |
単勝(1)640 複勝(1)150 (8)110 (4)140 枠複(1)(7)490 馬複(1)(8)570 ワイド(1)(8)260 (1)(4)410 (4)(8)240 枠単(1)(7)1,290 馬単(1)(8)1,470 三連複(1)(4)(8)910 三連単(1)(8)(4)6,190 | ||||||||||||
2020年 01/29 晴・不良 ダ左2100m 12頭過去映像 | ||||||||||||
1 | 12 | チュウワウィザード | 牡5 | 2:14.1 | 1 | 478 | 川田将 | [西]大久龍 | キングカメハメハ | チャンピオンズC[GI] | 5 | 4 |
2 | 9 | ヒカリオーソ | 牡4 | 2:15.3 | 7 | 476 | 山崎誠 | [川]岩本洋 | フリオーソ | 報知オールスターカップ | 1 | 3 |
3 | 4 | デルマルーヴル | 牡4 | 2:15.5 | 3 | 494 | マーフ | [東]戸田博 | パイロ | 名古屋グランプリ[JpnII] | 1 | 1 |
単勝(12)160 複勝(12)110 (9)340 (4)180 枠複(7)(8)1,150 馬複(9)(12)1,820 ワイド(9)(12)570 (4)(12)230 (4)(9)1,580 枠単(8)(7)1,780 馬単(12)(9)2,350 三連複(4)(9)(12)2,800 三連単(12)(9)(4)10,890 | ||||||||||||
2019年 01/30 晴・良 ダ左2100m 11頭過去映像 | ||||||||||||
1 | 6 | ミツバ | 牡7 | 2:15.0 | 3 | 477 | 和田竜 | [西]加用正 | カネヒキリ | 名古屋グランプリ[JpnII] | 3 | 2 |
2 | 2 | ケイティブレイブ | 牡6 | 2:15.5 | 1 | 513 | 福永祐 | [西]杉山晴 | アドマイヤマックス | 東京大賞典[GI] | 2 | 3 |
3 | 8 | オールブラッシュ | 牡7 | 2:15.5 | 2 | 496 | 田邊裕 | [西]村山明 | ウォーエンブレム | 浦和記念[JpnII] | 4 | 1 |
単勝(6)700 複勝(6)120 (2)100 (8)100 枠複(2)(6)280 馬複(2)(6)270 ワイド(2)(6)130 (6)(8)200 (2)(8)120 枠単(6)(2)1,410 馬単(6)(2)1,240 三連複(2)(6)(8)220 三連単(6)(2)(8)2,960 | ||||||||||||
2018年 01/31 晴・稍重 ダ左2100m 10頭過去映像 | ||||||||||||
1 | 6 | ケイティブレイブ | 牡5 | 2:14.9 | 1 | 516 | 福永祐 | [西]目野哲 | アドマイヤマックス | 東京大賞典[GI] | 1 | 3 |
2 | 7 | アポロケンタッキー | 牡6 | 2:15.1 | 4 | 575 | 内田博 | [西]山内研 | Langfuhr | 東京大賞典[GI] | 6 | 4 |
3 | 3 | アウォーディー | 牡8 | 2:15.3 | 3 | 514 | 武 豊 | [西]松永幹 | ジャングルポケット | チャンピオンズC[GI] | 4 | 5 |
単勝(6)270 複勝(6)120 (7)170 (3)130 枠複(6)(7)680 馬複(6)(7)810 ワイド(6)(7)310 (3)(6)190 (3)(7)380 枠単(6)(7)1,170 馬単(6)(7)1,480 三連複(3)(6)(7)1,040 三連単(6)(7)(3)4,680 | ||||||||||||
2017年 02/01 晴・良 ダ左2100m 12頭過去映像 | ||||||||||||
1 | 9 | オールブラッシュ | 牡5 | 2:14.6 | 5 | 485 | ルメー | [西]村山明 | ウォーエンブレム | 観月橋S | 1 | 1 |
2 | 12 | サウンドトゥルー | セ7 | 2:15.2 | 1 | 475 | 大野拓 | [東]高木登 | フレンチデピュティ | 東京大賞典[GI] | 2 | 3 |
3 | 4 | コスモカナディアン | 牡4 | 2:15.4 | 6 | 477 | 柴田大 | [東]金成貴 | ロージズインメイ | 招福S | 1 | 1 |
単勝(9)1,820 複勝(9)280 (12)110 (4)570 枠複(7)(8)1,020 馬複(9)(12)1,760 ワイド(9)(12)530 (4)(9)3,540 (4)(12)970 枠単(7)(8)2,510 馬単(9)(12)4,730 三連複(4)(9)(12)9,410 三連単(9)(12)(4)70,890 |
専門紙のダートグレード競走予想
2022年2月1日(火)公開
「実績、実力上位チュウワウィザード」 20年にこのレースを制しているチュウワウィザードが本命だ。 昨春ドバイワールドカップ2着、続く帝王賞6着後に骨折もあり順調さを欠いたが、休養明けはJBCクラシック3着、チャンピオンズカップ2着と、徐々に調子を上げている。海外含め23戦して着外はわずか2回の安定感、南関東の左回りは3戦3勝の実績。叩き3戦目で型通り良化確実だ。 ヴェルテックスは、前走名古屋グランプリを完勝。課題のズブさもみせず、鞍上のゴーサインに鋭く反応。2500mで持ち前のパワーと持久力がフルに生きた。2000m以上のレースで【2-1-2-0】、左回りも問題なし。Jpn1でどこまでやれるか、今回が試金石となるだろう。 カジノフォンテンは昨年の勝ち馬。上がり37秒5でオメガパフュームを3馬身ちぎった。自分の展開なら強さを発揮するが、今回はサルサディオーネの出方がカギになる。かしわ記念後ひと息も、叩かれ3戦目でいよいよ本領発揮だろう。 タービランスは川崎2100mで2、2、1、4着。9歳だが完成度の高いレース巧者で、むしろ速いペースで流れる交流重賞の方が走りがよい印象。うまく立ち回れば昨年以上も。 ヒロイックテイルはJRA5勝、うち左回り2100mで3勝の実績がある。重賞初挑戦がこの川崎記念と、チャレンジャーの立場だが、きょうだいに東京大賞典馬ローマンレジェンド、JBCレディスクラシック馬ミラクルレジェンドという血統的背景も含め、期待が高い。 ケイティブレイブは、18年川崎記念を含むG1(Jpn1)3勝。昨秋の金沢JBCクラシック5着からは、決定的な衰えは感じられない。混戦待ちだが、鞍上笹川翼騎手の手綱にも注目したい。 ブラックアーメットは、JRA4勝、1200~1800mで徐々に距離を延ばしながらオープンに昇った。折り合い面に不安残るが、後方からのまくる脚は見どころ十分だ。 ◎チュウワウィザード ○ヴェルテックス ▲カジノフォンテン △タービランス △ヒロイックテイル △ケイティブレイブ △ブラックアーメット (文/日刊競馬 小山内完友)
レースの見どころ
2022.1.27(木)
2022年初のJpnI競走がいよいよ開幕!JRA・フェブラリーステークス(GI)や、サウジカップデーやドバイワールドカップデーのような海外競走への選出・出走を見据え、多くの有力馬が一堂に会します。2021年大会は4番人気だった船橋所属のカジノフォンテン号がスタート先手でそのまま押し切ってJpnI初制覇!!2011年のフリオーソ号以来の地方馬による川崎記念制覇であり、直前に東京大賞典(GI)V3を成し遂げたばかりのオメガパフューム号を従えての大きな価値ある勝利となりました。