帝王賞 (JpnI) 2022|特集
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(楽天競馬"ポッ"イントもらっちゃおう娘)
オメガパフューム
所属:栗東
性齢:牡7歳
父:スウェプトオーヴァーボード
母:オメガフレグランス
調教師:安田翔伍
騎乗予定騎手:M.デムーロ
注目ポイント
引退撤回を決めた王者は今年初戦のアンタレスS(GIII)をトップハンデ59Kgで快勝。大井が舞台である以上主役筆頭。
オーヴェルニュ
所属:栗東
性齢:牡6歳
父:スマートファルコン
母:ギュイエンヌ
調教師:西村真幸
騎乗予定騎手:福永祐一
注目ポイント
ムラのある着順傾向も、決して苦手な距離ではないはず。先行策決めて上位へ。
クリンチャー
所属:栗東
性齢:牡8歳
父:ディープスカイ
母:ザフェイツ
調教師:宮本 博
騎乗予定騎手:森 泰斗
注目ポイント
GI級レースではあと一歩のところまで来ている。南関東の名手をパートナーに迎え今年こそ念願の王座戴冠へ。
スワーヴアラミス
所属:栗東
性齢:牡7歳
父:ハーツクライ
母:ベイトゥベイ
調教師:須貝尚介
騎乗予定騎手:松田大作
注目ポイント
1月の東海S(GII)では控えの競馬で重賞Vなど戦法にも幅出てきたか。帝王賞初参戦も決して侮れない存在に。
チュウワウィザード
所属:栗東
性齢:牡7歳
父:キングカメハメハ
母:チュウワブロッサム
調教師:大久保龍志
騎乗予定騎手:川田将雅
注目ポイント
2年連続参戦のドバイワールドカップ(GI)では今年も見せ場たっぷりのレース披露。初の帝王賞制覇に向けて今年こそ好機か。
テーオーケインズ
所属:栗東
性齢:牡5歳
父:シニスターミニスター
母:マキシムカフェ
調教師:高柳大輔
騎乗予定騎手:松山弘平
注目ポイント
初の海外挑戦こそ残念な結果も、帰国初戦の平安S(GIII)を勝利してその強さを再証明した。ダート界トップホースの1頭として狙うは帝王賞連覇。
メイショウハリオ
所属:栗東
性齢:牡5歳
父:パイロ
母:メイショウオウヒ
調教師:岡田稲男
騎乗予定騎手:濱中 俊
注目ポイント
昨秋に重賞初制覇を成し遂げ、今年3月にも重賞2勝目をあげるなど近況著しい。初となる地方コースが肌に合えば十分見せ所も。
ネオブレイブ
所属:大井
性齢:牡6歳
父:フリオーソ
母:スズノメガミ
調教師:米田英世
騎乗予定騎手:笹川 翼
注目ポイント
中央在籍時にはオープン馬としての実績もあり2000mの距離も問題なし。末脚決まれば出番か。
ノンコノユメ
所属:大井
性齢:セン10歳
父:トワイニング
母:ノンコ
調教師:荒山勝徳
騎乗予定騎手:真島大輔
注目ポイント
10歳馬と思わせぬレースぶりで今年も南関東重賞を盛り上げている。大舞台での好走シーンも多く、大井コースならさらに期待度アップか。
■人気別(過去10年)
【人気上位の信頼は…?】1番人気馬優勢も2着数の多さが際立つ。軸としつつも波乱ケースも一考か。
人気 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1番人気 | 1-6-1-2 | 10.0% | 70.0% | 80.0% |
2番人気 | 3-1-1-5 | 30.0% | 40.0% | 50.0% |
3番人気 | 3-0-2-5 | 30.0% | 30.0% | 50.0% |
4番人気 | 1-1-2-6 | 10.0% | 20.0% | 40.0% |
5番人気 | 1-1-2-6 | 10.0% | 20.0% | 40.0% |
6番人気以下 | 1-1-2-77 | 1.2% | 2.5% | 4.9% |
■年齢別(過去10年)
【4歳馬優勢】1着数の多さが光り、昨大会のテーオーケインズも4歳での勝利。2~3着は5歳・7歳馬あたりが優勢と出ている。
年齢 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
4歳 | 5-3-1-12 | 23.8% | 38.1% | 42.9% |
5歳 | 2-3-1-20 | 7.7% | 19.2% | 23.1% |
6歳 | 2-1-2-21 | 7.7% | 11.5% | 19.2% |
7歳 | 0-2-5-26 | 0.0% | 6.1% | 21.2% |
8歳 | 1-0-1-15 | 5.9% | 5.9% | 11.8% |
9歳 | 0-1-0-6 | 0.0% | 14.3% | 14.3% |
10歳以上 | 0-0-0-1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
■馬体重別(過去10年)
【着によって傾向あり】1着数では500Kg以上の競走馬優勢。2~3着なら450Kg~525kgに実績が集中している。
馬体重 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
400kg以下 | 0-0-0-0 | - | - | - |
401 ~ 425kg | 0-0-0-1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
426 ~ 450kg | 1-0-1-5 | 14.3% | 14.3% | 28.6% |
451 ~ 475kg | 0-4-2-18 | 0.0% | 16.7% | 25.0% |
476 ~ 500kg | 1-2-3-32 | 2.6% | 7.9% | 15.8% |
501 ~ 525kg | 5-2-4-28 | 12.8% | 17.9% | 28.2% |
526 ~ 550kg | 3-2-0-9 | 21.4% | 35.7% | 35.7% |
551kg以上 | 0-0-0-7 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
■馬体重増減別(過去10年)
【馬体重増はプラス!?】さらに+10Kg程度ならば勝率~複勝率は上昇。一方マイナス体重はやや割引材料か。
馬体重増減 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
-21kg以下 | 0-0-0-1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
-20 ~ -16kg | 0-0-0-0 | - | - | - |
-15 ~ -11kg | 1-1-0-7 | 11.1% | 22.2% | 22.2% |
-10 ~ -6kg | 1-2-0-9 | 8.3% | 25.0% | 25.0% |
-5 ~ -1kg | 0-2-5-40 | 0.0% | 4.3% | 14.9% |
増減なし | 3-0-2-13 | 16.7% | 16.7% | 27.8% |
+1 ~ +5kg | 2-3-1-22 | 7.1% | 17.9% | 21.4% |
+6 ~ +10kg | 0-2-0-6 | 0.0% | 25.0% | 25.0% |
+11 ~ +15kg | 3-0-2-2 | 42.9% | 42.9% | 71.4% |
+16 ~ +20kg | 0-0-0-0 | - | - | - |
+21kg以上 | 0-0-0-0 | - | - | - |
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着順 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | タイム | 人気 | 馬体重 | 騎手 | 調教師 | 父 | 前走 | 人気 | 着順 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2021年 06/30 曇・重 ダ右2000m 13頭過去映像 | ||||||||||||
1 | 4 | テーオーケインズ | 牡4 | 2:02.7 | 4 | 497 | 松山弘 | [西] 高柳大 | シニスターミニスター | アンタレスS【GIII】 | 1 | 1 |
2 | 11 | ノンコノユメ | セ9 | 2:03.3 | 10 | 456 | 真島大 | [地] 荒山勝 | トワイニング | 金盃 | 3 | 7 |
3 | 13 | クリンチャー | 牡7 | 2:03.4 | 6 | 490 | ルメー | [西] 宮本博 | ディープスカイ | 名古屋大賞典[JpnIII] | 1 | 1 |
単勝(4)740 複勝(4)340 (11)2,000 (13)450 枠複(4)(7)1,430 馬複(4)(11)104,960 ワイド(4)(11)20,120 (4)(13)1,320 (11)(13)12,950 枠単(4)(7)2,440 馬単(4)(11)148,250 三連複(4)(11)(13)104,120 三連単(4)(11)(13)2,387,990 | ||||||||||||
2020年 06/24 曇・重 ダ右2000m 14頭過去映像 | ||||||||||||
1 | 8 | クリソベリル | 牡4 | 2:05.3 | 2 | 540 | 川田将 | [西]音無秀 | ゴールドアリュール | サウジカップ | - | - |
2 | 11 | オメガパフューム | 牡5 | 2:05.7 | 1 | 452 | Mデム | [西]安田翔 | スウェプトオーヴァ | 平安S【GIII】 | 3 | 1 |
3 | 6 | チュウワウィザード | 牡5 | 2:05.9 | 3 | 489 | ルメー | [西]大久保 | キングカメハメハ | 川崎記念[JpnI] | 1 | 1 |
単勝(8)310 複勝(8)120 (11)100 (6)130 枠複(5)(7)310 馬複(8)(11)320 ワイド(8)(11)160 (6)(8)280 (6)(11)170 枠単(5)(7)670 馬単(8)(11)660 三連複(6)(8)(11)400 三連単(8)(11)(6)1,870 | ||||||||||||
2019年 06/26 晴・重 ダ右2000m 14頭過去映像 | ||||||||||||
1 | 5 | オメガパフューム | 牡4 | 2:04.4 | 3 | 448 | レーン | [西]安田翔 | スウェプトオーヴァ | 平安S【GIII】 | 3 | 3 |
2 | 1 | チュウワウィザード | 牡4 | 2:04.6 | 2 | 470 | 川田将 | [西]大久保 | キングカメハメハ | 平安S【GIII】 | 1 | 1 |
3 | 14 | ノンコノユメ | セ7 | 2:04.6 | 8 | 442 | 真島大 | [大]荒山勝 | トワイニング | ゴドルフィンマイル(GII) | - | - |
単勝(5)340 複勝(5)140 (1)130 (14)530 枠複(1)(4)410 馬複(1)(5)410 ワイド(1)(5)200 (5)(14)1,830 (1)(14)1,900 枠単(4)(1)790 馬単(5)(1)730 三連複(1)(5)(14)5,800 三連単(5)(1)(14)16,650 | ||||||||||||
2018年 06/27 晴・良 ダ右2000m 15頭過去映像 | ||||||||||||
1 | 4 | ゴールドドリーム | 牡5 | 2:04.2 | 2 | 526 | ルメー | [西]平田修 | ゴールドアリュール | かしわ記念[JpnI] | 2 | 1 |
2 | 2 | ケイティブレイブ | 牡5 | 2:04.3 | 1 | 512 | 福永祐 | [西]杉山晴 | アドマイヤマックス | ダイオライト記念[JpnII] | 1 | 1 |
3 | 10 | サウンドトゥルー | セ8 | 2:04.6 | 4 | 476 | 大野拓 | [東]高木登 | フレンチデピュティ | フェブラリーS【GI】 | 11 | 8 |
単勝(4)340 複勝(4)140 (2)110 (10)190 枠複(2)(3)320 馬複(2)(4)510 ワイド(2)(4)230 (4)(10)500 (2)(10)300 枠単(3)(2)650 馬単(4)(2)920 三連複(2)(4)(10)1,080 三連単(4)(2)(10)4,310 | ||||||||||||
2017年 06/28 曇・重 ダ右2000m 16頭過去映像 | ||||||||||||
1 | 3 | ケイティブレイブ | 牡4 | 2:04.4 | 6 | 504 | 福永祐 | [西]目野哲 | アドマイヤマックス | 平安S【GIII】 | 4 | 5 |
2 | 10 | クリソライト | 牡7 | 2:04.7 | 5 | 500 | 戸崎圭 | [西]音無秀 | ゴールドアリュール | 平安S【GIII】 | 6 | 2 |
3 | 2 | アウォーディー | 牡7 | 2:05.3 | 1 | 511 | 武 豊 | [西]松永幹 | ジャングルポケット | ドバイワールドC(GI) | - | - |
単勝(3)820 複勝(3)200 (10)190 (2)120 枠複(2)(5)2,950 馬複(3)(10)2,330 ワイド(3)(10)700 (2)(3)420 (2)(10)390 枠単(2)(5)5,350 馬単(3)(10)5,280 三連複(2)(3)(10)2,200 三連単(3)(10)(2)20,400 |
専門紙のダートグレード競走予想
2022.6.27(月)公開
「テーオーケインズの連覇が濃厚」
テーオーケインズは、3歳の年末に東京大賞典に挑戦し、その時はオメガパフュームの6着に敗れたが、タイム差は0.2秒。4歳になってオープン特別を快勝し、挑んだアンタレスSを制して重賞初制覇。そして次走で帝王賞を完勝してダート界の頂点に立った。その後休み明けのJBCクラシックと海外遠征では案外だったが、チャンピオンズCの勝ちっぷり、59キロを背負って勝った平安Sの走りからやはりダート界の頂点に君臨しているのは疑いもない。短期放牧明けだが仕上げに不安はなく、この頭数ならまぎれも少ないはず。昨年に続いての連覇は濃厚とみた。
オメガパフュームは、昨年末の東京大賞典を制して4連覇を達成。今年初戦のアンタレスSではスタートで後手を踏んで後方からの競馬になったが、59キロを背負いながらも鋭い末脚を繰り出して差し切って見せた。帝王賞に関しては19年が優勝で、20年が2着だが昨年は5着に敗れており、同じ舞台で行われる東京大賞典ほど安定した走りができない。その点でやはりテーオーケインズには劣る印象で〇までの評価になってしまう。
クリンチャーは、菊花賞で2着、翌年の京都記念を制しているように芝で活躍していたが、ダート路線に変更後はみやこSなど重賞で4勝を挙げている。その内3勝が地方での交流重賞なのだから地方のダート適性は高い。そして大井は、昨年の帝王賞で3着、東京大賞典で2着と得意にしている。今回は鞍上に森泰斗騎手を迎え、帝王賞制覇への意欲が感じられる。8歳馬だがまだまだ元気、相手は揃ったが好勝負に持ち込める。
チュウワウィザードは、20年のチャンピオンズCなど数々の重賞を制し、21、22年とドバイワールドCに挑戦して上位争いを演じている実力馬。しかし、大井では19年の帝王賞での2着が最高で未勝利。海外遠征帰りだった昨年のこのレースでは6着に敗れている。力量的には全く見劣りはしないが、やはり海外遠征帰りの今回は割り引いて△までとした。
ここにきて力をつけているのがメイショウハリオだ。昨年11月に重賞初挑戦でみやこSを制し、今年3月にはマーチSを制して重賞2勝目。平安Sではテーオーケインズに敗れはしたが、ここまで6勝中5勝が右回りでのもので、大井にコース替わりになるのはプラス。パイロ産駒なので地方のダート適性は高いはず、ナイターなど課題はあるが上位進出は可能だ。
地方からは2頭だけの出走と寂しいが、その中ではノンコノユメだろう。ジャパンダートダービーやフェブラリーSを制している実力馬で、既に10歳を迎えているが前走大井記念で2着に好走。昨年のこのレースで、13頭立ての10番人気ながら2着に激走したのはまだ記憶に新しい。19年には帝王賞3着、東京大賞典2着の成績もある。この中間の調整も順調そのもの、昨年の再現は可能だ。
◎テーオーケインズ
○オメガパフューム
▲クリンチャー
△チュウワウィザード
△メイショウハリオ
△ノンコノユメ
(文:勝馬 山形宗久)
レースの見どころ
2022.6.23(木)
帝王賞(JpnI)は上半期のダート界No1決定戦!輝かしい実績を持つダートホースたちが全国各地より集結し、JpnI競走に恥じぬハイレベルな一戦を大井競馬場2000mで繰り広げます。昨大会は4番人気のJRA・テーオーケインズ号が、オメガパフューム・チュウワウィザードら名だたるダート界の王者をくだして王座戴冠!また2・3着も伏兵の活躍で、3連単は200万を超える大型配当となりました。人気馬による決着か、新興勢力らの台頭か……その結果にぜひご注目ください!