ダートグレード競走:全日本2歳優駿(JpnI)2020
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タイセイアゲイン
所属:栗東
性齢:牡2歳
父:パイロ
母:アーバンレジェンド
調教師:松下武士
騎乗予定騎手:福永祐一
注目ポイント
JBC2歳優駿(JpnIII)では8着に甘んじたが、デビュー戦はじめ、好パフォーマンス残す左回りコースならば、改めて見直しの1戦に。
デュアリスト
所属:栗東
性齢:牡2歳
父:ミッキーアイル
母:デュアルストーリー
調教師:安田隆行
騎乗予定騎手:北村友一
注目ポイント
兵庫ジュニアグランプリ(JpnII)をノーステッキでの完勝劇。主役の1頭として圧巻のレースを披露できるか。
バクシン
所属:美浦
性齢:牡2歳
父:ヘニーヒューズ
母:アウトオブザウィム
調教師:齋藤 誠
騎乗予定騎手:齋藤 新
注目ポイント
ここがキャリア7戦目となるが成績に大崩れがない。どの位置からでもレースが出来そうな器用さがありそうでここも柔軟に捌いて上位進出だ。
ラストリージョ
所属:美浦
性齢:牝2歳
父:アグネスデジタル
母:コスモマクスウェル
調教師:蛯名利弘
騎乗予定騎手:柴田大知
注目ポイント
エーデルワイス賞(JpnIII)からの参戦。すでに芝・ダート両方での勝ちがありスピードでは引けを取らない。牝馬として4年ぶりのタイトル奪還に向け静かに燃える。
ルーチェドーロ
所属:美浦
性齢:牡2歳
父:マクフィ
母:アラフネ
調教師:高橋 裕
騎乗予定騎手:戸崎圭太
注目ポイント
前走では攻め不発で4着も、デビュー戦をレコード勝ちしたようにスピードはメンバー随一。積極的な攻め再現で世代の頂点獲りへ。
アランバローズ
所属:船橋
性齢:牡2歳
父:ヘニーヒューズ
母:カサロサーダ
調教師:林 正人
騎乗予定騎手:左海 誠二
注目ポイント
大井・ハイセイコー記念をレースレコードで快勝。速攻力を武器に強豪勢蹴散らし、王座戴冠へ一直線。
ラッキードリーム
所属:北海道
性齢:牡2歳
父:シニスターミニスター
母:サクラスリール
調教師:櫻井拓章
騎乗予定騎手:御神本訓史
注目ポイント
今年初開催となったJBC2歳優駿(JpnIII)馬。初輸送&左回りコースを克服できればここでも上位争いは必至。
リーチ
所属:北海道
性齢:牡2歳
父:グランプリボス
母:スイートローレライ
調教師:櫻井拓章
騎乗予定騎手:桑村真明
注目ポイント
鎌倉記念を勝利し大一番へ駒を進めてきた。メンバーは強くなるが当地コース経験済のアドバンテージを味方に、前走の再現だ。
アイバンホー
所属:金沢
性齢:牡2歳
父:プリサイスエンド
母:ラヴフルーヴ
調教師:金田一昌
騎乗予定騎手:中島龍也
注目ポイント
金沢ジュニアチャンピオン勝ちを収めての出陣となるが、元は門別デビュー馬で成績も安定型。行ってよし構えてよしの競馬で一発を狙う。
ギガキング
所属:北海道
性齢:牡2歳
父:キングヘイロー
母:ウルフコール
調教師:田中淳司
騎乗予定騎手:服部茂史
注目ポイント
盛岡・南部駒賞をレースレコードタイで勝利。強敵揃いの一戦だが臆せず攻めて上位へ。
トランセンデンス
所属:北海道
性齢:牡2歳
父:トランセンド
母:タントタント
調教師:田中淳司
騎乗予定騎手:森 泰斗
注目ポイント
JBC2歳優駿(JpnIII)では、メンバー最速の上り脚で2着。先行勢が苦しい展開ならば、後方から他馬一刀両断のシーン再現も。
ランリョウオー
所属:浦和
性齢:牡2歳
父:パイロ
母:ファビラスタイム
調教師:小久保智
騎乗予定騎手:本橋孝太
注目ポイント
ハイセイコー記念では0.3秒差の2着。これまで3着以下がなく浦和左回りで4戦3勝。好位置キープで今回も馬券貢献を誓う。
アークエンジェル
所属:川崎
性齢:牡2歳
父:ディスクリートキャット
母:アグネスエンジェル
調教師:武井和実
騎乗予定騎手:笹川 翼
注目ポイント
ここが重賞初レース。強力メンバー相手で厳しい一戦と見込まれるが、地の利を活かし全国の競馬ファンに雄姿をアピールだ。
■人気別(2010年以降)
1番人気軸信頼。昨年は着外となり連対記録は途絶えてしまったが、依然として勝率面は高く馬券の軸からは外せなさそうだ。
人気 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1番人気 | 5-1-2-2 | 50.0% | 60.0% | 80.0% |
2番人気 | 0-5-0-5 | 0.0% | 50.0% | 50.0% |
3番人気 | 3-1-2-4 | 30.0% | 40.0% | 60.0% |
4番人気 | 0-1-1-8 | 0.0% | 10.0% | 20.0% |
5番人気 | 2-1-1-6 | 20.0% | 30.0% | 40.0% |
6番人気以下 | 0-1-4-76 | 0.0% | 1.2% | 6.2% |
■所属別(2010年以降)
実績上ではJRA圧倒も、1~3着がJRA勢だけで占められたのは過去5年では2018年大会のみ。好調な地方所属馬をしっかり馬券に組み込んでおくことが必要そうだ。
所属 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
美浦 | 5-4-1-15 | 20.0% | 36.0% | 40.0% |
栗東 | 3-5-3-14 | 12.0% | 32.0% | 44.0% |
ホッカイドウ | 1-0-1-24 | 3.8% | 3.8% | 7.7% |
川崎 | 1-0-0-8 | 11.1% | 11.1% | 11.1% |
船橋 | 0-1-2-14 | 0.0% | 5.9% | 17.6% |
浦和 | 0-0-3-5 | 0.0% | 0.0% | 37.5% |
■前走別(2010年以降)
北海道2歳優駿(JpnIII)やプラタナス賞(1勝クラス)組がデータ上抜けているが、過去5年で見るとレースに関係なく、前走で「勝利」していることが連対の条件になっていることを覚えておきたい。
前走 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
北海道2歳優駿 | 4-2-1-16 | 17.4% | 26.1% | 30.4% |
兵庫ジュニアグランプリ | 1-3-2-18 | 4.2% | 16.7% | 25.0% |
プラタナス賞 | 1-1-1-1 | 25.0% | 50.0% | 75.0% |
もちの木賞 | 1-1-0-4 | 16.7% | 33.3% | 33.3% |
平和賞 | 1-0-1-12 | 7.1% | 7.1% | 14.3% |
エーデルワイス賞 | 1-0-0-0 | 100.0% | 100.0% | 100.0% |
ポインセチア賞 | 1-0-0-0 | 100.0% | 100.0% | 100.0% |
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着順 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | タイム | 人気 | 馬体重 | 騎手 | 調教師 | 父 | 前走 | 人気 | 着順 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2019年 12/18 晴・稍重 ダ左1600m 13頭 過去映像 | ||||||||||||
1 | 2 | ヴァケーション | 牡2 | 1:41.9 | 5 | 469 | 吉原寛 | [川]高月賢 | エスポワールシチー | 平和賞 | 4 | 1 |
2 | 1 | アイオライト | 牡2 | 1:41.9 | 4 | 484 | 武藤雅 | [東]武藤善 | ローレルゲレイロ | 2歳1勝クラス | 1 | 1 |
3 | 12 | ティーズダンク | 牡2 | 1:42.0 | 9 | 481 | 石川倭 | [浦]水野貴 | スマートファルコン | 新風特別 | 1 | 1 |
単勝(2)880 複勝(2)250 (1)250 (12)1,160 枠連(1)(2)3,940 馬連(1)(2)3,290 ワイド(1)(2)1,110 (2)(12)5,930 (1)(12)8,380 枠単(2)(1)9,840 馬単(2)(1)7,260 三連複(1)(2)(12)55,020 三連単(2)(1)(12)285,290 | ||||||||||||
2018年 12/19 晴・重 ダ左1600m 14頭 過去映像 | ||||||||||||
1 | 12 | ノーヴァレンダ | 牡2 | 1:42.8 | 5 | 526 | 北村友 | [西]斉藤崇 | ダイワメジャー | もちの木賞 | 2 | 1 |
2 | 5 | デルマルーヴル | 牡2 | 1:42.8 | 2 | 493 | Mデム | [東]戸田博 | パイロ | 兵庫ジュニアGP[JpnII] | 1 | 1 |
3 | 11 | ガルヴィハーラ | 牡2 | 1:43.1 | 1 | 491 | ルメー | [東]萩原清 | ゴールドアリュール | プラタナス賞 | 2 | 1 |
単勝(12)630 複勝(12)170 (5)130 (11)120 枠連(4)(7)400 馬連(5)(12)1,180 ワイド(5)(12)380 (11)(12)370 (5)(11)240 枠単(7)(4)730 馬単(12)(5)2,490 三連複(5)(11)(12)1,120 三連単(12)(5)(11)8,430 | ||||||||||||
2017年 12/13 晴・良 ダ左1600m 13頭 過去映像 | ||||||||||||
1 | 9 | ルヴァンスレーヴ | 牡2 | 1:41.6 | 1 | 486 | Mデム | [東]萩原清 | シンボリクリスエス | プラタナス賞 | 1 | 1 |
2 | 8 | ドンフォルティス | 牡2 | 1:41.8 | 3 | 497 | 武 豊 | [西]牧浦充 | ヘニーヒューズ | 北海道2歳優駿[JpnIII] | 1 | 1 |
3 | 11 | ハセノパイロ | 牡2 | 1:42.5 | 6 | 529 | 本田重 | [船]佐藤賢 | パイロ | ハイセイコー記念 | 3 | 1 |
単勝(9)180 複勝(9)120 (8)140 (11)480 枠連(5)(6)390 馬連(8)(9)410 ワイド(8)(9)180 (9)(11)800 (8)(11)1,250 枠単(6)(5)610 馬単(9)(8)560 三連複(8)(9)(11)3,100 三連単(9)(8)(11)7,590 | ||||||||||||
2016年 12/14 曇・不良 ダ左1600m 14頭 過去映像 | ||||||||||||
1 | 1 | リエノテソーロ | 牝2 | 1:42.8 | 1 | 444 | 吉田隼 | [東]武井亮 | Speightstown | エーデルワイス賞[JpnIII] | 1 | 1 |
2 | 14 | シゲルコング | 牡2 | 1:43.4 | 2 | 507 | 内田博 | [東]松永康 | シニスターミニスタ | オキザリス賞 | 4 | 1 |
3 | 4 | ローズジュレップ | 牡2 | 1:43.7 | 3 | 492 | 川原正 | [北]田中淳 | ロージズインメイ | 兵庫ジュニアGP[JpnII] | 6 | 1 |
単勝(1)200 複勝(1)120 (14)160 (4)170 枠連(1)(8)390 馬連(1)(14)870 ワイド(1)(14)340 (1)(4)330 (4)(14)710 枠単(1)(8)580 馬単(1)(14)1,180 三連複(1)(4)(14)1,960 三連単(1)(14)(4)5,960 | ||||||||||||
2015年 12/16 晴・稍重 ダ左1600m 11頭 過去映像 | ||||||||||||
1 | 6 | サウンドスカイ | 牡2 | 1:43.1 | 1 | 496 | 戸崎圭 | [西]佐藤正 | ディープスカイ | 兵庫ジュニアGP[JpnII] | 1 | 1 |
2 | 10 | レガーロ | 牡2 | 1:43.4 | 2 | 503 | M.デム | [西]大久保 | Bernardini | もちの木賞 | 5 | 1 |
3 | 5 | アンサンブルライフ | 牡2 | 1:43.4 | 5 | 467 | 左海誠 | [浦]小久智 | アジュディケーティ | 平和賞 | 1 | 1 |
単勝(6)310 複勝(6)130 (10)140 (5)250 枠連(5)(7)250 馬連(6)(10)480 ワイド(6)(10)220 (5)(6)550 (5)(10)690 枠単(5)(7)460 馬単(6)(10)990 三連複(5)(6)(10)1,810 三連単(6)(10)(5)6,180 |
専門紙のダートグレード競走予想
2020年12月14日(月)公開
「船橋のアランバローズが2歳王者へ」 2歳ダートチャンピオンを決める一戦で好メンバーが揃った。Vの資格がありそうな馬は多数いるが、最近6年の3着以内はすべて前走1着、というのは重要なデータ。やはり無敗のアランバローズ、デュアリストあたりが人気を集めそう。 船橋のアランバローズはここまで4戦無敗でゴールドジュニア、ハイセイコー記念と重賞を連勝中。前走では初のマイル戦、そして番手からの競馬にも対応してセンスのある内容を見せてくれた。牡馬にしては小柄だが秘めた能力は一級品。また、母の父ステイゴールドで早熟といったタイプではなく、これからの成長力も期待できそうだ。初コースにはなるが、機動力があるので小回りの川崎はOKのはず。底を見せていない魅力。昨年のヴァケーションに続く南関東勢の戴冠を期待したい。 JRAのデュアリストは3戦無敗。2戦目に中京のダート1400メートルでレコード勝ちし、前走は園田の兵庫ジュニアグランプリをV。地方の小回り馬場にも難なく対応して見せた。父ミッキーアイルは同馬の他に重賞2勝のメイケイエールなどを輩出する注目の新種牡馬。距離延長でも川崎の小回りコースなら1600メートルもこなせていいはずで、新馬戦では番手からの競馬もできていて、逃げが絶対という訳でもない。中1週と初めて関東圏へ遠征する影響さえなければ、まず勝ち負けに。 ホッカイドウ競馬のラッキードリームは重賞連勝中で初代JBC2歳優駿の覇者。敗れたのは出遅れた栄冠賞と芝のコスモス賞で、スタート五分なら4戦4勝。追ってしっかりと脚を使えて勝負根性もある。今回のメンバーに入っても何ら見劣りはしない。手替わりも御神本騎手なら心配なし。長距離輸送、小回り、左回りへの対応さえ問題なければ互角以上に。 ホッカイドウ競馬のリーチは前走、川崎の鎌倉記念勝ち。コース経験は大きく、追って不発がないのは評価できる。今回も流れは速くなりそうだけに、うまく展開が嵌まれば一気の強襲のシーンが。JRAのバクシンは距離が1400メートルになってから2連勝。軌道に乗ってきた。逃げ差し自在に捌ける器用さがあり、距離延長、メンバー強化のここでも勢い警戒。 ◎アランバローズ 〇デュアリスト ▲ラッキードリーム △リーチ △バクシン (競馬ブック 木村 悟)
レースの見どころ
2020.12.1(火)
「全日本2歳優駿(JpnI)」は師走の川崎マイルを舞台に繰り広げられるダートグレード競走。 2018年生まれのサラブレッドたちによるチャンピオン決定戦として、毎年全国から強豪が集結します。 歴代の優勝馬にはアグネスデジタル、フリオーソ、ルヴァンスレーヴなど、競馬界の歴史に名を刻むトップホースたちがズラリ。昨年は川崎所属のヴァケーション号が2歳王者に戴冠。地方所属馬としては6年ぶりの快挙達成となりました。