全日本2歳優駿 (JpnI) 2021|特集
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<出演>
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(楽天競馬"ポッ"イントもらっちゃおう娘)
アイスジャイアント
所属:美浦
性齢:牡2歳
父:ダンカーク
母:アイスドール
調教師:高柳瑞樹
騎乗予定騎手:三浦皇成
注目ポイント
今年のJBC2歳優駿(JpnIII)馬。勝ちタイム(1:53.0)もまずまずで今後もダート戦線を大きく賑わす資質を秘めていそう。2歳チャンプへ向け全力疾走。
カイカノキセキ
所属:栗東
性齢:牝2歳
父:キンシャサノキセキ
母:カイカヨソウ
調教師:池添学
騎乗予定騎手:C.デムーロ
注目ポイント
芝で3戦し今回がダート初参戦も、母は南関東・門別で重賞6勝を挙げており地方ダートコースにも適性を秘めるか。
コンバスチョン
所属:美浦
性齢:牡2歳
父:ディスクリートキャット
母:スモーダリング
調教師:伊藤圭三
騎乗予定騎手:松山弘平
注目ポイント
兵庫ジュニアグランプリ(JpnII)では着差なしの2着で重賞制覇まであと僅かだった。距離延長も問題なさそうで、改めて王座戴冠を狙う。
セキフウ
所属:栗東
性齢:牡2歳
父:ヘニーヒューズ
母:シヤボナ
調教師:武幸四郎
騎乗予定騎手:M.デムーロ
注目ポイント
熾烈な叩き合いの末に兵庫ジュニアグランプリを制した。次なる大舞台でも競り合った経験は大きなアドバンテージとなるはず。
ドライスタウト
所属:栗東
性齢:牡2歳
父:シニスターミニスター
母:マストバイアイテム
調教師:牧浦充徳
騎乗予定騎手:戸崎圭太
注目ポイント
前走では5馬身差をつけての勝利で好パフォーマンスを披露。世代随一のスピード戦で川崎マイルを駆け抜ける。
シルトプレ
所属:北海道
性齢:牡2歳
父:ワールドエース
母:エアディケム
調教師:櫻井拓章
騎乗予定騎手:笹川 翼
注目ポイント
今年の鎌倉記念馬。勝ちタイム1:33.9は、2018年鎌倉記念を制したミューチャリー号に次ぐ好タイム(1:33.6)をマークしており、将来が実に楽しみな1頭。
ナインバイパー
所属:川崎
性齢:牡2歳
父:ホッコータルマエ
母:キタサンアカツキ
調教師:八木 仁
騎乗予定騎手:御神本訓史
注目ポイント
今回が重賞初挑戦となるが、生粋の川崎デビュー馬として勝手知ったる地元コースで黙って先頭は譲らない。展開ついて上位進出へ。
ナッジ
所属:北海道
性齢:牡2歳
父:フェノーメノ
母:エーシンジョイフル
調教師:田中正二
騎乗予定騎手:矢野貴之
注目ポイント
9月の門別・サンライズカップを勝利し、続くJBC2歳優駿でも0.3秒差の2着とした実力馬。成績もここまで9戦して大崩れなく、好位置キープでチャンスつかむ。
ノブレスノア
所属:浦和
性齢:牡2歳
父:トーセンブライト
母:トーセンオーキッド
調教師:小久保 智
騎乗予定騎手:森泰斗
注目ポイント
11月の大井・ハイセイコー記念を逃げ切りで制した。全国区の強力メンバー揃う一戦でも、変わらず怒涛の逃げで狙うはチャンピオンの座ただ一つ。
バウチェイサー
所属:兵庫
性齢:牡2歳
父:エスポワールシチー
母:エンジェルズソング
調教師:新子雅司
騎乗予定騎手:笹田知宏
注目ポイント
兵庫ジュニアグランプリではJRA馬を抑えて4着とし健闘。初の左回りコース&マイル戦への適性がカギとなるが、しぶとく食らいついて見せ場を。
プライルード
所属:大井
性齢:牡2歳
父:ラブリーデイ
母:アンソロジー
調教師:藤田輝信
騎乗予定騎手:本田正重
注目ポイント
毎回巧レースを披露しており、前走の兵庫ジュニアグランプリでは地方勢最先着の3着。全国制覇へ素質開花の時か。
マリンスカイ
所属:高知
性齢:牡2歳
父:グランプリボス
母:アクアブルーマーチ
調教師:打越勇児
騎乗予定騎手:宮川 実
注目ポイント
デビュー戦以降4戦ともに2着馬に1.5秒差以上の快勝劇。生粋の高知デビュー馬がいざ世代統一へ名乗りを上げる!
モリデンブラック
所属:北海道
性齢:牡2歳
父:トゥザワールド
母:ヒラリータイザン
調教師:桧森邦夫
騎乗予定騎手:桑村真明
注目ポイント
秋シーズンは2つの盛岡重賞に参戦し、ジュニアグランプリで勝利、南部駒賞で3着と芝・ダート双方で活躍を見せた。新世代の二刀流ホースとして全国のファンに堂々アピール。
ライアン
所属:浦和
性齢:牡2歳
父:ディープインパクト
母:ライアンズチャーム
調教師:小久保 智
騎乗予定騎手:今野忠成
注目ポイント
10月に船橋・平和賞を制した。8月には当地も経験済で展開捉え世代の頂点へ駆けあがる。
■人気別(2011年以降)
人気上位のJRA所属馬主軸の流れであったが近況は一変。伏兵級の地方所属馬たちがレースの主役となるケースが増えてきており波乱要素十分。前哨戦でのパフォーマンスも考慮した馬券組み立て必要。
人気 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1番人気 | 5-1-2-2 | 50.0% | 60.0% | 80.0% |
2番人気 | 1-4-0-5 | 10.0% | 50.0% | 50.0% |
3番人気 | 2-1-2-5 | 20.0% | 30.0% | 50.0% |
4番人気 | 0-1-1-8 | 0.0% | 10.0% | 20.0% |
5番人気 | 2-1-1-6 | 20.0% | 30.0% | 40.0% |
6番人気以下 | 0-2-4-76 | 0.0% | 2.4% | 7.3% |
■枠番別(2011年以降)
実績的に抜けた枠はないが、強いてあげるなら5枠以降に優勢な傾向。7枠はこの4年で4度の馬券貢献と最も多いようだ。
枠番 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1 | 1-1-0-8 | 10.0% | 20.0% | 20.0% |
2 | 1-0-0-9 | 10.0% | 10.0% | 10.0% |
3 | 1-1-2-13 | 5.9% | 11.8% | 23.5% |
4 | 0-2-3-11 | 0.0% | 12.5% | 31.3% |
5 | 2-2-1-15 | 10.0% | 20.0% | 25.0% |
6 | 2-2-1-14 | 10.5% | 21.1% | 26.3% |
7 | 2-1-2-15 | 10.0% | 15.0% | 25.0% |
8 | 1-1-1-17 | 5.0% | 10.0% | 15.0% |
■馬体重増減別(2011年以降)
増減10Kgの範囲内で出走できた競走馬に吉。あとはパドックや返し馬などでの状態も加味して。
馬体重増減 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
-21kg以下 | 0-0-0-0 | - | - | - |
-20 ~ -16kg | 0-0-0-1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
-15 ~ -11kg | 0-2-1-3 | 0.0% | 33.3% | 50.0% |
-10 ~ -6kg | 1-1-1-13 | 6.3% | 12.5% | 18.8% |
-5 ~ -1kg | 2-2-6-23 | 6.1% | 12.1% | 30.3% |
増減なし | 1-0-0-4 | 20.0% | 20.0% | 20.0% |
+1 ~ +5kg | 5-3-1-33 | 11.9% | 19.0% | 21.4% |
+6 ~ +10kg | 1-2-1-16 | 5.0% | 15.0% | 20.0% |
+11 ~ +15kg | 0-0-0-8 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
+16 ~ +20kg | 0-0-0-1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
+21kg以上 | 0-0-0-0 | - | - | - |
■馬体重別(2011年以降)
476~525Kgでの出走が連対率、複勝率的に安定。526Kg以上の競走馬も出走機会は多くないが勝率などは高めの傾向に。
馬体重 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
400kg以下 | 0-0-0-0 | - | - | - |
401 ~ 425kg | 0-0-0-4 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
426 ~ 450kg | 2-1-0-16 | 10.5% | 15.8% | 15.8% |
451 ~ 475kg | 1-0-1-31 | 3.0% | 3.0% | 6.1% |
476 ~ 500kg | 4-5-6-27 | 9.5% | 21.4% | 35.7% |
501 ~ 525kg | 2-4-2-21 | 6.9% | 20.7% | 27.6% |
526 ~ 550kg | 1-0-1-3 | 20.0% | 20.0% | 40.0% |
551kg以上 | 0-0-0-0 | - | - | - |
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着順 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | タイム | 人気 | 馬体重 | 騎手 | 調教師 | 父 | 前走 | 人気 | 着順 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2020年 12/16 晴・良 ダ左1600m 14頭過去映像 | ||||||||||||
1 | 11 | アランバローズ | 牡2 | 1:40.7 | 2 | 434 | 左海誠 | [船]林正人 | ヘニーヒューズ | ハイセイコー記念 | 3 | 1 |
2 | 10 | ランリョウオー | 牡2 | 1:41.8 | 6 | 445 | 本橋孝 | [浦]小久保 | パイロ | ハイセイコー記念 | 1 | 2 |
3 | 6 | ルーチェドーロ | 牡2 | 1:42.5 | 8 | 496 | 戸崎圭 | [東]高橋裕 | マクフィ | 兵庫ジュニアグランプリ[JpnII] | 3 | 4 |
単勝(11)560 複勝(11)210 (10)410 (6)750 枠連(6)(7)2,620 馬連(10)(11)2,690 ワイド(10)(11)850 (6)(11)2,770 (6)(10)4,860 枠単(7)(6)4,380 馬単(11)(10)4,820 三連複(6)(10)(11)23,070 三連単(11)(10)(6)92,610 | ||||||||||||
2019年 12/18 晴・稍重 ダ左1600m 13頭過去映像 | ||||||||||||
1 | 2 | ヴァケーション | 牡2 | 1:41.9 | 5 | 469 | 吉原寛 | [川]高月賢 | エスポワールシチー | 平和賞 | 4 | 1 |
2 | 1 | アイオライト | 牡2 | 1:41.9 | 4 | 484 | 武藤雅 | [東]武藤善 | ローレルゲレイロ | 2歳1勝クラス | 1 | 1 |
3 | 12 | ティーズダンク | 牡2 | 1:42.0 | 9 | 481 | 石川倭 | [浦]水野貴 | スマートファルコン | 新風特別 | 1 | 1 |
単勝(2)880 複勝(2)250 (1)250 (12)1,160 枠連(1)(2)3,940 馬連(1)(2)3,290 ワイド(1)(2)1,110 (2)(12)5,930 (1)(12)8,380 枠単(2)(1)9,840 馬単(2)(1)7,260 三連複(1)(2)(12)55,020 三連単(2)(1)(12)285,290 | ||||||||||||
2018年 12/19 晴・重 ダ左1600m 14頭過去映像 | ||||||||||||
1 | 12 | ノーヴァレンダ | 牡2 | 1:42.8 | 5 | 526 | 北村友 | [西]斉藤崇 | ダイワメジャー | もちの木賞 | 2 | 1 |
2 | 5 | デルマルーヴル | 牡2 | 1:42.8 | 2 | 493 | Mデム | [東]戸田博 | パイロ | 兵庫ジュニアグランプリ[JpnII] | 1 | 1 |
3 | 11 | ガルヴィハーラ | 牡2 | 1:43.1 | 1 | 491 | ルメー | [東]萩原清 | ゴールドアリュール | プラタナス賞 | 2 | 1 |
単勝(12)630 複勝(12)170 (5)130 (11)120 枠連(4)(7)400 馬連(5)(12)1,180 ワイド(5)(12)380 (11)(12)370 (5)(11)240 枠単(7)(4)730 馬単(12)(5)2,490 三連複(5)(11)(12)1,120 三連単(12)(5)(11)8,430 | ||||||||||||
2017年 12/13 晴・良 ダ左1600m 13頭過去映像 | ||||||||||||
1 | 9 | ルヴァンスレーヴ | 牡2 | 1:41.6 | 1 | 486 | Mデム | [東]萩原清 | シンボリクリスエス | プラタナス賞 | 1 | 1 |
2 | 8 | ドンフォルティス | 牡2 | 1:41.8 | 3 | 497 | 武 豊 | [西]牧浦充 | ヘニーヒューズ | 北海道2歳優駿[JpnIII] | 1 | 1 |
3 | 11 | ハセノパイロ | 牡2 | 1:42.5 | 6 | 529 | 本田正 | [船]佐藤賢 | パイロ | ハイセイコー記念 | 3 | 1 |
単勝(9)180 複勝(9)120 (8)140 (11)480 枠連(5)(6)390 馬連(8)(9)410 ワイド(8)(9)180 (9)(11)800 (8)(11)1,250 枠単(6)(5)610 馬単(9)(8)560 三連複(8)(9)(11)3,100 三連単(9)(8)(11)7,590 | ||||||||||||
2016年 12/14 曇・不良 ダ左1600m 14頭過去映像 | ||||||||||||
1 | 1 | リエノテソーロ | 牝2 | 1:42.8 | 1 | 444 | 吉田隼 | [東]武井亮 | Speightstown | エーデルワイス賞[JpnIII] | 1 | 1 |
2 | 14 | シゲルコング | 牡2 | 1:43.4 | 2 | 507 | 内田博 | [東]松永康 | シニスターミニスタ | オキザリス賞 | 4 | 1 |
3 | 4 | ローズジュレップ | 牡2 | 1:43.7 | 3 | 492 | 川原正 | [北]田中淳 | ロージズインメイ | 兵庫ジュニアグランプリ[JpnII] | 6 | 1 |
単勝(1)200 複勝(1)120 (14)160 (4)170 枠連(1)(8)390 馬連(1)(14)870 ワイド(1)(14)340 (1)(4)330 (4)(14)710 枠単(1)(8)580 馬単(1)(14)1,180 三連複(1)(4)(14)1,960 三連単(1)(14)(4)5,960 |
専門紙のダートグレード競走予想
2021年12月14日(火)公開
「今週は2歳ダートNo.1決定戦 川崎から目指す世界への道」 先の日曜日に阪神JF、週末には朝日杯FSを控えている中間に行われる2歳ダート界の頂点を決める大一番。 門別のJBC 2歳優駿、園田の兵庫ジュニアGPの交流重賞勝ち馬、更に川崎の鎌倉記念、船橋の平和賞、大井のハイセイコー記念の勝ち馬という勢いのある面々が一堂に会し、例年になくハイレベルな顔触れとなった。 本命に推すのは兵庫ジュニアGP勝ちのセキフウで、特筆すべき強味は前走で見せた類稀なる勝負根性。 芝の新馬戦は6着に敗れたが、2戦目にダートで変わり身を見せて3着。そして距離を千四に延ばしてからはトントン拍子の三連勝。その中でも前走の勝ちっぷりは正に圧巻。字面だけ見ればタイム差なしのクビ差で辛勝というイメージだが、直線入り口で馬間を割る際に他馬に寄られて一旦進路を塞がれる不利。これに怯むことなく割って入り、ラストは迫るコンバスチョンを振り切った。並みの2歳馬ならアクシデントの時点で敗退もやむを得ない処だが、これを跳ね返した勝負根性は流石。このレースで小回りコースは克服済だし、道中追走に苦労する面を見せていた面からも距離延長は不問と判断。阪神JFをサークルオブライフで制した鞍上が、2歳ダートの頂点へ華麗にエスコートする。 対するはJBC 2歳優駿の勝ちっぷりが豪快だったアイスジャイアント。 その前走はスタートすると慌てず自然流で後方へ。そして1コーナーでの位置取りは最後方。向正面へ向くと徐々に先団へ取り付いて行き、直線入り口では先行集団を射程圏に。直線では鞍上の叱咤に応えて一気の伸び脚を披露。最後は抑える余裕すら感じられたし、マダマダ伸びて行きそうな勢いもあった。ただし、今回は前走の門別千八とは打って変わって小回り川崎コースの千六。新馬戦こそ先行して勝ち上がっているのでその先行力を発揮できれば問題ないが、前走と同じようなポジショニングになった場合に同様の競馬ができるかどうかは疑問符がつく。異なる展開にも対応できたというセンスの持ち主なので、難なくこなし切れば無傷の3連勝で一気に頂点へ駆け上がる。 母カイカヨソウは東京プリンセス賞、ロジータ記念勝ち。ひとつ上の姉カイカセンゲンは先月のロジータ記念勝ち。南関に縁深い血筋をもつカイカノキセキが満を持して南関東に登場。血統からはいかにもダート向きだが、初戦は芝千メートルのスピード競馬に難なく対応し、2戦目の函館2歳Sは僅差2着。前走の福島2歳は5着だったが、陣営のコメントにもある通り洋芝のような力の要る馬場の方が向いているのだろう。この点からも益々南関ダートに替わっての走りに楽しみが増すばかり。鞍上クリスチャン・デムーロは久々の川崎参戦。過去には南関で期間限定騎乗をしていたこともあるし、ワイルドフラッパーを駆って14年のエンプレス杯を制している。川崎コースは当然問題なし。兄ミルコとの兄弟対決も見処のひとつとなる。 鎌倉記念では早目の競馬から人気のママママカロニを破ったシルトプレ。初物尽くしではあったがレースぶりはソツがなく、勝ち時計の1分33秒9も近年では上位のモノ。コース二度目の上積みを見込めば、上位陣の一角を崩す場面があっても不思議はない。 前走は勝ち馬の前に惜しくも涙を呑んだナッジとコンバスチョン。ナッジはJBC 2歳優駿で1番人気に推されたほど。タラレバは禁物だが、もう少しスムーズに馬群を捌けていれば、または勝ち馬と位置取りが逆だったら結果が逆転していた可能性も。その点を踏まえれば能力では大きな開きはない。 コンバスチョンも前走はほぼ非の打ち所のないレース運び。休み明けで馬体増は織り込み済にせよ、輸送競馬で大きく増えてしまったのが唯一の誤算か。今回は2勝を挙げている左回りに替わって、真価を問われる一戦となりそう。 繰り上がりでの出走となるドライスタウトは、チャンピオンズカップを制したテーオーケインズと同じく今乗りに乗っているシニスターミニスター産駒。2連勝の内容はほぼワンサイドで底を見せていないし、500キロ超える抜群の馬っぷり。左回りも全く問題なしとくれば大金星も。 ◎セキフウ ○サルサディオーネ ▲カイカノキセキ △シルトプレ △ナッジ △コンバスチョン △ドライスタウト (ケイシュウNEWS 石井 一治)
レースの見どころ
2021.12.9(木)
「全日本2歳優駿(JpnI)」は師走の川崎マイルを舞台に繰り広げられるダートグレード競走。 2019年生まれのサラブレッドたちによるチャンピオン決定戦として、毎年全国から強豪が集結します。 歴代の優勝馬にはフリオーソ、ルヴァンスレーヴなど、競馬界の歴史に名を刻むトップホースたちがズラリと並び昨年は船橋所属のアランバローズ号が2歳王者に戴冠、その後東京ダービーなども制しています。2019年・2020年共に地方所属馬に軍配が上がった当レース、今年も地方勢の勝利なるか、それとも中央勢の勝利となるかどうぞご期待ください!