楽天競馬「ばんえい十勝応援企画」ネット活用で ばんえい十勝の魅力発信!
本ページは2021年12月27日付十勝毎日新聞記事紙面を再構築したものです
堀江貴文さん
初体験の「ばんえい」を発信!
実業家の堀江貴文氏は11月20日、帯広競馬場に初めて来場し、ばんえい競馬の第2レース「ホリエモン初ばんえい記念」を観戦した。
観戦の様子は自身のYouTubeチャンネル「ホリエモンチャンネル」用に収録。堀江氏は購入した馬券を手に、コース側でばん馬を追い掛けながら応援した。
楽天競馬でばんえい競馬馬券を購入した際の売上金の一部を積み立てて行う、帯広市と楽天競馬の取り組み「ばんえい十勝応援企画」の一環で、ローカルWEBメディア「北海道Likers」を運営するINCLUSIVE(インクルーシブ)と共同で、情報発信を強化するために企画した。
堀江氏はレース前には競馬新聞などの情報を元に、3連複や枠連の馬券を購入。レースが始まると馬を追い掛けて見守った。見事、3連複、枠連は的中させ、「堅い馬券だったのでもうちょっと荒れると良かったけど」と苦笑い。「予想の仕方が分かった」と手応えを感じていた。
ばんえい競馬初観戦を終えて「サラブレッドとは違い、ずっと馬を追って最後まで行って、近くで見ることができたので良かった」と満足げに話し、将来的には「馬主にもなりたい」と意欲を見せた。
観戦の様子はYouTubeチャンネルに12月16日にアップロードされた。
ドローン活用で
より迫力ある映像を
帯広市と楽天競馬は、今年度の「ばんえい十勝応援企画」として、ドローンを活用したレース映像撮影の実証実験などに取り組んでいる。まずは練習や模擬レースなどで検証する形となるが、これまでに取り組んだことのない新たな発信方法を模索する。
ドローンを活用したレース映像を撮影するのは初めての試みで、既存の定点カメラとは異なる角度からの映像で、臨場感のあるレースを発信できる可能性がある一方、ドローンの飛行音や存在感が、競走中の馬と騎手に与える影響がどれほどあるかは、まだ未知数の部分が多い。実証実験を行うことで、こうした影響を検証しながら、ばんえい競馬のさらなる認知向上、ファン拡大を目指していく。
楽天競馬・木村社長に聞く
ばんえいの中長期的発展へ
楽天ならではの貢献を
「ばんえい十勝応援企画」は今年度で9年目を迎えました。当初は売上拡大が課題であったためイベントやプロモーションなどを中心として取り組んでいましたが、近年はばん馬の生産者振興など主催者の手が届かない施策に力を入れています。
今年度はWEBメディア「北海道Likers」と連携し、ばんえい競馬情報を発信します。競馬だけではなく、十勝・帯広地域のグルメや観光スポットとしての競馬場の魅力など幅広い情報もお知らせします。地域そのもののファンになってもらい、十勝に足を運んでいただければと考えています。
ドローンによるレース映像撮影の実証実験については、上空など既存の定点カメラとは異なる角度からの映像で臨場感のあるレースを見てもらいたいと考えています。エンターテインメントとしての演出のため、CGの導入など様々な見せ方も検討していきます。
馬への影響など公正確保を第一に考え、市とともにユーザーに興味を持ってもらえるチャレンジをしていきたいです。
また昨年9月に「楽天ふるさと納税」に帯広市が加わり、寄付額の伸長にも貢献しています。
昨年度から始めた帯広畜産大学との共同研究も進めており、飼料や微生物と疾病の関係の調査を継続していきます。楽天グループの企業理念は『イノベーションを通じて、人々と社会をエンパワーメントする』。今後も新しい企画に取り組み、ばんえい競馬や十勝が持つ魅力を発信していきたいと考えています。
- 木村 美樹(きむら・みき)
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1973年千葉県千葉市生まれ
同志社大法学部卒
楽天グループ株式会社
執行役員ドリーム事業長競馬モール株式会社
代表取締役社長
企画制作/十勝毎日新聞社営業局