【開催見解】金沢競馬 県営第9回[通算第11回]前半(8/13・15)
2017年度・第11回の金沢競馬は、再び通常の「日・火」の日程に戻って8月13日(日)、15日(火)、20日(日)、22日(火)の4日間。重賞はない開催だが、後半週の22日(火)に「2017ヤングジョッキーズシリーズ TR金沢」が行われる。ここでは前半週の展望を。
13日(日)のメイン11Rは「くりからさん万灯会特別」(A2-2・1500m)
1番 ハニーブーケ 鈴木太一
2番 トウショウギフト 吉田晃浩
3番 チャームドライフ △塚本雄大
4番 ヴリルボルドー 青柳正義
5番 キホンハシコ 西森将司
6番 ベニバナオンリー ☆栗原大河
7番 ハッピープリティー 藤田弘治
8番 ステージナーヴ 吉原寛人
9番 ヤマノミラクル 堀場裕充
10番 バルバムーシュ 桑野等
中央1600万下好走の実績はもちろんだが、ここ2走だけ走ればトウショウギフトは一枚上の存在。2着に敗れた前走は完全に展開不向き。転入当初は案外も、向正面からマクる戦法での連続好走に意義。2開催休みや暑さの影響がどうかだけだが、不安ない攻め気配。
チャームドライフの巻き返しにも期待。前々走は出遅れ、前走は馬体も増えて流れに乗り切れぬまま終わった印象。力負けやデキ落ちではないはず。夏場にも良績があるし、攻めを強化、引き続き力を発揮できる1500m。減量騎手効果で位置取りにも変化がないか。
ヤマノミラクルも前走だけでは見限れない。道営では北海優駿勝ち、昨季A1で走っていた馬。A2に壁はなく、デキ落ちも感じられない。走る気を引き出せれば前進可能。
ヴリルボルドー、ハニーブーケは逃げ争いやトウショウギフトの動き次第の面はあるが、目下の調子なら展開一つで好走可能。追い込み馬ステージナーヴも流れさえ向けば圏内。
15日(火)のメイン(11R予定)は「甲曳き舟祭り特別」(A2-1組・1500m)
ヤマチョウルンバ、タイキガラハッド、メイカーズムービー、ルールゴールド、セルリアンラッシュ、タカラブネクイーン(回避の可能性あり)、エムフェイス、ラストノート、ロミオ、トウショウアパッチ、チェリートレジャー、が出走予定(登録のあったジュエリーハンターは回避予定)。
ここ2回が同距離で、前々回出走馬が8頭、前回出走馬も8頭。共にペースは違えど前残りの結果だったが、今回は快足トウショウアパッチらが加わる。展開が変わる可能性。
その近走からは1500m以下で先行なら安定メイカーズムービーが最有力だが、ルールゴールド、ヤマチョウルンバ、ラストノートもこの距離なら展開一つ。前走で崩れたタイキガラハッドも見限れない面があるし、トウショウアパッチの粘り込みも十分。激戦だ。
(文:競馬カナザワ 大井 明洋)