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【開催見解】金沢競馬 県営第9回[通算第11回]後半(8/20・22)

2017年8月19日

 2017年度・第11回の金沢競馬は前半週が終了。残すは後半週、8月20日(木)、22日(火)の2日間。

 

 20日(日)のメイン11Rは「楽天競馬杯 準重賞 くろゆり賞」(2歳・奨励馬抽選馬・1400m)

 1番 ロンプフェイス 藤田弘治

 2番 アイペイリッチマン 鈴木太一

 3番 シオジスター 池田敦

 4番 ブラックセドナ 吉原寛人

 5番 シグラップエール 吉田晃浩

 6番 アナタニアゲル ☆栗原大河

 7番 カイジンファルコン 田知弘久

 8番 ゴクロウサマ 平瀬城久

 9番 マナレア 西森将司

 10番 シルヴィウス 青柳正義

 11番 プロングイモン △塚本雄大

 

 限定戦とはいえ、奨励馬と抽選馬以外の勝利は今季まで2つだけ。ウインドエスカリエは参戦せず、ケンロククィーンは回避したものの、現時点の好素材が集結した。ここまで5鞍あった新馬戦は金田厩舎が4勝しており(勝てなかった最初の新馬戦もカイジンファルコンがスタート後に逸走して落馬するアクシデントがあっただけ)、7頭出しも必然の状況。また、これだけの頭数で走る2歳戦は今年初。その点に戸惑う馬が出るようだと波乱!?

 中心は好時計の圧勝が続く快足カイジンファルコン。新馬戦だけが悔やまれるものの、現時点では文句なしの世代ナンバー1。前走時は体つきも良くなっていたし、まだまだ上昇の最中。逃げられなかった時にどう対処するかだけ。

 今季の新馬戦一番時計シオジスターの巻き返しにも注目。前走は出負けした上に他馬に寄られて最後方。競馬にならずの結果。中間はゲートからの追い切りも敢行して対策を。気性的にベストは逃げだろうが、先行策に持ち込めれば違った走りを見せてくれていい。

 ブラックセドナは初距離の前走で一旦は怪しくなりかけて直線は盛り返し気味。能力は非凡で、それを糧にできれば面白い。

 まだ粗削りなシルヴィウスも伸びしろ十分。相手強化で厳しい展開の前走は仕方ない。気性面で成長の余地は残すが、素質的には負けていないはず。

 出遅れながらも崩れていないシグラップエールも経験値を生かせれば馬券圏内十分。

 

 また、メイン前の10Rには「輪島大祭特別」(A1-2・1700m)も組まれている。単騎逃げが濃厚な古豪タツミリュウは同条件で連勝を狙える。休養明けは好成績クランキングアップ、得意の距離ショウナンバスターも上位候補。

 

 22日(火)は、2017ヤングジョッキーズシリーズ・トライアルラウンド金沢が行われる。

 地方からは、栗原大河(金沢)、渡邊竜也(笠松)、加藤聡一(愛知)、永井孝典(兵庫)、長谷部駿弥(兵庫)、塚本雄大(高知・金沢で期間限定騎乗中)、山口以和(佐賀)の7名が参戦(兵庫の永井騎手と長谷部騎手はどちらか1戦のみの騎乗)。

 JRAからは、岩崎翼、荻野極、加藤祥太、小崎綾也、坂井瑠星、富田暁の6名が参戦。

 第1戦(7R)はC1・1400m

 オーミリスペクト、ハイドロポリス、マイネルピオネロ、コウユーカゲムシャ、イソノプレシャス、カワキタグロワール、チャオアプレスト、トーアアルペン、パープルパルピナ、ベルウッドレオーネ、ハクサンスカイ、フェアウェルローズ、が出走予定(登録のあったナゲッツは回避予定。更に回避馬が出た場合は、アメリカンイーグル、ピンクドレスの順に繰り上がる)。乗り難しい馬や展開に注文が付く馬が揃った印象あり、枠順が出てみないと分からない面はあるが、上位候補に挙げたいのは鈴木正也厩舎の3頭。オーミリスペクトは逃げた時、イソノプレシャスは体が絞れていた時、パープルパルピナは走る気を引き出せた時に前走以上が見込める。

 第2戦(9R)はB2・1500m

 サーブルレーヌ、ウインドワルツ、デルマカマイタチ、タイセイマリーン、シャスールニング、ケージーアメリカン、ステイクロース、ティアップアラシ、ラヴリーハット、ソリッドボート、ミリノカイザー、ミズーリスカイ、が出走予定(登録のあったリノサンス、アイトラッキングは回避予定。更に回避馬が出た場合は、サミダレ、ミサワゲーリーの順に繰り上がる)。B2でも上位の実力馬が揃って展開一つの様相だが、目下のデキを吟味した上での上位候補は、地力断然ケージーアメリカン、走りが良くなってきたシャスールニング、先行なら底を見せていないソリッドボートの3頭と見た。

 

 ヤングJS・TR終了後(11R予定)にも「中居キリコ祭り特別」(A1-1・1700m)が組まれている。ただ、ここは回避馬多数の模様。出走予定馬は、グルームアイランド、マイネルリボーン、ウインプリマ、トゥヴァビエン、トニーポケット、ナリタノヘア(この中からも回避馬が出る可能性あり)。マーキュリーCは8着に終わったグルームアイランドだが、地元の平場で再出発。前走後の乗り込みも十分で悪くない気配。昨季よりは動ける態勢になっているだけに、決めてほしい一戦。

 

 

(文:競馬カナザワ 大井 明洋)

 

金沢 カナザワ

 

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