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【開催見解】第12回名古屋競馬(8/21~25)

2017年8月20日

第12回名古屋競馬は8月21・23~25日の4日間、「ラピスラズリシリーズ」が行われる。ここでは各日のメインレースを紹介していきたい。
 
8月21日(月)1日目のメインは、B-1組「こうま座特別」(1600m)
 注目はウォーターディル。状態がなかなかしっかりしないため思うように使えず出世を妨げいるが、素質は高く評価されている馬。この馬にしては短い中1週での出走だし、時計になる調整を課すこともできた。力を発揮できるとみたい。相手は昇級でも名古屋で負けなしのコンスタンシーが有力。だが若干、夏負けしている印象もある。引き続き攻め馬で存在感を見せるダイワナッティー、ひと息入れて馬力が回復したトーホウグローリーの割り込みもケアしたい。穴はノアブギーの残り目、エイシンパサートの差し込みか。
 
8月23日(水)2日目のメインは、A-2組「きんもくせい特別」(1400m)
 名古屋8戦8勝といまだ土つかずのアセイラント。まだ休み前の状態にはない様子だが、この馬なりに乗り込んでいるし、追い切りも俊敏な動きを見せてくれた。使ってくる以上は負けてほしくない。ただし、相手と目されるスリーネルソンの素質もかなり。叩き3走目で状態は前走以上と聞くし、引き続き距離1400mも歓迎材料。逆転までみておきたい。以下はちょっと差がありそう。ワンダフルタイム、ニホンピロマイティ、ドニゼッティ、キタノシャーロットらはすんなり運べればの条件がつく。
 
8月24日(木)3日目のメインは、A-1組「ラピスラズリオープン」(1600m)
 前走は自身の形で戦えなかったヴェリテ。幸いダメージはなかったようで、乗り込みは順調な様子。得意の逃げに持ち込めれば巻き返しがあっていいメンバー構成だ。ただ、前走でこれの機先を制したドナルトソンは強敵で、再度ハナなら見せ場以上だろう。以下では間隔をあけて調整してきたオンワードハドソン、ハナノパレードの巻き返し。初オープンでも勢いがあるヒロノカマオレ、ジェイエルマリーンがどこまでやれるかにも注目したい。
 
8月25日(金)4日目のメインは、牝馬のC-1a組「百聞滝特別」(1600m)
 古馬編入初戦となる3歳馬ブレードクィーン。格付けされた同期の苦戦は続いているが、同馬は生え抜きの恩恵で控除額が大きく、編入条件に恵まれている。特別でもC級の牝馬戦ならいい勝負になるのでは。これに対抗するのは時計上位のデザートサンドラと決め手上位のマリンランプ。レパーズタウン、ストーミングスカイも差は感じないが、馬体の維持がカギになりそうだ。

 

 

(文:競馬東海 寺澤 正勝)

 

競馬東海

 

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