【開催見解】第8回船橋競馬(10/23~27 重賞:平和賞)
平成29年度第8回船橋開催は10月23日(月)から27日(金)の5日間開催。
初日のメインは「秋の山スプリント」1200メートル
近走の鬱憤を見事に晴らしたロマンコスモが注目馬。今回は約半数が前走で完封した相手で、条件も前走と同じ1200メートル。
道中モマれければ、今回も勝ち負けになる。穴で注目は叩き2戦目で距離短縮歓迎のケイエスソード。
2日目のメインは「カムイユカラスプリント」1000メートル
前走のアフター5スター賞は発馬で躓く不利がありながらも、好メンバー相手にしぶとく追い込んで3着確保のアピアが最有力。
対抗格は千二に矛先を向けて2連勝中のシークロム。ともに勝ち時計は13秒台と
優秀なもので、勝ちっぷりも文句なし。オープン戦で距離も1000メートルになるが、
スムーズに先行さえできれば直線止まるシーンはイメージしにくい。
3日目のメインは「第63回 平和賞(SIII)」1600メートル
船橋勢の代表格はドンビー。デビューから4戦3勝2着1回。ここ2戦同舞台を経験して好走していることは大きな強みで、脚質的にも展開に左右される心配はない。軸としての信頼度は高そうだ。
鎌倉記念でも2頭が入着してレベルの高さをアピールした道営勢ではリンノストーンに注目したい。前走は牝馬限定でも素質馬ぞろいの重賞で6着までだが、一度千六を経験できたのは好材料と言えるし、ナイター競馬も経験できた。メンバー的には前走よりも楽になっているし、勝ち負けしても不思議はない。
4日目のメインは「三里塚特別」1700メートル
最も充実しているのはスティレットになるだろう。近4戦3勝で、特に後続を4馬身チギッた前走は圧巻の走り。再度千七をいうのも好材料をいえるし、V2は十分。
ハードクラップは前走スティレットに完敗もA2下での好走実績はこちらに分があり、展開しだいで逆転は可能なはず。
ヤンキーソヴリンはここ3戦すべてフミノインパルス(転入後10戦9勝)と同レースで勝ち星こそないが、今の充実ぶりは本物。超強敵不在の今回は決めたいところだ。
5日目のメインは「11月11日船橋競馬 ふれあい広場開催記念」1600メートル
前走は相手強化にくわえ、流れ不向きで4着凡退もB1同士なら楽に見直せるクインザヒーロー。4走ぶりのマイル戦への対応がカギだが、先行力が身に付いた今の充実ぶりなら心配なさそう。
穴で狙いたいのは得意の左回りに戻るドライヴシャフト。
文 日刊競馬 津田英憲