【開催見解】金沢競馬 県営第15回[通算第17回]前半(11/5・7)

2017年11月4日

 2017年度・第17回の金沢競馬は、11月5日(日)、7日(火)、12日(日)、14日(火)の4日間。12日(日)には全国交流にリニューアルした北國王冠、14日(火)には2歳重賞・兼六園ジュニアカップが行われるが、その展望は次週に。ここでは前半週の展望を。

 

 5日(日)のメイン9Rは「中学校古典教室特別」(A2-2・1500m)

   1番 トウケイファイター 吉田晃浩

   2番 ヤマノミラクル 鈴木太一

   3番 ドゥスール ▲塚本弘隆

   4番 ディターミネイト 松戸政也

   5番 イェーガーオレンジ 藤田弘治

   6番 トミケンアールト 栗原大河

   7番 トゥルースカイ 平瀬城久

   8番 ラストノート 堀場裕充

   9番 ビュウイモン 田知弘久

  10番 クレバーフォース 中島龍也

  11番 アウズ 沖静男

  12番 ナゲッツ 葛山晃平

 

 同距離の前開催の2着以下8頭vsその他4頭。この顔ぶれだと先行激化にはならない!?

 中心は転入後2着→1着→2着のイェーガーオレンジ。前走は逃げた実力馬に及ばなかったが、持久力を問われない方が好都合に思え、今回の方がどう見ても戦いやすい。順調に推移しており、ここは2勝目を決めたいところ。

 例年通り秋を向けて復調の2着→2着ラストノートにも注目。最も折り合って末脚爆発は今回の1500m。展開に左右される脚質ではあるが、10歳でも元気一杯。このメンバーなら実力で見劣ることもない。

 前走不発のアウズも大きく負けたわけではなく、後方からの競馬を強いられながら3着とは0秒3差。馬場や流れが今回の方がいいはず。気難しいなりに好感触は維持している。

 ヤマノミラクルは3走前の同条件でイェーガーオレンジに勝っている。不安定さはあるが、当時のようにソコソコの位置でロスなく流れに乗れれば、好走していいデキも維持。

 穴は逃げが叶った時のクレバーフォース、ビュウイモン。どちらかがハナを切ると思われるが、共にマイペースに持ち込めれば上位争い可能な力とデキにある。

 

 7日(火)のメイン(10R予定)は「香林坊ツリーファンタジー特別」(A2-1・1700m)

 コスモマイギフト、ヒカルカミヒコーキ、エムティアポロン、ウエスタンソレイユ、スマイリーキュート、ゴールドハリアー(回避の可能性あり)、エムティサラ(回避の可能性あり)、ヤマカツトップガン、カフジスター、シンプリースパーブ、ヤマチョウルンバ、ルールゴール、が出走予定。

 休養明けの前走快勝ヒカルカミヒコーキは、元々1500m以下ならOP重賞好走の実力馬。叩き2走目でも緩めず攻めており、更なる上積みを見込む。1700mはギリギリ守備範囲という感じでプラスにはならないものの、逃げる自分の競馬ができれば問題ない。

 その展開の鍵を握るのはヤマカツトップガン。初のA1だった前走は、これまでの連勝を伸ばしてきた逃げが叶わず3着に敗れただけに、ここは行き切りたいか。当地では初の1700mだが、むしろ距離が延びた方がいい馬体・走法。いつものローテで、展開一つ。

 本格化ムードのウエスタンソレイユも引き続き流れに乗りやすくて2戦2勝の1700mなら面白い。自分のペースを守ってゴチャつかない展開になれば、相手強化でも。

 ルールゴールドもうまく流れに乗れれば、もっと走れていい実力とデキ。相手関係が楽になるコスモマイギフトの差し込みにも警戒を。

 

 

(文:競馬カナザワ 大井 明洋)

 

金沢 カナザワ

 

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