【開催見解】第19回園田競馬前半(12/5~7 重賞:園田金盃)

 先週木曜日、田中範師が通算1852勝を挙げ兵庫県調教師勝利記録を塗り替えた。公式セレモニー後は厩舎スタッフが勢揃いし、盛大に師の偉業を称えた。その輪の中にいたのは今週水曜日に開業初戦を迎える御子息である一巧師、開業祝とばかりに父の厩舎からはまだまだ勝てる連勝馬が2頭、前途洋々なレールは敷かれているだけに数十年後には親父を抜く記録達成もあったりして。新生厩舎の飛躍に期待しよう。サテ今週の園田競馬は通常通りの火、水、木曜(5~7日)の3日間開催で期間中のメインは木曜日に行われる園田金盃(1870メートル)上位拮抗戦だが、ひとまず人気になりそうなのは前走、姫山菊花賞を制したエイシンニシパ、2着サウスウインド。直前の併走追いではサウスの 方が断然の動きだったが、果たして本番はどうなるか。マイタイザンもそれなりに人気を集めそう。2走前のようにスタートで下手を打たなければスイスイ逃げ切ってしまうだけの力、デキはあるだけにこの点だけがポイント。インディウム、トーコーヴィーナスは共に休み明けで500キロ以上の大型馬、仕上がり状況がカギだが、追い切り内容からインディはほとんど万全の状態で臨めそう。ミッレミリア、マイタイザンは道中、内回りで脚をタメれば直線シッカリ伸びるし、勝ちきれなくなったとは言えエーシンクリアーも底力秘めるだけに…。

 

 6日はA2級の1400メートル戦がメイン、中心は飯田厩舎移籍後、いまだ着外1度だけの超堅実馬エイシンシャルル、前走も完勝だったし、あれなら57キロになっても問題はなさ そう。ユウキエナージーはブリンカー効果でシッカリ結果が出るようになった。前走1700メートル戦で2着した自信も大きい。前走のエイシンキサナドゥはスタート後に挟まれ進路が狭くなった。デキ自体はいいだけにここは反撃必至。ブレイヴコール、アダチヤマも引き続き好調、前々でうまく流れに乗れば流れ込み十分。

 

 5日はB1級の1230メートルがメイン。何となく波乱含みだが、ひとまず中心はタマモスズラン、逃げ一辺倒からも脱却、しかも鞍上には川原Jを迎えた。マルカメテオも叩きつつ良化ムード、一層馬場慣れも見込めるだけに一気に浮上シーンがあっても。クインズハリジャンはこの距離未勝利でも合わないことはない。順調に気合も乗ってきただけにソロソロ怖い1頭。ロイヤルパワーもまだ見限れな いし、下原Jを配したトウシンムサシも内でうまく立ち回りそうで。

 

(文:競馬キンキ 北防 敦)

 

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