【開催見解】第4回大井競馬(5/21~25 重賞:大井記念)

2018年5月20日

 今回の大井競馬トゥインクルレースは5月21日(月)から25日(金)まで5日間。3日目の23日(水)に第63回大井記念(S1)が行われます。

 

 初日のメインレースはエメラルド賞がB3四組選抜、距離1200メートルで行われます。

地元勢が多数を占める組み合わせになりましたが、注目は通算7戦6勝2着1回のスリーフォールド。スタートに不安を抱えますが、その破壊力は魅力十分。連勝をどこまで延ばすか楽しみな1頭です。

前開催この条件で2着はブラウンカイ。1枠を生かした逃げでも前半の入りは34秒8の猛ラップ。仮に差しに回っても競馬はできるので崩れはありません。

現級の安定勢力プロダンサー、素質馬マルリーコナン等が名を連ねます。

 

 2日目のメインレースはさつき賞がA2、B1一組選抜、距離1600メートルで行われます。

ここは遠征馬が主体の顔触れですが、コース実績がある浦和のベルゼブブに船橋の実力派センティグレード、アルテ、川崎のファイトユアソングはしらさぎ賞2着からの参戦で注目が集まります。

地元勢では3月の隅田川オープンで2着があるフジノドラマ、決め手鋭いザンブローネ、パーソナルマキがエントリー。力の拮抗した組み合わせで混戦模様です。

 

 3日目のメインレースは伝統の一戦、第63回大井記念が距離2000メートルで行われます。

今回と同舞台の前哨戦を制したリッカルド。移籍後は報知グランプリカップ、フジノウェーブ記念を勝ってV3を達成。前走が意外に辛勝だったので距離はポイントになりますが、今回も好勝負は必至。

これに待ったをかけるなら昨年の二冠馬ヒガシウィルウィンでしょう。他馬とは一線を画す王道の交流重賞路線。さすがにJRA勢の壁は高いですが、今回は久々に南関東同士。本来のパフォーマンスを見せてくれれば逆転の期待が膨らみます。

重賞の常連ディアドムス、ウマノジョー、転入緒戦を勝ったモンドアルジェンテが上位を形成してハイレベルの争いになりました。

 

 4日目のメインレースはスポーツ報知賞が3歳以上のオープン、距離1400メートルで行われます。

ここは少頭数の顔触れとなり、各馬にチャンスがやってきました。昨年の同時季に今回と全く同じ条件を勝ったアンサンブルライフ。スピードは健在でこのレベルなら久々に勝ち上がるチャンス。

同じ浦和のテムジンも大井コースに実績を残しており、変わり身がありそうです。

地元勢では手堅い走りに定評のあるブリージーストーム、ミヤジマッキーの常連にデビュー当初は韋駄天として活躍したラクテがスタンバイ。好カードになりました。

 

 5日目のメインレースはJAいちかわ賞がB1三組、B2二組選抜、距離1200メートルで行われます。

ここは既にこのクラスを勝っているロードメビウスに注目。近走はスタートで後手を踏み人気で取りこぼしていますが、まともに出れば力量上位の存在です。

差し脚堅実なロイヤルオブアクアにスピードを秘めるサマーダイアリー、ネスターの地元勢に対して遠征馬では五百万からの転入馬で川崎のロッジポールパイン、前回準オープン混合で頑張った浦和のトーセンミッション、転入緒戦を勝った船橋のハクサンベルなど個性派の実力馬が揃って興味深い一戦になりました。

(出走予定馬は5月19日現在)

 

ケイシュウNEWS 田島 啓行

 

 

ケイシュウ

 

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